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統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の原因

思春期から青年期にかけて発症することの多い病気。身体的な外傷や病気、あるいは心理的なものとの関係が認められず、原因ははっきりわかっていない。

統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の症状

幻覚や幻聴が生じたり、被害妄想や誇大妄想を抱くようになる。思考や感情に統一性がなくなり、協調のとれた行動ができにくくなる(異常行動)。

統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の治療

発症から快方に向かうまで、急性期、回復期、安定期の段階に分けられ、病気の段階によって治療のないようは異なる。急性期では抗精神病薬による薬物療法が中心となり、回復期では抗精神病薬を使用しつつ、集団精神療法、レクリエーション療法が用いられる。安定期には生活技能訓練も始まり、社会復帰を目指していく。最近では早期治療や薬の開発によって日常生活を送れるまでに回復する人も増えている。
受診科目
精神科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
統合失調症の対処(治療)方法

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家族や身内からの相談が早期発見に結びつくことも

統合失調症は10代から30歳頃に発症し、幻覚や妄想、思考の混乱が主な症状です。100人に1人が発症するとされ、主な訴えとしては「いじめられている」「誰もいないのに声がする」などの被害妄想や幻聴が多いです。とても自覚が難しい病気で、ご家族など身内からご相談があり治療に結び付くことが多いと言われています。10代でお若い方だと、急に元気がなくなったり、イライラしたり、性格が変わったように変化するなど、明らかな幻覚や妄想が見られないことがあります。うつ病、発達障害などとの鑑別は治療方針に関わる重要な項目ですので、慎重にエピソードを問診していく必要性があります。
統合失調症の原因は明らかではありませんが、脳内でのドーパミン過剰分泌が原因とされています。他の精神疾患と異なる点としては、抗精神病薬を使用し、薬物療法を適切かつ早期に使用することで予後が大きく変わるということが挙げられます。心の病気を扱う診療所はメンタルクリニックという名称を使用することが多く、標榜科は心療内科・精神科が多いと思いますが、統合失調症に関しては精神科が中心として治療することが多いため、お悩みでしたら一度精神科にご相談ください。

副島 正紀 院長
シモキタよあけ心療内科
副島 正紀 院長
世田谷区/北沢/下北沢駅
●精神科 ●心療内科
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