鼻中隔彎曲症(ビチュウカクワンキョクショウ)の原因
鼻中隔の軟骨の発育が、頭蓋を構成する骨の成長よりも早いために歪みが生じる。また、鼻中隔の軟骨の発育速度がそれぞれ違うことも原因となる。鼻中隔彎曲症(ビチュウカクワンキョクショウ)の症状
鼻の内部の鼻中隔が歪んで鼻の通りが悪くなる。鼻づまりや鼻水、頭痛などをともなう。鼻中隔彎曲症(ビチュウカクワンキョクショウ)の治療
鼻中隔の一部を切除する鼻中隔矯正術がおこなわれる。点鼻薬で鼻づまりを解消する治療もおこなわれるが、長く続けると鼻炎を悪化させることがあり、注意が必要。- 受診科目
- 耳鼻咽喉科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
鼻中隔彎曲症の対処(治療)方法
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慢性的な鼻詰まりの原因に??
鼻の中央にある仕切りを「鼻中隔(びちゅうかく)」と呼びます。これが左右どちらかに弯曲していると、鼻の空間のバランスが崩れ、鼻詰まりを感じやすくなります。鼻中隔が真っすぐな場合は、左右均等に空気が通りますが、弯曲があると呼吸がしにくくなることがあります。
この症状を改善するためには、弯曲した骨を除去する手術を行います。軟骨も一部取り除く場合もありますが、手術方法は患者さんの状態に応じて医師の判断で決定されます。最近では内視鏡を使用した手術が一般的です。
手術は鼻の内側から行うため、外側に傷が残ることはありません。鼻の手術の中では比較的基本的なものに分類されます。長年鼻詰まりに悩んでいる方がCT検査を受けると、手前側や奥側の鼻中隔が曲がっていることが確認されることがあります。
鼻中隔の弯曲は、骨と軟骨の接合部が尖ったり曲がったりすることで発生します。そのため、点鼻薬や飲み薬では根本的な改善が難しいのが特徴です。原因は明確には分かっていませんが、成長の過程で骨が発達する際に生じることがあるとされています。鼻中隔弯曲証があると必ず鼻詰まりを感じるかというとそうでもなく、個人差のある症状ともいえるでしょう。
慢性的な鼻詰まりに悩んでいる方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。