声帯萎縮症(セイタイイシュクショウ)の原因
加齢を主たる要因として、声帯を構成している筋肉や粘膜が痩せて縮んでしまうことで左右の声帯をうまく閉じることができず、すき間ができてしまう状態を言う。加齢以外に、声を出す機会の減少によって生じることもあり、音声障害や誤嚥につながる。声帯萎縮症(セイタイイシュクショウ)の症状
かすれ声(嗄声)や、声が出しにくかったり、発声が弱々しくなるなどの症状が見られる。また、誤嚥性肺炎のリスクが高まることも知られている。声帯萎縮症(セイタイイシュクショウ)の治療
声帯や声帯の動きを助ける筋力を鍛える音声リハビリテーションが行われる。保存的治療や症状が重度の場合、声帯への注入療法や外科的治療が行われることもある。- 受診科目
- 耳鼻咽喉科
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医師から聞いた
声帯萎縮症の対処(治療)方法
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かすれ声はリハビリや注射療法で解決可能
声帯が萎縮、痩せてしまうものを声帯萎縮症と言います。加齢によって身体各所の筋肉が衰えていくのと同様に、声帯の筋肉などが痩せてしまい、結果、声帯が完全に閉じず、空気が漏れ出てしまいます。それが、いわゆるかすれ声となってしまう原因です。治療としては、発声訓練による声のリハビリや声帯に注射で薬剤を注入する方法があり、発声効率や声帯のボリュームの改善により、かすれ声の解消が期待できます。
認知症の最大のリスクファクターは難聴と言われています。聞こえが悪くなるとうまくコミュニケーションを取れなくなりますので、それが認知症に影響をもたらすといった見方が出てきています。かすれ声も、周囲の人が聞き取りにくくなったり、話すこと自体が疲れることからコミュニケーションの減少につながることが懸念される点では難聴と同様で、治療のメリットは大きいと思われます。