慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)の原因・症状とは?

慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)(マンセイゼンリツセンエン)の原因

慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)は、前立腺に慢性的な炎症が起こる状態だが、その原因は明確ではない。細菌感染が関与する例もある一方で、検査で細菌が確認されない非細菌性の場合も多い。細菌性では大腸菌やクラミジアなどの細菌が前立腺内に入り込み、炎症を引き起こすとされる。非細菌性では、尿が前立腺へ逆流することで炎症を生じるケースや、自律神経の過剰な働きによって痛みが持続するケースが挙げられる。また、ストレスによる骨盤底筋群の過緊張、長時間の座位姿勢、自己免疫反応、ホルモン環境の変化など、複数の要因が絡み合って発症に至ることもある。

慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)(マンセイゼンリツセンエン)の症状

下腹部や会陰部、精巣、尿道周囲などの痛み・不快感が代表的な症状。痛みが太ももや腰部に広がることもあり、「骨盤の肩こり」と表現されることもある(慢性骨盤痛症候群)。排尿に関しては、頻尿、残尿感、排尿時の痛みや灼熱感、射精時の痛みがみられることがある。デスクワーク後や性行為後、アルコールや辛いものの摂取で症状が悪化しやすい点も特徴で、慢性的な不快感によって生活の質が低下しやすい。症状が曖昧なため受診が遅れることも少なくないが、違和感が続く場合は早めの受診が推奨される。

慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)(マンセイゼンリツセンエン)の治療

細菌性の場合は、原因菌に合った抗菌薬による治療が行われる。発熱や全身状態の悪化があるときは入院して点滴治療を行うこともある。非細菌性や痛みが主体の場合には、前立腺肥大症治療薬の一種であるPDE5阻害薬や植物製剤が痛みの軽減に有効とされる。さらに、症状を悪化させる要因を避けるための生活指導も重要で、長時間の運転や座位姿勢、刺激物、多量の飲酒を控えることが勧められる。症状に応じて鎮痛薬や漢方薬を用いる場合もあり、複数の治療を組み合わせながら症状の軽減を目指していく。

【受診科目】

  • 泌尿器科

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慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)の原因・症状・治療方法

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骨盤周りの痛みや違和感には明確な原因が見つからないケースも

骨盤周りの痛みや違和感の原因は、前立腺や膀胱、睾丸など多岐の病気にわたりますが、細菌感染や結石、静脈瘤などの明確な疾患が見つからないケースが多くあります。泌尿器科ではこの一部を「慢性前立腺炎」や「慢性骨盤痛症候群」と呼び、発症のメカニズムについての確立されたエビデンスは限られていますが、経験上有効な薬物治療があることがわかっています。

この疾患は若年層から高齢者まで幅広く見られ、クリニックを開業してから、特に若年層では想像以上に多くの患者さんが悩まれていることに気づきました。治療の中心は植物製剤や漢方薬を用いることで、西洋医学の枠に収まりきらないアプローチが必要になります。実際にこうした薬で効果が得られるケースが多く、改めてこの治療の重要性を実感しています。

竹島 雄太 院長

柏東口よしだクリニック

竹島 雄太 院長

  • 柏市/中央/柏駅
  • 泌尿器科 ●内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●外科
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