干場 みなみ 院長
MINAMI HOSHIBA
女性の一生に寄り添い、
“通いたくなる婦人科”を目指して
日本大学医学部 卒業。日本赤十字社医療センター、国立国際医療センター病院、リプロダクションクリニック東京 に勤務。まきレディースクリニック、biotopeクリニック等を経て、2023年に『mimiレディースクリニック 三越前』を開院(東京メトロ日比谷線/都営地下鉄浅草線「人形町駅」より徒歩5分、JR「新日本橋駅」より徒歩5分、東京メトロ銀座線/東京メトロ半蔵門線「三越前駅」より徒歩6分)。

干場 みなみ 院長
mimiレディースクリニック 三越前
中央区/日本橋小舟町/三越前駅
- ●婦人科
- ●美容皮膚科
女性を支え、未来を明るくできる医師を目指して

高校生の頃から、人に喜んでもらえることをするのが好きでした。修学旅行の際に友人にマッサージをしてあげると喜んでもらえたのを覚えています。両親が歯科医師ということもあり、自然と「医療の道で人の役に立ちたい」と思うようになり、進路を迷うことなく医師を目指しました。
大学卒業後は、女性だからこその強みを発揮できる領域として産婦人科を選びました。若い女性を支え、未来を明るくできる存在になりたいという気持ちが、その選択を後押ししました。まずは東京都内で最もお産の件数が多い病院で経験を積みたいと考え、日赤医療センターで研修を受けました。3年間で数多くのお産に立ち会い、産科医としての基礎を徹底的に学びました。次に国立国際医療センターへ移り、婦人科疾患や手術など幅広い症例を経験しました。ここでは「妊娠できるかどうか」という観点を常に意識しながら婦人科疾患を診る大切さを学びました。その経験を通じて、不妊治療という特殊な分野にも強い関心を抱くようになりました。しかし大きな病院では深く学ぶ機会が限られていたため、都内のクリニックへと移り、不妊治療を専門的に学ぶ道を選びました。国内でも有数の患者数を誇る環境の中で多くの症例に携わり、実践を通して貴重な経験を積むことができました。その後は、婦人科診療と並行して美容医療にも取り組みました。婦人科の診療対象となる若い世代の方々に、美容の分野は非常に親和性が高いと考えたからです。将来開業したときに、より幅広く患者さんの満足度に応えられるようにと、美容皮膚科での技術や知識を習得しました。そして2023年12月、働く女性が集まる日本橋の地で『mimiレディースクリニック 三越前』を開院しました。オフィス街で仕事に励む女性が、昼休みや仕事帰りに立ち寄れる場所をつくりたいという思いから、この地を選んだのです。
女性の一生に寄り添うクリニックとして

クリニックのコンセプトは「女性の一生に寄り添う」ことです。女性はライフステージごとに心身の変化や悩みがあり、それぞれに適した医療が求められます。20代から40代の方々には生理痛やピルの相談、不妊についてのお悩み。50代以降には更年期の症状など、幅広い世代の女性が来院されています。
中には娘さんの受診をきっかけにお母さまも受診される、といったこともあり、一つの世代にとどまらず、次の世代へも健康をつなげていける場になっているのはうれしいことです。
若い方にとっては「今の悩みを解決する」だけでなく、「将来の妊娠を見据えた体づくり」も大切です。たとえば、生理痛で受診された方に低用量ピルを処方する際、将来的に子宮内膜症や卵巣嚢腫などの婦人科疾患を予防できるという点まで丁寧に説明するようにしています。単なる対症療法にとどまらず、その先の人生にプラスとなるような提案を心がけています。
プレコンセプションケアの重要性を広めていきたい

