むち打ち損傷[頸椎ねんざ](ムチウチソンショウ)の原因
追突事故、転倒、スポーツ、暴力行為などにより、首がむちのようにしなり、それにつれて頭部が前後に連続的に振られるために起こる頸椎の関節の損傷。むち打ち損傷[頸椎ねんざ](ムチウチソンショウ)の症状
首のうしろ側に痛みがあり、頭痛や肩こり、手のしびれや耳の不具合、めまいなどがみられる。むち打ち損傷[頸椎ねんざ](ムチウチソンショウ)の治療
首の保護と安静を保つようにすることが肝要。2~3週間たっても痛みがとれない、痛み以外にしびれやまひがある場合は、検査を受けることが必要。- 受診科目
- 整形外科
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医師から聞いた
むち打ち損傷[頸椎ねんざ]の対処(治療)方法
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交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切
外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。
頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。
一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。