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心不全(シンフゼン)の原因

心不全とは、「心臓の働きが充分でない状態」を表す言葉であり、病名ではない。原因や経過によってさまざまな状態があり、部位別に左心室の働きが低下する左心不全、同様に右心室の働きが低下する右心不全、起こり方によって急性心不全と慢性心不全とがある。心筋梗塞や高血圧が主な原因であり、不整脈や各種の心臓弁膜症、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの全身性の病気によって引き起こされることもある。

心不全(シンフゼン)の症状

運動時に動悸や息切れがあり、だるさ、むくみ、疲労感をともなう。進行すると就寝後まもなく呼吸困難がおこることもある。

心不全(シンフゼン)の治療

酸素吸入をおこない、利尿薬や強心薬、血管拡張薬を用いる。対症療法と合わせ、原因となる病気の治療も必要。
受診科目
循環器内科
心臓血管外科

この病気について6人の医師の見解があります。

医師から聞いた
心不全の対処(治療)方法

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日々の体調チェックが重大な病気を防げる

日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。



①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。

朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。

夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。

②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。

注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。



誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。

堀澤 伸 院長
ファミリークリニック草加
堀澤 伸 院長
草加市/高砂/草加駅
●訪問診療

本態性・二次性の確実な診断で

高血圧は慢性的に血圧が高い状態で、血管に負担がかかることから動脈硬化を引き起こす恐れがあります。一般的に降圧薬を服用される方の高血圧は、「本態性高血圧」といって、遺伝的要素や生活習慣の影響が考えられているものの、原因が特定できない高血圧です。高血圧の中には、本態性高血圧の他に、ホルモンバランスの異常や血管の病気などが原因となる「二次性高血圧」というタイプも存在します。まずは高血圧に原因があるかどうか、きちんと診断をすることが肝要で、原因があればそれに対する治療をすることが優先となります。ただ血圧を下げる薬を服用すればいいというものではありません。また、本態性高血圧であってもすぐに薬を開始すればよいというものではなく、塩分を控えた食生活や禁煙、定期的な運動など、生活習慣の是正を複合的に取り組んでいただき、その上でお薬による治療を検討していきます。ご高齢の方は飲む薬の種類を減らしてあげたほうがよい場合もありますし、患者さんの合併する病気によって使うべき薬も変わってくるため、お一人お一人に合わせた治療を考えていくことが重要です。医療用アプリを活用し、生活習慣を改善することで、薬を減らせる例もあります。当院ではこうした新しい方法も取り入れながら、高血圧治療に力を入れています。

阿部 裕之 院長
阿部いきいきクリニック東中野
阿部 裕之 院長
中野区/東中野/東中野駅
●内科 ●循環器内科 ●外科

患者さんの便利を追求することで、重大な結果になることを防いでいく

日本には4,300万人の患者さんがいると言われ、およそ2人に1人が高血圧の患者さんと見ることもできます。一方、血圧が高すぎると症状が出ることもありますが、ほとんどの方は症状がないため、自分ごとになりにくい疾患と言えるでしょう。高血圧は進行すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを上昇させます。最終的な病名とはなりませんが、原因となった疾患という意味で、死因の中で最たるものと言われています。
高血圧の原因は多岐に渡ります。生活習慣が主な原因であれば、それを改善することで治癒は期待できます。しかし、年齢であったり、遺伝的な体質も関係すると見られていますので、完全な治癒は難しいというのが実際のところです。しかし、完全な治癒は難しいものの、出来るだけ良い状態をキープすることは十分に可能です。お薬に抵抗のある方もおられますし、医療側も妥協する姿勢も見られますが、しっかりと治療すれば治療目標に近づけることは十分に可能な疾患なのです。昨今、オンライン診療が普及し始め、また治療アプリ等の開発も進んでいます。高血圧の治療は、患者さんの便利が進むことで、次のステージに向かうのではないかと期待しています。

石田 和也 院長
八丁堀3丁目クリニック
石田 和也 院長
中央区/八丁堀/宝町駅
●内科 ●小児科 ●健診・検診
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