メニエール病(メニエールビョウ)の原因
内リンパ水腫(内耳を満たしている内リンパが過剰になる)が原因で起こることがわかっているものの、メニエール病においてなぜ内リンパが過剰になるかは解明されていない。過労や慢性の睡眠不足、精神的ストレスが発症の引き金になるとみられている。メニエール病(メニエールビョウ)の症状
突然、天井がぐるぐる回るような回転性の強いめまいを感じ、難聴や耳鳴り、吐き気などをともなう。メニエール病(メニエールビョウ)の治療
発作が起こったときは安静を保つことが大切で、抗めまい剤や、吐き気・不安感を抑える薬を服用する。発病後、数年経っても改善がみられない場合は、耳に内耳毒性を持つ薬を注入したり(鼓室内薬物注入)、手術が検討されることもある。- 受診科目
- 耳鼻咽喉科
- 内科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
メニエール病の対処(治療)方法
1件中1~1件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
耳が詰まる感じがしたり、聞こえが悪くなったと思ったら早めの受診を
メニエール病はめまい・耳鳴り・難聴を繰り返す病気です。特に30代以降の女性に多く発症する傾向があります。ストレスや睡眠の不足などが発症を促す面があり、最近は気候の変化が発症のきっかけになるとも言われています。当初はそんなに症状が強いわけではなく、耳が詰まったような感じがあるだけのことが多いのですが、繰り返すうちに難聴がひどくなっていく傾向があります。
メニエール病は難病であり、治りづらい病気です。治るというより、上手に付き合っていく必要がある病気と言えるでしょう。めまいが起こるようになると動けなくなってしまいますから、大きなめまいが起こらぬよう、難聴が進行しないようにするには初期の治療が重要です。症状が軽い段階ではお薬による治療が非常に効果を発揮しやすい面もありますので、耳の聞こえが悪くなったり、ちょっとした変化を感じたら早めに相談された方がいいでしょう。