膵臓がん[膵がん](スイゾウガン)の原因
喫煙や慢性膵炎、糖尿病などと関係があるとみられているが、明らかにはなっていない。自覚症状が現れるのが遅い上に、ほかの臓器への転移がおこりやすく、また再発もおこりやすいため、消化器がんの中でもっとも治療の難しい癌とされる。膵臓がん[膵がん](スイゾウガン)の症状
上腹部痛、背中痛、黄疸、嘔吐、体重減少などがみられる。症状は徐々に現われる。膵臓がん[膵がん](スイゾウガン)の治療
切除手術が中心となり、抗がん剤、もしくは抗がん剤と放射線療法の併用という形で治療がおこなわれる。- 受診科目
- 消化器内科
- 外科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
膵臓がん[膵がん]の対処(治療)方法
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適切な診断によって早期発見できれば「膵臓がん」も怖くない
膵臓がんは世界的に増加傾向にあり、近々日本のがん死亡数でも胃癌を抜いて第3位になる見込みです。「みつかったらほぼ治らない病気」「怖い病気」として認識している方も多いでしょう。実際に膵臓がんは全てのがんの中でも生存率がもっとも悪く、膵臓がんが見つかると同時に余命宣告されることも少なくありません。理由としては膵臓がんが早期発見しにくいこと、医学が進歩した現在においても治療成績の大きな向上がみられないことなどが挙げられます。
しかし、膵臓がんは早期に発見できれば決して治せない病気ではありません。初期には目立った症状が現れません。また、頻度の多いがんでもないので、全国民が毎年膵臓のくわしい検査をすべきとも言われておりません。
まずは全国民が必ず1年に1度腹部超音波検査(腹部エコー)を受けることです。そのうえで、リスク因子のある方はMRI(MRCP)、超音波内視鏡検査(膵臓カメラ)も受けていただきたいです。家族や親類に膵臓がん患者さんがいる、膵のう胞が指摘された、糖尿病が悪化した、糖尿病になった……など心当たりのある方はぜひご検討ください。