三好 敬三 院長
KEIZO MIYOSHI
「For the Patient」。家族にしてあげたい治療を全ての患者さんにお届けする
昭和大学歯学部卒業。1999年に『インプラントセンター21』を開院し、2004年に『三好デンタルクリニック』を開院(東急田園都市線「二子玉川駅」より徒歩5分)。
三好 敬三 院長
三好デンタルクリニック
世田谷区/玉川/二子玉川駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●矯正歯科
- ●歯科口腔外科
百聞は一見にしかず。ルーツを求めてきたことが、今の私の財産に
子供の頃は野球選手になることを夢見ていました。その夢をさまざまな理由であきらめなければならなくなった時、浮かんだのが歯科医師だったのです。当時、歯科医師は若くして結構な収入を得られる職業という評判でした。いささか動機が不純ですけども(苦笑)、当時の私はそれなりに真剣だったのです。ですから、その当初、この職業をこんなに長く続けるとは思っていませんでした。
それが変わったのは、川崎で最初に開業した頃だったかもしれません。勉強会に参加を続けるうちに、きちんとやれば結果の出る、良い仕事だという風に変わっていきました。中で私が幸運だったのは、インプラントとの出会いでした。
歯科医師になって以来変わらない信条として、「パイオニアに学ぶ」ということがあります。その信条にしたがい、これまで、スウェーデンやスイスに何度も足を運び、インプラントを開発した当人の元で治療法を学んできました。
巷でいわれてることは、実際にはずいぶんと違うことがあるものです。たとえば、一見ルーズに出来ているようにみえても、そのルーズには意味があります。建物でもそうですよね。耐震性を確保するには、ある程度ルーズな部分を残さなければいけない。お口の中もそうで、ルーズであることで土台に掛かる負担を軽減する意図があるのです。人の話というものは、伝聞を繰り返すうちにまったく違うものになってしまうことがあります。だからこそ、パイオニアの思想に触れることが大事なのです。
患者さんに自信を持って正しいことをしたい。ただただその一心で、これまで歩んできました。そのルーツを探る旅は、これからも終わらないと思っています。
インプラント専門の施設だからこそ可能なクォリティー
1999年に『インプラントセンター21』を開設し、その5年後に当クリニックを開設いたしました。こちらでは主に虫歯や歯周病の予防に重点を置いた予防歯科に取り組み、『インプラントセンター21』では、インプラントの患者さんの治療をメインにおこなっています。
センターは、専門施設として最高水準の滅菌システムを導入し、また、今後の人材育成に向けた研修施設を備えています。専門の施設がなければインプラント治療が出来ないというわけではありません。ですが、一般に歯科医院では、歯の削りカスなどもあり、外科手術をするのに適した環境とは言えないでしょう。私が足を運んできた海外の施設においても、インプラントの治療は相応の設備が整った環境でおこなうのが当たり前になっていました。特に歯ぐきを切開して骨を移植するような場合は、クリーンルームであることが望ましいと考えています。せっかく治療をしても、感染の可能性があるところでやっていては、元も子もありませんからね。
痛みや腫れを最小限にとどめ、後々の結果を重視した治療を
当クリニックでは、長い歴史を誇り、世界シェアがとれている会社のインプラントのみ扱っています。インプラントは、長期に渡り患者さんのお口の中にあるものですから、そのパーツが電化製品のように10年で製造中止というようなことがあっては困るのです。ですから、40年以上ずっと継続されてきて、なおかつ、エビデンスがしっかりとあるものしか扱わないということなんですね。
手術を含めた治療に関しては、出来る限り痛みや腫れがないよう、侵襲(しんしゅう)の少ない治療を目指しています。それを可能にする設備の代表例として歯科用CTがあります。歯ぐきを切開すれば下にある骨は見えますけども、その骨の中を見ることは出来ません。厚みがどれだけあり、その先に何があるのか。CTがあれば前もって状態を確認し、なおかつ、撮影された画像をコンピューターで解析したガイドシステムを使うことが出来ます。どこから埋入し、どこで止めるかといったことをあらかじめ設計することで、高い精度の治療が実現出来るのです。一昔前のインプラント治療では、歯ぐきはすべて切開していました。それに比べ、切開部分を最小限にとどめることで、低侵襲の治療が可能になるというわけです。
それから、インプラントを長く保たせるには、咬み合わせが重要です。そもそもインプラントを必要とされる方は、何らかの原因があって歯が抜けた状態ですから、咬み合わせがもともとずれているわけです。その咬み合わせを治さないことには、インプラントを入れたとしても長く保ちません。これは一般の歯科治療においても同じことで、咬み合わせを含めた包括的な治療が必要になってきます。
「For the Patient」の理念の元に
クリニックの理念として、「家族にしてあげられる治療をすべての方に」ということを掲げています。自分がされたくないことを患者さんにするわけにはいきませんし、また、歯科医師がやりたいがための治療をおこなうわけにはまいりません。その方にとって必要な治療を適切におこなっていくことが、我々の矜持ということになります。
もちろん、患者さんそれぞれ希望を持たれていますが、それが適切かどうかを判断するのは、我々専門家の仕事です。リスクが高い場合、あるいは、いずれ壊れてしまうのが目に見えているものを、患者さんが望まれたからといっておこなうわけにはいかないのです。本当に患者さんのためになる治療。その一点はぶれずに、これからも誠実に治療をしていきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
その場しのぎではなく、長い目で見た治療を皆さんに提供していきたいと思っています。そのためには、患者さんへのしっかりとした情報提供も大切になります。いくら私たちがよいと思っていても、患者さんにその必要性を納得してただかなければ治療を進められません。たとえば、“歯石を取る”にしても、なぜ歯石を取るのか、正確なところは理解されてない方も少なくないかと思われます。必要性を理解し、ご自身の身体のことをおわかりいただければ、おのずと、するべきこともおわかりいただけるものと思っています。お互いが納得した上で、ウィンウィンの治療をこれからも手掛けていきたいですね。
※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
三好 敬三 院長 MEMO
- 出身地:愛媛県
- 趣味:ゴルフ
- 好きな映画:ハリウッド映画
- 座右の銘・好きな言葉:明るく笑顔でやさしく
- 好きな場所:ヨーロッパ
グラフで見る『三好 敬三 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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