大動脈瘤(ダイドウミャクリュウ)の原因
動脈硬化などにより大動脈の中膜が弱くなり、血圧に押された血管がこぶのように異様に膨らんだ状態。いったん動脈瘤が形成されると徐々に膨らみ続け、やがて破裂し、大出血をおこす。動脈硬化以外の原因として、梅毒、炎症によるもの、先天的に血管壁の中膜が変性している場合、外傷によるものがある。大動脈瘤(ダイドウミャクリュウ)の症状
腰痛、呼吸困難、声枯れ、ものが飲み込みにくいなどの症状がみられる。激しい胸痛が生じた場合は危険。大動脈瘤(ダイドウミャクリュウ)の治療
動脈瘤を切除し、人工血管に置き換える手術をおこなう。こぶの大きさが5センチ以下の場合は、降圧薬を用いる内科的な治療をおこなう場合もある。- 受診科目
- 循環器内科
- 心臓血管外科