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ギラン・バレー症候群(ギラン・バレーショウコウグン)の原因

自己免疫疾患が原因であり、からだの免疫機構が誤って神経を攻撃してしまうために、一時的に神経が麻痺しておこるもの。ギラン・バレーとは、病気を報告したフランスの神経病学者、ギランとバレーの2人の名から名付けれた。

ギラン・バレー症候群(ギラン・バレーショウコウグン)の症状

手足のしびれ、まひなどの症状がみられる。進行すると首や顔の筋肉にもまひが出ることがあり、症状は3週間でピークに達する。

ギラン・バレー症候群(ギラン・バレーショウコウグン)の治療

血液中の抗体をのぞくために、γ-グロブリンの投与、血漿交換をおこなう。筋力低下などの後遺症が残る場合があるが、運動訓練により、麻痺した部位の機能回復や関節の拘縮の予防に努める。
受診科目
脳神経内科

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医師から聞いた
ギラン・バレー症候群の対処(治療)方法

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手足のしびれを感じたら、早めに医療機関を受診してほしい

ギランバレー症候群は、本来は外敵から自分の体を守る自己免疫システムの異常によって、脳からの電気信号を筋肉に伝える運動神経(末梢神経)に障害を及ぼす病気です。はじめは手足にしびれが生じ、徐々に全身へと麻痺が広がっていくことが一般的です。

原因の一つとされているのが、カンピロバクターなどの細菌に感染して食中毒を起こすことです。体内に侵入した細菌を排除しようとして作られる「抗体」が誤って末梢神経に作用してしまい、ギランバレー症候群を引き起こすのだと考えられています。

ギランバレー症候群の治療には、血液中の成分(血漿)を正常なものに置き換える「血漿交換療法」のほかに、誤ったはたらきをする免疫を血液中から取り除く「免疫吸着療法」などがあります。また、正常な抗体と同様のはたらきをする「免疫グロブリン」を大量に投与(点滴)することにより、免疫反応を抑えて症状を軽減させる治療法が選択されることもあります。ギランバレー症候群には明確な予防法がないため、少しでも体の異変を感じたら早期に医療機関を受診することをおすすめします。

平田 郁雄 院長
すわのもりクリニック
平田 郁雄 院長
新宿区/高田馬場/高田馬場駅
●内科 ●呼吸器内科 ●脳神経内科 ●アレルギー科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
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