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急性大動脈解離(キュウセイダイドウミャクカイリ)の原因

解離が起こる要因として、高血圧や喫煙などがリスクとしてあげられている。遺伝性の病気が関与しているとの報告もある。

急性大動脈解離(キュウセイダイドウミャクカイリ)の症状

大動脈は外膜、中膜、内膜の3層に分かれており、大動脈解離はこのうちの中膜が何らかの原因によって裂けていく(解離)疾患。突然、胸や背中に激痛が生じる、などの症状が見られる。血液循環に問題が生じ、突然死の要因になることも。

急性大動脈解離(キュウセイダイドウミャクカイリ)の治療

大動脈解離はA型とB型に分かれる。もっとも心臓に近い上行大移動脈が解離しているA型は緊急性が高く、人工の血管に置き換える緊急な手術が必要となる。上行大動脈が解離していないB型の場合には、内科的療法で回復するケースもある。
受診科目
循環器内科
心臓血管外科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
急性大動脈解離の対処(治療)方法

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『急性大動脈解離』は季節性の病気、9月から春前まで急増

『急性大動脈解離』はある日、突然劇的な症状で激烈な痛みと共に発症する病気で、死にそうな状態で救急車に搬送されます。手術自体も動脈が裂けてしまっているので、本当に出血が止められるかどうか医師の技術と経験全てを求められるような疾患です。尚且つチームとして機能していないとなかなか救えない病気です。原因は動脈硬化によるもので高齢になればなるほど高まり、生活習慣からくる病気でもあります。最終的には手術をしますが、急性大動脈解離には手術をしない別のタイプもあり、そこの診断というのも慣れていないと難しいものです。急性大動脈解離は季節性の病気でもあって、特に今の時期(9月)から春ちょっと手前までとても多く、毎週のように手術していることも珍しくありません。ただ一般の医師の先生がお目にかからないような病気でもあるため、CT画像を見ても緊急で手術が必要なのかどうか慣れていないと判断が難しいものです。ですから、もし何か違和感があったら大きな病院や専門医に診てもらうことが大切です。予防法は生活習慣病をしっかりとコントロールすること。寒暖の差で血圧が急に上昇すると急性大動脈解離を発症させるため、おうちの中でも寒暖の差が起こりやすいところ(トイレ、脱衣所、お風呂など)に注意しましょう。またお通じも便秘でいきんで出さずに済むようにします。リスクのある方は急に裸になって熱いお湯に入るのではなく、あらかじめ脱衣所を温めておく、シャワーを出して室内の温度を上げておくなど対策が必要です。夜中のトイレも危険なので、布団の側に何か羽織るものを準備しましょう。

吉武 勇 院長
ゆずな内科在宅クリニック
吉武 勇 院長
草加市/高砂/草加駅
●内科 ●循環器内科 ●皮膚科 ●外科 ●精神科 ●訪問診療
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