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大和 行男 院長

YUKIO YAMATO

地域に愛される「現代の赤ひげ先生」を目指して――。児童精神科を中心に全ての患者さんを診る

東京大学教育学部卒業。新潟大学医学部卒業。精神科・児童精神科を専門に、複数の医療機関で経験を積む。2024年1月、池上駅近くに『池上おひさまクリニック』を開業。

大和 行男 院長

大和 行男 院長

池上おひさまクリニック

大田区/池上/池上駅

  • ●児童精神科
  • ●皮膚科
  • ●小児科
  • ●内科
  • ●精神科

子どもの心に寄り添うため、教師から医師に転身

大和 行男 院長

もともとは教師になることを目指していて、高校卒業後は東京大学の教育学部に進学しました。ところが教育実習中に男子生徒の一人が急に不登校になってしまい、このときの出来事が大きな転機になりました。自分としては仲良くなった彼のことをフォローしたい気持ちがあったものの、「義務教育ではないのだから、教師がする仕事ではない」と言われてしまいまして……。学校に来ている生徒を指導することはもちろん大事なことですが、たった一人でも学校に来られない生徒がいるならば、その子をサポートしてあげたいと考えて精神科医療を志すようになりました。
東大卒業後2年ほど働きながら準備を進めて新潟大学の医学部に入学し、初期研修では児童精神科では大変著名な先生からご指導いただくと同時に、精神科の救急対応も経験しました。その後は山形県にある病院で急性期治療や児童精神科専門外来を学び、東日本大震災で被災された方々の心のケアに携わったこともありました。その後、精神科専門医(日本精神神経学会)と精神保健指定医の資格を得て関東圏に戻り、依存症の治療を経験するほかに子どものこころ専門医(日本小児精神神経学会)の資格も取得しました。

予約不要・紹介状不要で全ての患者さんを診る

大和 行男 院長

池上駅からほど近い恵まれた立地に『池上おひさまクリニック』を開いたのは2024年1月でした。クリニックのある大田区は23区の中でも人口が多い反面、児童精神科を掲げる病院は大森にある東邦大学医療センターに限られています。さらに、児童精神科を受診するまでには「早くても半年待ち」といった状況があるため、大学病院の受け皿となり、大学病院と連携して治療にあたれるようにと考え、この場所での開業を決めました。
実は私は以前にもほかの場所にクリニックを開いたことがあり、そこで初めて児童精神科にオンライン診療を導入しました。どうやら私は、人がやっていないことにチャレンジしたい性分のようでして……(笑)。今回は新たな試みとして「予約不要」「紹介状不要」を掲げ、子どもたちの心に寄り添うような診療をしたいと思っています。「来院された患者さんは全て診る」という気持ちで診療しておりますので、何かお困りのときはいつでもご相談ください。

不登校予備軍・依存症・自傷行為にも幅広く対応

大和 行男 院長

児童精神科に対応している医療機関は限られるため、基本的に受診は予約制、最低でも半年は待たされることがほとんどです。学校に行きたがらない子どもの様子が気になって病院に予約を入れたとしても、ようやく受診にこぎつけた半年後には完全に不登校になっていた……というケースも少なくありません。これに対して当院は、予約なし・紹介状なし・当日の飛び込みOKのスタンスで診療していますので、不登校予備軍の段階から介入することが可能です。受験・進学・転居など、環境の変化を前に不安な気持ちを抱える子どもたちに対して、依存性のない睡眠薬や漢方薬を適切に使用し、生活・食事面も指導しながら問題解決へと導きます。
大きな病院は予約制で半年待ちなのに、なぜ当院は飛び込みOKなのか……? それは、これまでに培った知識と経験を踏まえた私の覚悟であり、何でも診られるという自信があるからです。他院では敬遠されがちな依存症や自傷行為などにもしっかり対応いたしますので、安心してご相談いただければと思います。

「現代の赤ひげ先生」として地域に愛されるクリニックを目指す

児童精神科の医師がどのようなことをするのか、よくご存じない方がいらっしゃるかもしれません。小児科の医師と私が大きく異なる点としては、子どもたちへの言葉遣いが挙げられるでしょうか。少し前までは中学・高校生が中心だった患者さんが小学生にまで低年齢化しても、子どもたちを一人の人間として捉えることには変わりがありません。「○○くん、どうしたの?」ではなく「○○さん、どうしましたか?」と語りかけるなど、相手を尊重する気持ちで接することが医師としての矜持です。
と、ここまで児童精神科の話ばかりをしてしまいましたが、私が目標とするのは「現代の赤ひげ先生」とでも言いますか。クリニックに足を運んでくださる患者さんを、誰でも診る、全て診たいと考え、日曜日にもクリニックを開いています。また、児童精神科を中心に皮膚科、小児科、内科、一般精神科など幅広く診療することによって、地域のみなさまに愛されるクリニックでありたいと思っています。風邪や腹痛といった日常的な病気や皮膚トラブルなど、気になる症状がみられましたら気軽に足を運んでいただければと思います。

これから受診される患者さんへ

『池上おひさまクリニック』は「池上駅」北口から徒歩1分のビル2階にあります。
最近はPCやスマホで簡単に情報が手に入り、不安をあおるような内容に心を痛めたり、ストレスをためたりする子どもが少なくありません。当院は親子そろって受診していただくのはもちろん、必要であればお子さんと一対一で向き合って心の声を拾い上げ、問題の解決に努めています。メンタルの不調のみならず、体の不調に対応することもできますので、何かお困りのときにはいつでもご相談ください。

※上記記事は2024年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

大和 行男 院長 MEMO

  • 出身地:群馬県
  • 趣味:カフェ巡り
  • 好きな本・愛読書:『ローマ人の物語』
  • 好きな映画:『グラディエーター』
  • 好きな音楽やアーティスト:YOASOBI
  • 好きな言葉:『猪突猛進』

大和 行男 院長から聞いた
『広場恐怖症』

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

グラフで見る『大和 行男 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION