自律神経失調症(ジリツシンケイシッチョウショウ)の原因
人間関係の悩みや仕事への不満、家庭内での葛藤や不規則な生活、環境の変化など、心理的・社会的ストレスが原因となる。一般に自律神経失調症は、精神的にも自律神経にも異常がない場合、ストレスなど心理的な問題が体の不調となって現れるケースと、自律神経そのもののアンバランスが原因で症状を引き起こしているものとに区別される。自律神経失調症(ジリツシンケイシッチョウショウ)の症状
不定愁訴(全身のあちこちに様々な自覚症状が出たり消えたりする状態)が特徴で、症状の現われ方や程度には個人差がある。主なものとして、だるさや体のふらつき、ほてり、動悸・息切れ、耳鳴り、頭痛、めまい、便秘、多汗、手足の冷感・熱感がある。自律神経失調症(ジリツシンケイシッチョウショウ)の治療
症状に応じ、自律神経調整剤や抗不安薬、抗うつ薬などの薬物療法のほか、温熱療法や寒冷療法、温泉療法などの理学療法を取り入れて症状をやわらげていく。日常生活を規則正しくし、リラックスして不要なストレスを避けることも大切。- 受診科目
- 内科
- 婦人科
- 心療内科
- 脳神経内科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
自律神経失調症の対処(治療)方法
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「定まらない愁(うれい)」をまず認めること
不定愁訴とは、「定まらない愁いの訴え」のこと。
定まらんのだから、困るのは患者さんばかりではなく、医師の方も困る。
現代医療は検査をして、病名が定まらないと困るのである。
その結果、両者が困ってしまう。 とりわけ立場的に弱者である患者さんはたくさん困る。
私は、患者さんの「困る」を沢山聞いて、その原因をあれこれ模索し、試行錯誤して今日まで来ました。いうなれば「困った」患者さんがたくさん来てくれて、たくさんの「困った」に耳を傾けてきたおかげで今日がある。
私の師匠は、患者さんといってもいいかもしれない。
本来、医療は患者さんと医師との共同作業なのです。
でも、現在でもわからないことだらけですけどね。