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古畑 升 院長

MINORU FURUHATA

いびき、睡眠時無呼吸症候群などの診断と治療も可能な『睡眠歯科』。

日本歯科大学卒業後、昼夜で別々の歯科医院に勤務し臨床の経験を積む。休日も研修会に参加し、遠くはスウェーデンのイエテボリ大病院に研修に行ったことも。その後、赤坂駅近くに開業。

古畑 升 院長

古畑 升 院長

古畑歯科医院

港区/赤坂/赤坂駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

困っている人を助けるため、何でもできるドクターになりたい。

古畑 升 院長

小さい頃から「医師になりたい」とは思っていましたが、まだ子どもですから、診療科を何にするかといった具体的なイメージまでは定まっていませんでした。数ある診療科のなかで、歯科の道を目指すことを決めたのは中学生のときです。子どもの頃の私は虚弱児だったのに加えて歯も悪く、よく歯科医院のお世話になっていたのですが、やはり痛い思いをすることも多くて……。それならば歯科医師になり、自分と同じように困っている人たちを助けたい、と思うようになったのがきっかけです。
日本歯科大学に入学したあとも、「将来は何でもできるドクターになりたい」と思っていたので、大学卒業後はすぐに臨床の道へ。より多くの経験を積みたくて、当時は昼と夜とで別々の歯科医院に勤務していました。休日は多くの研修会に出かけ勉強しました。開業した後も医院を休診して、スウェーデンのイエテボリ大病院に研修に行ったりもしました。
そうした「二束のわらじ」の生活を2年ほど続けたのち、1980年に、地下鉄千代田線 赤坂駅から徒歩5分ほどのところにあるこの場所に歯科・小児歯科・歯科口腔外科の古畑歯科医院を開業しました。
赤坂を選んだのは、劇団四季が大きく関係しています。実はご縁あって、劇団四季の浅利慶太先生とは昔から親しくさせていただいており、歯科医師として独立・開業する際にもいろいろと相談に乗っていただきました。その頃、劇団四季の稽古場は参宮橋にあり、団員の方たちは稽古場から日生劇場まで千代田線を利用していました。そうしたこともあって浅利先生から「赤坂であれば団員たちも通いやすく、バックアップしてあげられる」というお言葉をいただきまして、この場所で開業するに至りました。
現在は日本睡眠学会に在籍し、睡眠医療認定歯科医師、日本睡眠歯科学会指導医・認定医として日本歯科大学付属病院内科で臨床教授として指導を行いながら、睡眠時無呼吸診療センター、更には大学と大学院での授業も行っています。

睡眠時無呼吸症候群からアンチエイジングまで幅広く対応。

古畑 升 院長

今から20年ほど前のことになりますが、久しぶりにお会いした大学時代の先輩から「一緒にやらないか?」と誘われたのを機に、睡眠時無呼吸症候群に興味を持つようになり、それ以来、「睡眠歯科」という名前で当院でもその検査・治療に積極的に取り組んでいます。現在、全国の病院から患者さんが紹介され来院します。
睡眠時無呼吸症候群というのは簡単に説明すると、寝ている間に1時間に5回以上10秒以上呼吸が止まってしまう病気のことですが、稀な病ではありません。その弊害は単に睡眠時だけにとどまりません。たとえば、自分のいびきの音でよく眠れずに、結果として起きているときのパフォーマンスまで下がってしまうというのも弊害のひとつ。日中に感じる強い眠気、疲労感、倦怠感、集中力の低下などの症状が挙げられます。また、高血圧、心臓疾患、脳梗塞などの合併症を引き起こす危険性も高く、最近では糖尿病との関係も明らかになっています。歯科というと「生命には直結しない科」というイメージが一般的かもしれませんが、今ご説明したとおり、とくに睡眠時無呼吸症候群に関しては、決してその限りではありません。ですので皆様にも、軽く考えるのではなく、少しでも気になることがあれば早めに検査・治療をされることをお願いしたいですね。また最近はヒアルロン酸注入療法による、ほうれい線やシワなどの、アンチエイジングや美容歯科にも取り組んでいますのでお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群が治療可能な「睡眠歯科」とは。

古畑 升 院長

睡眠時無呼吸症候群の治療法でメインとなるのは、「シーパップ」と「マウスピース」の2つです。シーパップというのは、鼻に装着したマスクを通じて空気を送り込み、その圧力で、狭くなった気道を押し広げてあげる治療法のこと。重症の方の場合、選択肢のひとつとなるのがこのシーパップです。
そして、もうひとつの選択肢がマウスピースです。睡眠時無呼吸症候群の治療で使用するマウスピースは、下顎を前方へ移動させ気道を広く保ちます。日本では、上の歯と下の歯が固定になっている古いタイプのマウスピースが使われることが多いのですが、先進国では、上下がセパレートになっているものが主流になっています。もちろん当院では、患者様のご希望に応じて、どちらのタイプのマウスピースにも対応させていただいています。
睡眠歯科に関する研究は日々進んでいて、最新の治療法なども積極的に取り入れています。たとえばボトックスを使った治療などもそのひとつ。最近は歯ぎしりや食いしばりといった顎関係のトラブルを抱えた患者様が少なくありませんが、ボトックスによって噛む力をコントロールするこの治療法は、顎関節症の改善にも効果があるとされています。

まず、患者様に対する優しさと思いやりを大切に。

当たり前のことかもしれませんが、医療に携わる者として、患者様に対する優しさと思いやりを大切にしています。歯の治療が好きという方はまずおられません。歯科医院には、痛みや不安を抱えて来られるわけですから、まずは患者様の気持ちに寄り添って、お話をしっかりと聞いて差し上げる。そのうえで、今度はこちらから必要な情報を提供したり、治療内容についてご説明したりさせていただきます。あくまでも最終的な判断を下すのは患者様ご自身。決して押し付けにならないよう、その点も心がけています。
もうひとつは、他の病院・診療科との連携を重要視しています。というのも、睡眠時無呼吸症候群の治療というのは歯科単独でできるものではありません。内科や耳鼻科等との連携も必要ですし、そのためには私自身が呼吸器や循環器などに関する知識を持っておく必要もあります。そうした国際的な視野の広さと、他分野の知識をも積極的に学ぶ向学心については、これからもずっと持ち続けていたいと思っています。

これから受診される患者さんへ。

2002年に日本睡眠学会が睡眠医療に関する認定医制度を設けたのですが、私はその第一期生にあたります。当時、医師はそれなりの人数がいましたが、歯科医師で認定医の資格を取得したのは6名しかおらず、都内では私だけ。そうしたこともあって、これまでにたびたびメディアからも取材を受けてきました。やや手前味噌にはなりますが、睡眠時無呼吸症候群に関することなら何でもお答えできると自負していますので、もし疑問に思うことや不安に思うようなことがありましたら、どのようなことでも遠慮なくご相談いただければと思います。
また、睡眠時無呼吸症候群に関するお話ばかりをさせていただきましたが、もちろん当院では一般的な歯科診療も行っていますので(笑)、虫歯や歯周病等でお悩みの患者様のお越しも心よりお待ちしております。

※上記記事は2015.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

古畑 升 院長 MEMO

  • 出身地:長野県
  • 趣味・特技:フライフィッシング
  • 好きな本:『ジャン・クリストフ』(ロマン・ロラン)
  • 好きな映画:『ベン・ハー』『十戒』
  • 好きな言葉:平静なる心
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:カナダの森

グラフで見る『古畑 升 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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