クラミジア感染症の原因・症状とは?
クラミジア感染症(クラミジアカンセンショウ)の原因
性行為により、クラミジア・トラコマティスという微生物が感染するもの。非淋菌性尿道炎の1つ。60年代後半にアメリカのヒッピーの間で盛んだったフリーセックスの副産物として蔓延した歴史がある。
クラミジア感染症(クラミジアカンセンショウ)の症状
性行為感染症の1つ。男性は外尿道口にかゆみが生じ、排尿痛をともなうこともある。女性は薄いおりものがある程度。
クラミジア感染症(クラミジアカンセンショウ)の治療
テトラサイクリン系やマクロライド系、ニューキノロン系の抗菌薬を2週間服用する。
【受診科目】
- 婦人科
- 泌尿器科
- 産婦人科
※2人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
クラミジア感染症の原因・症状・治療方法
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コンドームの使用を徹底し、パートナーと一緒に治療に取り組むことが大切
クラミジアは性感染症の中でも発生頻度の高い病気です。性交渉によって感染するため女性・男性どちらも発症する恐れがありますが、特に女性の場合は卵管に炎症が起こり不妊症につながるリスクが高まります。
クラミジアに感染した場合、初期の段階で症状が出ることはまれで、それが爆発的ともいえる感染拡大の要因となっています。男性であれば性器周辺のかゆみや排尿時の違和感、女性ではおりものの変化などが受診のきっかけになるでしょう。治療では抗生剤を使用することが一般的ですが、耐性菌を持っている方では薬による治療効果が期待できない場合もあります。またクラミジアは一度症状が治まっても繰り返し感染してしまう特徴があるため、治療をする場合はパートナーと一緒に取り組む必要があります。
クラミジア感染症を予防するには、コンドームの装着がもっとも有効です。ピルは避妊には効果があっても感染症を予防することはできません。コンドームを正しく装着することが自分やパートナーを守ることにつながります。
ルナレディースクリニック新橋銀座口院
川原 正行 先生
- 港区/新橋/新橋駅
- 婦人科
陰部のかゆみ・排尿痛をもたらす「クラミジア」とは?
クラミジアはクラミジア・トラコマチスという細菌に感染することで起こる感染症のことです。男性・女性のどちらかが保菌者である場合、性行為によって相手に感染させてしまう可能性があります。
症状は男性と女性で異なり、男性であれば薄い色の膿がみられたり、かゆみが生じたりするほか、重症化すると精液に血が混じることもあります。一方の女性は、おりものの増加、おりもの色・においの変化、陰部のかゆみなどのほか、トイレが近くなったり、排尿時に痛みを伴ったりします。
治療では、抗生剤の内服薬が選択されることが一般的です。しかしクラミジアの治療経験がある方では「耐性菌」ができている可能性がありますから、安易に自己判断せず、必ず泌尿器科クリニックを受診するようお願いいたします。
クラミジアの予防にはコンドームの使用が有効です。もしも難しい場合は、発症を予防する内服薬がありますので、医師に相談いただくとよいでしょう。
モイストクリニック
王野 添鋭 医師
- 渋谷区/恵比寿西/恵比寿駅
- 性感染症内科 ●泌尿器科 ●婦人科