私が力を入れているのが「プレコンセプションケア(妊娠前からのケア)」です。プレコンセプションケアとは、妊娠を希望する前の段階から、自分の体を知り、健康を整えるケアを指します。国立国際医療センターに勤務していた頃、性の健康教育の不足によって重症の性感染症で入院する若い女性や、仕事に打ち込むうちに妊娠のタイミングを逃してしまった方を多く見ました。その経験から、日本の性教育や啓発の必要性を強く感じたのです。
クリニックの診療時ももちろんのこと、自分にできることとしてSNSでの情報発信を始めましたInstagramを通じて若い世代の方々に正しい知識を届け、妊娠しやすい体づくりへの意識を持ってもらうことを目指しています。具体的なケアとしては、低用量ピルを使ってホルモンバランスを整え、婦人科疾患のリスクを下げることや、生活習慣の見直しを提案することがあります。まずは「知ること」が一歩。正しい知識を持つことで、自分の体を前向きに管理できるようになると考えています。
心身ともに健やかで前向きに暮らしていただけるように
不妊治療については、タイミング法や人工授精までを当院で行い、必要に応じて体外受精を専門とする施設へ紹介しています。治療は時間との勝負でもあるため、ステップごとに期間を区切り、ロスなく進めていくことを大切にしています。不妊治療の専門クリニックで培った経験を活かし、エビデンスに基づいた説明と資料を用いながら、一人ひとりに合ったプランを提示しています。
一方で、美容皮膚科の分野も提供しています。美容注射や点滴、ボトックス、ヒアルロン酸など、気軽に試せて効果を実感しやすいものを中心に取り入れています。婦人科の受診をきっかけに「せっかくなら美容もお願いしたい」と思っていただけるよう、価格も抑え、利用しやすい形にしています。また、医療専売のサプリメントや日々のスキンケア指導も行い、心身ともに健やかで前向きに過ごせるようサポートしています。
これから受診される患者さんへ
婦人科はどうしても受診のハードルが高いと感じられる方が多いのですが、不調を我慢して放っておくと、後に後悔につながることもあります。少しの勇気を持って受診していただければ、それが安心につながり、ご自身を守ることになります。近年は医療の進歩によって薬や治療の選択肢も増えてきましたので、まずは気軽にご相談いただければと思います。
当院では特に「プレコンセプションケア」に力を入れています。妊娠を望む前の段階から心身の状態を整え、将来の選択肢を広げるためのサポートです。検査だけでなく、不妊治療の知識を踏まえた丁寧なフィードバックを重視し、一人ひとりに合ったご提案をしています。私自身、卵子凍結を経験したことで、現代女性が抱える不安や思いにより近い立場から寄り添うことができると考えています。婦人科をもっと身近に感じていただけるよう努めていますので、安心して足を運んでいただければうれしく思います。
※上記記事は2025年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
干場 みなみ 院長 MEMO
産婦人科専門医
- 出身地:東京都
- 出身大学:日本大学医学部
- 趣味:旅行
- 好きなこと:スキー、スノボ
- 好きな観光地:シチリア
- 座右の銘:「焦らない」
干場 みなみ 院長から聞いた
『カンジダ膣炎』
生活の質を大きく下げてしまう可能性。他の婦人科疾患が隠れている可能性も
主な症状は、強いかゆみ、白くポロポロとしたおりもの(カッテージチーズ状と表現されることもあります)、外陰部の赤みや腫れ、排尿時のしみる感じや性交痛などがあります。かゆみが夜間に強くなり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。症状は性感染症と似ていることもありますが、カンジダ膣炎は性交渉を介さずに起こることも多いため、不安になる必要はありません。
治療は主に抗真菌薬を用います。膣錠や軟膏を数日間使用するのが一般的で、症状が強い場合や繰り返す場合には内服薬を併用することもあります。治療によって多くは数日~1週間程度で改善しますが、自己判断で中断すると再発の原因となるため、医師の指示通りに使い切ることが大切です。また、再発を防ぐためには、疲れをためない生活、通気性の良い下着を選ぶことなどが効果的です。抗生物質を使用する際は、膣内環境が乱れやすい点にも注意が必要です。
カンジダ膣炎は命にかかわる病気ではありませんが、強い不快症状で生活の質を大きく下げてしまうことがあります。別の感染症や他の婦人科疾患が隠れている可能性もあるため、早めに婦人科を受診して正確な診断を受けることをおすすめします。
ワンポイント:性交渉を機に感染を繰り返す場合、パートナーも治療をすることで再発率を下げらる可能性があります。心当たりのある方はパートナーさんの泌尿器科受診も検討してみてください。
グラフで見る『干場 みなみ 院長』のタイプ
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION

mimiレディースクリニック 三越前
干場 みなみ 院長
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