糖尿病(トウニョウビョウ)の原因
糖尿病とは、慢性的に高血糖(血糖値=血中に含まれるブドウ糖が高い状態)が続く病態を言う。糖尿病は大きく2つのタイプに分類される。食生活などの環境因子と体質(遺伝)の組み合わせによって起こるものを2型糖尿病と呼び、10人中9人はこのタイプである。これに対し、免疫の働きの異常によって血糖値を降下させる作用のあるインスリンを産生する膵臓の細胞が破壊されることによって起こるものが1型糖尿病である。1型糖尿病の発症のメカニズムは現在も解明されていない。糖尿病(トウニョウビョウ)の症状
口渇(こうかつ)や多飲、多尿、体重減少、倦怠感などがあるが、自覚症状に乏しいことがほとんど。高血糖状態が続くと血管を傷つけることが明らかになっており、その結果として糖尿病網膜症、腎不全、末梢神経障害などの合併症を引き起こすことが知られている。糖尿病(トウニョウビョウ)の治療
2型糖尿病の場合、食生活や運動習慣を改善することが第一となる。生活の改善を行ってもその効果が十分でない場合、飲み薬や注射薬(GLP-1受容体作動薬)による薬物療法が並行して行われる。2型糖尿病で薬物療法による効果が十分ではない場合や、膵臓がインスリンをほとんど産生できない1型糖尿病、あるいは妊娠糖尿病の場合、インスリンを補うインスリン治療が行われる。- 受診科目
- 糖尿病内科
この病気について4人の医師の見解があります。
医師から聞いた
糖尿病の対処(治療)方法
4件中1~4件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
健診結果を放置せず、早めの受診を心がけてほしい
慢性腎臓病(CKD)は何らかの原因で腎臓の機能低下・障害が生じ、それらが3か月以上続いている状態を指します。初期にはこれといった症状が現れないものの、進行すると足のむくみ、食欲不振、体のだるさなどを自覚するようになります。
機能が低下したり障害が生じたりした腎臓は元通りに回復することが難しくなります。そのため治療では今の状態を維持することを目的に、原因となる糖尿病などの生活習慣病の治療も行うことが大切です。
慢性腎臓病は早期発見と早期の適切な対応が非常に大事です。会社や自治体の健康診断で指摘を受けた際は放置せず、腎臓内科にご相談いただくことをおすすめします。