更年期障害(コウネンキショウガイ)の原因
女性の更年期とは、個人差はあるものの、月経が終わる閉経(平均50歳)をはさむ45~55歳くらいで、妊娠可能な成熟期から妊娠が可能でなくなる老年期へと移り変わる時期を指す。更年期障害は卵巣機能の低下による卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減少・消失するために起こるもので、このほかに社会的要因、心理的要因などが複雑に絡み合って起こる。更年期障害(コウネンキショウガイ)の症状
疲労感、めまい、ほてり、冷え、不眠、頭痛、腰痛、肩こり、集中力の低下、漠然とした不安など。閉経前後にホルモンの分泌が減少、または消失することで様々な症状が現われる。更年期障害(コウネンキショウガイ)の治療
更年期障害は誰にでも起こるものの、日常生活に差し障りが生じ、治療が必要となる人は2~3割とみられる。卵巣の働きが衰え、その影響によって自律神経の機能が乱れている場合には、ホルモン補充療法をおこなう。漢方薬はホルモン剤を使用出来ない人でも服用がが可能な点で有用な療法。心因性の神経症の場合には、カウンセリングなどの心理療法を受け、こころのケアをすることが大切。- 受診科目
- 婦人科
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医師から聞いた
更年期障害の対処(治療)方法
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不安症には大きく3つのタイプがある
不安症とは、不安感が強くなって交感神経が過度な緊張状態になり、さまざまな身体症状が現れる病気です。特定の状況に置かれたときに症状が出る「パニック障害」、人前で注目を浴びたときに症状が出る「社交不安障害」、漠然とした不安に起因した「全般性不安障害」の大きく3つのタイプがあり、これらはそれぞれ合併することも珍しくありません。不安感が強くなると動悸、息苦しさ、冷や汗、手の震え、吐き気、めまいなどの身体症状が現れます。
不安症は根治が期待できる病気ですが、「病気と上手に付き合っていく」こともまた大事になります。抗不安薬や抗うつ薬の使用が検討されることもありますが、まずは患者さん自身が「症状が出るメカニズム」を十分に理解することが大事です。
不安症に伴う身体症状は脳が「不安だ」と感じたときに現れますから、「何とかなるだろう」といった根拠のない自信をもつことによって、症状が治まることもあります。不安症の症状を頻繁に繰り返していると、自ら不安をつくり出してしまい(予期不安)、症状が悪化する恐れがあります。これらの「認知のくせ」を修正する心理療法として認知行動療法があり、当院では公認心理師による認知行動療法を積極的に診療に導入しています。心身の不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。