心房粗動(シンボウソドウ)の原因
主に、右心房で不適切な電気回路が形成されることにより起こる。要因として、加齢や心筋梗塞、甲状腺機能亢進症などがあげられている。心房粗動(シンボウソドウ)の症状
規則正しいながらも通常よりも早いペースで心房が収縮している状態。動悸を感じることがあり、心拍出量が低下すると脳梗塞や心不全を引き起こす恐れもある。心房粗動(シンボウソドウ)の治療
薬剤によるリズムコントロール、あるいは心房粗動の要因となっている不適切な電気回路を焼灼するカテーテルアブレーション治療がおこなわれる。脳梗塞等の予防のため、血液をさらさらにする抗凝固薬の服用も勧められる。- 受診科目
- 循環器内科
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医師から聞いた
心房粗動の対処(治療)方法
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高齢者に多くみられる心房粗動は、カテーテルアブレーションによる治療が可能
心房粗動は非常に速い電気刺激によって心房が急激に収縮し、それに伴って心室の収縮が通常より速くなってしまう状態です。高齢者や心臓の病気をもっている方に多くみられる病気で、高血圧や冠動脈疾患などが発症リスクを高めることが分かっています。
患者さんの症状としては動悸や息切れ、胸痛などが現れることが一般的です。治療としてはカテーテルアブレーション(経皮的心筋焼灼術)によって、異常に発生した電気回路を消滅させる方法が取られます。
心房粗動はアブレーション治療によって根治が望める病気であり、80歳を過ぎたご高齢の方にも適応できることが多いです。心房粗動は治せる病気ですから、何らかの症状がみられる場合は積極的に受診なさることをおすすめします。