アニサキス症(アニサキスショウ)の原因
アニサキスはサバ、イワシ、タラ、イカ、サンマなどの魚介類に生息する長さにして2㎝ほどの寄生虫。アニサキスの体液へのアレルギー反応として炎症が起こり、腹痛などの症状が起こるとされる。アニサキス症(アニサキスショウ)の症状
アニサキスという寄生虫のいる魚介類を食べてから数時間後に激しい腹痛などが起きるもの。嘔吐を伴うこともある。日本においては胃への感染症(胃アニサキス症)がほとんどとされるが、小腸(腸アニサキス症)や、稀に消化管の外に出て症状が起こるケースもある。アニサキス症(アニサキスショウ)の治療
胃アニサキス症の場合、内視鏡を用いてアニサキスを取り出すことになる。小腸アニサキス症で症状が重度の場合、手術が必要となることもある。アニサキスの幼虫は加熱調理や冷凍処置で死滅させることができるため、しっかりと処理をされたものを食すことが大切。- 受診科目
- 消化器内科
この病気について3人の医師の見解があります。
医師から聞いた
アニサキス症の対処(治療)方法
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加熱と冷凍で感染を防ぐ「アニサキス」生食後の激しい腹痛時は消化器内科へ相談を
アニサキスは海産物に寄生する寄生虫で、生や加熱不足の海産物を食べることで人間に感染します。刺身や寿司などの生魚料理を通じて感染することが多く、摂取の数時間後から激しい心窩部痛や嘔吐などの症状が見られます。胃の粘膜を刺激する胃アニサキス症の場合は、内視鏡による異物除去術を行い、抗炎症薬などの内服で治療します。
予防は、海産物の生食を避け、十分に加熱するか一度しっかりと冷凍した物を食べること。食べる際に食物をよく観察することです。アニサキスはよく観察すれば、目視でも見ることができますので、生の海産物を食べる際は、注意してよく見ることで感染を防ぐことにつながります。