小林 信介 院長
NOBUSUKE KOBAYASHI
オールラウンド的に診れる医者を目指し
納得してお帰りになれるような診療を心掛ける
昭和大学脳神経外科の准教授として勤務を経て、2012年『上野毛脳神経外科クリニック』を開院。
小林 信介 院長
上野毛脳神経外科クリニック
世田谷区/上野毛/上野毛駅
- ●脳神経外科
- ●内科
- ●整形外科
家族の入院の経験から「人の役に…」と言う気持ちで医療の世界へ
「人の役に立つ仕事に就きたい」という気持ちは幼い頃からのものでした。医者か、あるいは警察官になりたかったのです。実際に、「警察官のなり方」を調べたこともありました(笑)。
「人の役に…」という気持ちは、小学生の時に家族が入院をし、病院に通う機会が多かったことが影響しています。幸運なことに医学部に合格したことで、その道を選ぶに至ったということなのです。
脳神経外科を選んだのも、家族の入院がきっかけです。病気にかかった箇所というのが頭で、頭の手術をしたということで、「医者になるなら脳神経外科」と決めていたところがあったのです。ですから、科を選ぶという感覚はまったくなく、学生の時からその方面にばかり興味が向いていた記憶があります。
『上野毛脳神経外科クリニック』は2012年に開院致しました。それ以前、私は昭和大学脳神経外科の准教授として勤務していたのですが、長年同じ組織におりますと知らず知らずのうちに「自分のやり方」というものを模索するようになります。開業という選択肢は、培ってきた「自分のやり方」を具体化したいと考えてのことでした。
上野毛は通勤で通っていた場所であり、私なりの土地勘というものがありました。また、昭和大学に勤務していた際、この近辺から患者さんが送られてくることも少なくなかったのです。それはつまり、脳神経外科が身近にないということでもあり、開院するに至り、私がお役に立てる部分があるのではないかと考えたという次第です。
MRIを手元に置いて開業することの意味
脳神経外科を訪れる方のほとんどがMRIの撮影をご希望されます。ところが、大学では“すぐに”撮影とはいきません。まずは予約を入れ、検査に訪れ、また後日に結果の説明を受ける。患者さんは3日間を病院にとられるということになってしまいます。大学にいた際はそれを非常に申し訳ないと思っていましたし、MRIを手元に置いて開業することで1日で全てを終わらせることが出来ると考えたのです。
非常に稀な確率となりますが、検査の結果、問題が明らかになった場合、その後の道筋をしっかりとつけてあげなければいけません。道筋とはつまり、手術に至るまでの段取りということになりますが、この手術も部位により種類により、医師によって得意・不得意が分かれます。私はこれまで手術畑を歩んできたものですから、今現在、どの手術に対して誰が得手なのかということを十分に把握しているつもりですし、その方にとってベストな道筋をお示し出来ると考えています。
また、手術が終了すれば、今度はその後のケアが重要になります。その点においても私のこれまで培ってきた経験がお役に立てると考えています。
オープン型MRIのメリット
オープン型の利点は閉塞感が少ないことです。閉所恐怖症の方にはとても歓迎されており、また、お子さんであってもお母さんと手をつなげることで不安なく検査を受けることが可能です。その評判を聞いてか、遠く埼玉や千葉からもいらっしゃっています。
私自身の強みとしては、頭だけではなく、首、腰までを診ることが出来るという点です。私が首、腰の研鑽を積むようになったのは2年間のドイツでの大学病院勤務経験によります。ドイツでは脳神経外科で首、腰の診療手術も行っており頭から腰まで診る様になってます。例えば、手足のしびれ。これは頭から症状をきたしている場合もありますし、首、あるいは腰が問題となっている場合があります。幸いなことにこのMRIも頭・首・腰と全てを診ることが可能ですので、患者さんの利便性を考えても有用なことだと思っています。
納得してお帰りになれるような診療を心掛けたい
何を求めてこのクリニックにいらしたのか、ということは必ず確認するようにしています。勤務医だった頃は……これは外科医の悪いところなのですが(苦笑)、「命に関わる病気でなければさしあたって…」という意識をどこかに持っていました。その根本の間違いに気づいたのは、自分のクリニックを開いてからのことです。
ここではまず、皆さんが何を困っていらしてるのか、症状をとりたいのであれば、その希望を叶えてあげないといけない。あるいは、検査によって安心を得たいというご希望もあるでしょう。患者さんの求めるものをまず把握し、その方が必ず納得してお帰りになれるような診療を心掛けていきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
こちらに居を構えてからは、特に認知症と頭痛について一層の知識を得ることに力を傾けています。神経が関連する病気に関してオールラウンド的に診れる医者を目指し、今後も努力を続けていきたいと考えています。
また、今後は整形外科やその他の科との連携を密にしていくことで、患者さんのニーズに的確に応えていけるようにとも思っています。些細なことのようでも何でも相談の出来る、敷居の低いクリニックでありたいですね。
※上記記事は2014.9に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
小林 信介 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:子供と遊ぶこと
- 好きな本:藤原正彦(著)「国家の品格」
- 好きな映画:ドキュメンタリー映画
- 座右の銘もしくは好きな言葉:初心、忘れべからず
- 好きな音楽:ボサノヴァ
- 好きな場所:緑に囲まれた、満天の星空を眺められる場所
グラフで見る『小林 信介 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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上野毛脳神経外科クリニック
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