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肺結核(ハイケッカク)の原因

抗酸菌の1種である結核菌に感染することによって起こる肺炎。実際に感染するのは感染者全体の1割程度で、免疫の獲得が不十分な場合、あるいは糖尿病や腎障害など、ほかの病気にかかっていたり、老化などで免疫力が低下した場合に発病する。

肺結核(ハイケッカク)の症状

初期はほとんど無症状。咳、痰、胸痛、息切れ、微熱などかぜに似た症状が続き、血痰や体重減少、呼吸困難などが起こることもある。

肺結核(ハイケッカク)の治療

数種類の抗結核菌薬による薬物治療が中心となる。結核菌はどの薬に対しても耐性を持つという特徴があり、効果のある薬を3剤から4剤併用する多剤併用療法を6~9ヶ月間続ける。症状が一旦なくなっても、一定期間、薬を確実に服用し続けていくことが重要で、医療従事者が目のまで確実に薬を服用することを確認するDOTS(直接服薬確認療法)が結核治療においては大変有効とされる。
受診科目
内科
呼吸器内科