顎関節症の原因・症状とは?
顎関節症(ガクカンセツショウ)の原因
歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせが悪い、上下の歯を接触させている癖などが要因といわれている。
顎関節症(ガクカンセツショウ)の症状
口を大きく開けにくくなり、顎関節やその周辺部に鈍痛を感じる。あごを動かす音が聞こえるように感じる。
顎関節症(ガクカンセツショウ)の治療
マウスピースを使ったスプリント療法や噛み合わせの調整が有効とされる。
【受診科目】
- 歯科口腔外科
- 耳鼻咽喉科
※4人の医師がこの病気について述べています
歯科医師に聞いた
顎関節症の原因・症状・治療方法
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顎が痛い・口が開きにくい……それは顎関節症かも?
顎関節症は、顎の関節やその周囲の筋肉に負担がかかることで起こる病気です。原因は1つではなく、さまざまな要因が複合的に重なり合って発症すると考えられています。その要因の1つが「噛み合わせ」です。たとえば、被せ物の高さが合っていないなどの理由で噛み合わせが乱れると、顎の関節に余分な負担がかかり、顎関節症につながることがあります。
治療は段階的に進めていくのが一般的です。まずはセルフケアや生活習慣の見直しなどの生活指導を中心とした初期治療を行い、必要に応じて開口訓練などの運動療法を取り入れます。さらに症状が続く場合には、マウスピース(スプリント)治療を行うこともあります。痛みが強い場合には薬による対症療法を併用し、症状や状態に応じて専門的な治療を検討していきます。
顎関節症の主な症状は、顎の痛み、口を開けにくい、口を開けたときにカクカクと音が鳴るなどが挙げられます。これらの症状が続く場合は、無理をせず歯科医院で相談することが大切です。
東陽町リオール歯科・矯正歯科
三浦 大貴 院長
- 江東区/東陽/東陽町駅
- 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
『顎関節症』を訴える患者さんが急増中?!
基本的に噛み合わせからきます。自覚症状があるなしにかかわらず、噛む力が強い方は『筋肉の使い過ぎ』で痛くなってきます。そうすると「顎が開かない」「冷たいものがしみる」「歯と歯が接触するだけで痛い」といった症状が出てきます。
顎関節症は『ストレス』が関係していて、特に新型コロナによる生活環境の変化からくるストレスで、歯をぐっと食いしばって、噛み合わせが強すぎている方が非常に増えています。プラスアルファで派生して「知覚過敏」になる方もいて、冷たいものがしみたり、歯が接触したりして痛いため、むし歯だと思ってしまう方も多いですね。
治療法は噛み合わせをしっかり診て、噛み合わせが均等にあたるようにします。それからマウスピースをつくり、噛みづらい位置に持っていきます。何も入っていない状態が最も噛みやすい(食いしばる)ので、1ミリ2ミリ3ミリ単位で変わるマウスピースを入れて噛みづらくします。そうすると力がかからないので、やはり、マウスピース(スプリント)は必須でしょう。あとは、筋肉のマッサージをしてほぐします。
「ずっと噛んでいる」というのは筋トレをし過ぎているのと同じこと。ストレスを感じているという状態ですので、そこが無くなれば、だいぶ痛みはとれるかと思います。予防法は基本的にはマウスピースを入れることですね。
川口歯科・矯正歯科
守尾 一起 院長
- 川口市/栄町/川口駅
- 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科
最近は比較的若い層に多く見られる傾向が
顎がカクカクする、顎が痛む、口が開きづらい、起床時に口が疲れている。顎関節症の主な症状にはこうしたものがあり、そのほか、肩こりや首の疲れにも少なからず影響があると見られます。その要因としては、デスクワークもしかりですが、スマートフォンの普及が大きな影響を占めていると考えられます。長時間同じ姿勢で細かいものを見続けることで、お顔周りの筋肉のこわばりが症状を誘引すると思われるのです。また、慢性的なストレスや、最近では硬いものを噛む機会が減少するにつれ、顎が小さくなっていく遺伝的な要素も大きいと考えられています。比較的若い層にこの疾患が多いのは、それも原因の1つでしょう。
治療としては、顎の関節がリラックスする位置に誘導するためのマウスピースの使用が第一の選択肢となります。これによって顎の緊張を解いた段階で、問題のある歯そのものの治療へアプローチしていくことになります。
世田谷ファミリー歯科
渡邉 寿邦 院長
- 世田谷区/若林/若林駅
- 歯科 ●歯科口腔外科
姿勢や咬み合わせの歪み、首や肩の緊張から起きる顎関節症が多い
顎関節症は、顎の雑音や痛みにより顎が開きづらくなるのに加え、歯ぎしり・食いしばりなどの様々な顎周りに生じる症状のことをいいます。これらの症状は、顎周りの筋肉や軟骨が緊張してロックされてしまう事でおこります。更に厄介なのが、顎関節症だと気づかれない場合が多いことです。その典型的な例が「歯が原因でない歯の痛み」です。「レントゲン検査で虫歯が見当たらず、痛みの原因の歯が特定できない」、「痛みが治ったり、痛む場所が変化する」などの症状がある場合、顎の不具合が歯の症状として出ている可能性が高いのです。また、顎の症状に加えて、頭痛や耳鳴り、めまい、舌の痛みなど原因不明の症状を伴う事が多く、不規則に様々な症状を示す事も特徴です。このように多岐にわたっている症状は、身体の姿勢のゆがみが、顎のずれ、つまり上下の歯の当たり方(咬み合わせ)のずれに影響することで、頭や首、顎周囲の筋肉の緊張が「コリ」として神経症状を出したり、関節が動きづらくさせたりしている事に関連しているのです。そのため、姿勢のゆがみを考慮せずに上下の歯を削っての調整やマウスピースの装着といった従来の治療法では症状の解消は難しいと言えます。
また、頭痛やめまい、耳鳴り、舌の痛みなどの原因不明の症状を抱えている場合、医科を受診している事も多いのですが、MRI・CT検査、血液検査、聴力検査などどれも正常を示すために、原因不明という診断が下されている、という点も重要なポイントです。鎮痛剤や抗うつ剤などの服用は症状を軽減するだけの対症療法ですから、症状原因の解消には繋がりません。上下の歯の咬み合わせがしっくりこない人だけでなく、医科での検査は正常なのに頭痛やめまいが起きやすい人などは顎関節症の可能性があります。
顎関節症を予防するには、姿勢をゆがませる要因をなくす事です。日頃の姿勢の癖・習慣が無意識のうちに姿勢だけでなく咬み合わせまで歪ませている事が多いので、注意が必要です。
大岡歯科医院 目黒診療所
大岡 洋 院長
- 品川区/上大崎/目黒駅
- 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科