肝炎(カンエン)の原因
急性ウイルス性肝炎、慢性ウイルス性肝炎の項目を参照。肝炎(カンエン)の症状
発熱、倦怠感、食欲不振などかぜに似た症状がおこり、数日中に黄疸が現われる。場合によっては無症状のまま進行することもある。肝炎(カンエン)の治療
急性ウイルス性肝炎、慢性ウイルス性肝炎の項目を参照。- 受診科目
- 消化器内科
- 内科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
肝炎の対処(治療)方法
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かつての国民病も治せる病気に。新たな薬の登場で高齢者への治療も可能
以前は日本人の「国民病」とされていたC型肝炎は、輸血によって体内に入ったC型肝炎ウイルスが原因で発症する病気です。C型肝炎は進行すると肝硬変や肝がんにつながり、一時期は「治らない病」だと認識されていました。今から25年ほど前からはインターフェロンによる治療が始まりましたが、治療効果が期待できるのは全体の3割程度、難治性の場合は1割にも満たないといわれていました。
C型肝炎には近年新たな治療法が確立されており、ウイルスそのものを除去するはたらきのある飲み薬がスタンダードになっています。これにより9割以上の患者さんが改善するとされ、ご高齢の方に対しても積極的に治療ができるようになりました。この治療は内服薬を8週間にわたって服用していただくだけですから、HCV抗体が「陽性」という方がいらしたら、ぜひ医療機関へご相談いただきたいと思います。