パーキンソン病(パーキンソンビョウ)の原因
中脳黒質が変性し、神経伝達物質であるドーパミンの産出が減少し、動作や運動に支障をきたすもの。中脳黒質の変性がなぜおこるのかはわかっていない。日本全国で14万~15万人の患者がいるといわれ、徐々に増加傾向にある。パーキンソン病(パーキンソンビョウ)の症状
手足の細かなふるえ、動作緩慢などがみられる。小刻みな歩行や無表情などの症状をともなう。パーキンソン病(パーキンソンビョウ)の治療
対症療法としてドーパミンの不足を補うドーパミン製剤などの薬物療法やリハビリテーションがあるが、根治的な治療法はいまだ確立されていない。- 受診科目
- 脳神経内科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
パーキンソン病の対処(治療)方法
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発見が遅れがちなパーキンソン病。症状に気付いたらすぐに治療を
パーキンソン病は難病指定されている疾患であり、脳のある部分のドーパミンが欠乏していることが原因で様々な症状を引き起こします。症状としては、筋固縮、動作緩慢、振戦(ふるえ)、姿勢保持障害という4大症状が特徴的です。パーキンソン病は、顕在化している方が多い疾患であり、診断されていない方もたくさんいます。発見が遅れてしまい、高齢になってからパーキンソン病だと診断を受ける人が多いと言われています。これは、診断の難しさにあります。患者さんが診察室を少し歩いただけでは、パーキンソン病かどうか分かりにくいでしょう。本人も症状を自覚していない、気にしていないという状態では、医師も発見できないことが多いです。
ただし、パーキンソン病は飲み薬がとても効くため、できるだけ早く発見して治療を行うことが大切です。ご自分で、「手が振るえる」「身体が動かしにくい」「転びやすい」といった症状にお気づきの場合は、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。