東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の原因

心不全は何らかの原因で心臓が機能障害を起こし、心臓のポンプ機能が弱まり、十分な量の血液を全身に送り出せなくなった状態。このうち、血液のうっ血(滞留)によって心不全が起こってしまったものをうっ血性心不全と言う。 うっ血性心不全は様々な原因で発症するが、心臓に血液を送る血管(冠動脈)が動脈硬化によって障害を受け、冠動脈が急激に閉塞して起こる急性心筋梗塞などの虚血性心疾患(虚血性とは、血液が不足した状態)や、心筋症、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症、ウイルスの感染によって炎症が起こる心筋炎、不整脈や先天性心疾患などがある。

うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の症状

初期には夜間多尿が見られ、体重の増加や下肢のむくみ(浮腫)が現れる。重症化すると胸痛や就寝時の呼吸困難(夜間発作性呼吸困難)、倦怠感や激しく咳き込んだりすることがある。また、横になっていると呼吸が苦しい状態が、上半身を起こすと楽になる起座呼吸(きざこきゅう)という症状が見られることがある。

うっ血性心不全(ウッケツセイシンフゼン)の治療

心不全の原因疾患に対しての治療が行われる。急性心筋梗塞の場合、カテーテル治療やバイパス手術が検討され、心臓弁膜症であれば弁置換術や弁形成術などの手術が検討される。うっ血性心不全そのものの症状の改善には薬物療法等が用いられるが、塩分の摂取制限を原則とした食事習慣の改善が不可欠となる。また、過度の運動は症状を悪化させるリスクはあるものの、運動不足や肥満もリスクとなるため、状態に合わせた運動を適宜行っていくことが大切である。
受診科目
循環器内科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
うっ血性心不全の対処(治療)方法

1件中1~1件を表示

肝硬変などのリスクが高まる。定期的な健診や採血でチェックを

アルコール性肝疾患とは飲酒が原因で肝臓に損傷が起きる病気ですが、仮に同じ量のお酒を飲んだとしても、肝臓にくるダメージは人によって全然違いますし、通常はほとんど症状がありません。脂肪性肝疾患は食生活などによる肥満が原因で、アルコール性疾患と同様に肝臓が悪くなります。これらの疾患は女性にも決して少なくなく、高齢化社会の今、80歳くらいになっていきなり肝硬変などの病気として顕在してくるケースもあります。特に女性は、男性に比べるとお酒への耐性が低い傾向にあり、40代でも肝硬変を発症する例もあります。しかし脂肪性肝疾患はアルコールの摂取が少なくても肝硬変のリスクは高まりますので、お酒を飲まないからといって安心できるものでもありません。治療としては、アルコール性肝疾患はお酒の量を控える、脂肪性肝疾患であればダイエットをして脂肪肝を減らすことが何より大切です。最近はお薬もありますので、定期的なチェック、自己管理、薬の服用が主になります。アルコール性肝疾患、脂肪性肝疾患いずれも症状はなく、大抵は健康診断で発覚しますので、どなたも健康診断は必ず受診してほしいです。女性は閉経してから肝障害が進みやすい傾向がありますので、定期的な健診や採血でチェックすることが望ましいです。

榎奥 健一郎 院長
御徒町おひさま内科
榎奥 健一郎 院長
台東区/台東/新御徒町駅
●内科 ●消化器内科 ●訪問診療
1 PAGE 1/1 1