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高垣 江津子 院長

ETSUKO TAKAGAKI

背景などを踏まえた上で、トータルで診る
押しつけではなく、負担にならない治療を

大学卒業後は直ぐに勤務医になりました。勤務医になって二年目で院長職に就き、12年間の院長経験を積む。その後も他院で院長職を経験した後、2009年、8月3日に歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・訪問歯科診療を行う「ekoデンタルクリニック」を開業させて頂きました。

高垣 江津子 院長

高垣 江津子 院長

医療法人 江翔会 ekoデンタルクリニック

江東区/大島/住吉駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●矯正歯科
  • ●訪問歯科診療

母の死をきっかけに、医療の道に進みたいと思ったのが最初

高垣 江津子 院長

私は高校三年、18歳の時に闘病生活をしていた母を亡くしました。母の死をきっかけに、医療現場を見てきた私にも何か出来ることがあるのではないかと考え、医療の道に進みたいと思ったのが最初ですね。
小さい頃からずっとピアノをやっていたので、家族も自分も音楽系の進学をするものと思っていましたから、医療の道というのは180度の進路変更でした。ですが、ずっと母の姿をみていましたし、母の死を無駄にしないためにも、この道に進みたいと強く思ったんです。18歳での決意でしたから、当然直ぐに進学できるわけもなく、一年のブランクを経ての入学でしたが、願えば叶うと強く信じて勉強に打ち込みました。
合格発表の後には、医学部と歯学部、両方の合格通知書を持って、父に「どちらに行ったらいい?」と相談しました。正直、私は医学部に気持ちが傾いていたんですが(笑)、医療への進学を決めた際に「まずは合格を」、と思っていましたし、それまでにわがままもさせてもらいましたし、経済的な面でも苦労をかけた父に決めてもらおうと考えていたからです。経済的な面での負担は進学後もあることでしたからね。父も色々考えたようですが、女性であるし、医学部よりも歯学部でということで、歯学部に進みました。父に選んでもらった歯学部でしたが、本当に良かったと思っています。父は私の性格なども見抜いていたんでしょうかね(笑)。

大学をご卒業された後、開業するまでについて

高垣 江津子 院長

大学卒業後は直ぐに勤務医になりました。勤務医になって二年目で院長職に就き、色々な勉強をさせて頂きました。その医院では12年間の院長経験を積み、その後も他院で院長職を経験した後、こちら江東区の都営新宿線・東京メトロ半蔵門線 「住吉駅」A4出口より徒歩5分、都営新宿線 「西大島駅」A1出口より徒歩5分の当地に歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・訪問歯科診療を行う「ekoデンタルクリニック」を開業させて頂きました。2009年、8月3日、ちょうど私の誕生日です(笑)。

お話を汲み取り、配慮し、負担にならない治療、押しつけではない医療を

高垣 江津子 院長

人が好きなので、患者さんと話しているのが楽しいですね。診療中以外でもよくお話しています。歯のことやお口のことを話すよりも、他のことを話している方が多いかな(笑)。
私の気持ちとして持っていることなんですが、私は患者さんのお口の中を診ることが仕事だとは思っていないんです。むしろ、患者さんの口腔内を通して、患者さんの健康を管理することや、治療に通うにあたっての家族背景などを踏まえた上で、トータルで診ることが大切だと思っているんですね。
例えば、病気のご主人がいらっしゃるとしましょう。患者さん(奥様)はお世話で大変なのに、「歯の治療に毎週通って下さい」なんて言えないじゃないですか。ようは、歯の治療をすることで、患者さんの負担になってしまうようなことはしたくないんですね。ともすれば、口腔内の悩み、歯の悩みというのは、二の次になりやすい場所だと思います。だからこそ、患者さんの生活を無視して、「ここに来ることを優先してくれ」なんて言えません。ですが、「必要な時に必要な部分だけは治療しましょう、でも、時間がある時は集中して治していきましょう」とお伝えするようにしています。治療は大切ですが、医療は押しつけではありませんからね。
患者さんとたくさんお話をすることで、その患者さんの背景を知ることが出来ます。汲み取っていい範囲でご家族のお話を汲み取り、配慮ができれば、患者さんにとって負担にならない治療、押しつけではない医療が出来ると思うんです。

送迎サービスは迎えに行くことで医療保険料で済み負担軽減になる

訪問で、元気ではあるけれど、自分の足で医院に通えない患者さん達に出会ったことがきっかけです。確かに寝たきりの方もいらっしゃいますが、車椅子で家の中を自由に動いていたり、杖をついて歩ける方がいらっしゃったんですね。では、どうしてこの方々は通院できないんだろうと考えたら、介助して下さる方がいないとか、独居であるとか、一人で医院まで行くには怖いとか、連れて行ってあげることができる方がいないからなんですね。
それなら、家族の方の了解を得た上で、決まった時間に迎えに行って、送ってあげることが出来るのならば、通いたいと思って下さる患者さんの治療ができるんじゃない?と思いました。

そしてもう一つの理由が、介護保険料の問題ですね。訪問診療になると介護保険料を使うことになるので、費用的に患者さんの負担が多くなってしまうんです。迎えに行くことで医療保険料で済み、患者さんの負担軽減になるのならと考え、始めました。

これから受診される患者さんへ

咬むことが出来れば食が進み、体力も上がりますし、咀嚼することによって唾液の分泌が増えるので、脳への刺激が与えられます。自分の口で食べることは、認知症の予防・防止にも効果があるんですね。歯がないから柔らかいもので良いよ、ではないんです。口腔内のマッサージであるとか、粘膜を触ってあげるとか、そのようなことで唾液の分泌を促す方法もあるんですよ。口腔内は軽視されがちな箇所ですが、食べること・咬むことは健康維持においての基本だということを忘れないで頂きたいですね。
今後はこのような、食べること・咬むことから始まる健康についてのお話を、もっと知って頂けるように努力していきたいと思っています。ケアマネージャーさんに勉強会の声かけなどをさせて頂いているので、少しでも多くの方に参加して頂いて、介護の現場などでも役立てて頂けたら嬉しいと思います。

お口の中のことなら、どんな些細なことでも大丈夫です。咬むことの不自由さを感じている方がいるのであれば、遠慮なくご相談下さい。また、健康ではない方、お一人で通うことが出来ない方でも、安心して当クリニックの送迎サービスをご利用いただければと思います。
地域の方々が当クリニックのサービスを利用してくださり、咬む機能を改善することが出来るのであれば、協力を惜しみません。是非一度、当クリニックにご来院ください。

※上記記事は2010.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

高垣 江津子 院長 MEMO

  • 出身地:群馬県
  • 趣味:旅行(国内外)
  • 好きな本・愛読書:医学系の話をモチーフにした小説
  • 好きな映画:ココ・シャネル
  • 好きな言葉・座右の銘:望めば叶う、夢は叶う
  • 好きな音楽:クラシック音楽、オペラ
  • 好きな場所:飛行場

グラフで見る『高垣 江津子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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