冠攣縮性狭心症(カンレンシュクセイキョウシンショウ)の原因
心臓に血液を送る血管(冠動脈)がけいれんを起こし、一時的に冠動脈の内腔が狭くなったり、閉塞することによって発症する。喫煙や飲酒、脂質異常症、ストレスなどが発症に関与しているとされる。冠攣縮性狭心症は日本人に多いことから、遺伝的な要因も関与しているのではないかと推測されている。冠攣縮性狭心症(カンレンシュクセイキョウシンショウ)の症状
数秒から数分程度の胸痛、圧迫感が見られる。また冷や汗や失神などの症状が見られることもある。冠攣縮性狭心症は、明け方や夜間の就寝中や安静時に生じることが多いのが特徴である。連日、発作が起こることもあれば、何ヶ月も間隔が空くこともある。冠攣縮性狭心症(カンレンシュクセイキョウシンショウ)の治療
発作を予防するため、血管拡張剤やカルシウム拮抗薬、硝酸薬などの内服治療が中心となる。また動脈硬化の進行を抑制するため、禁煙や血圧の管理、糖尿病や脂質異常症などの疾患の是正を図ることも重要。冠攣縮性狭心症は突然死のリスクのある疾患であるため、適切な治療を受けることが大切である。- 受診科目
- 循環器内科
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冠攣縮性狭心症の対処(治療)方法
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機序が異なる冠攣縮性狭心症は専門医の診察が求められる
息苦しさやむくみなど、症状は一般的な狭心症と共通しますが、発症にいたる過程、機序が異なるもので、文字通り、冠動脈の痙攣(けいれん)によって起こるものです。冠動脈が痙攣する原因は定かにはなっていません。
治療としては、薬物治療によって痙攣を抑え、発症を予防することが中心となります。発症の頻度が非常に少ない場合、症状が出た時だけお薬を服用するケースもありますが、基本的にはお薬を飲み続けることになります。一般的な狭心症とはその機序が異なりますので、循環器の専門医に相談することをお勧めいたします。