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矢野 宏行 院長

HIROYUKI YANO

糖尿病専門医が無理なく続けられる糖尿病治療を提案いたします

日本医科大学卒業。日本医科大学内科学教室に在籍。国立国際医療研究センター研究所 糖尿病研究センター研究員を経て、ザ東京タワーズクリニックに勤務(副院長)。2023年9月に『やのメディカルクリニック勝どき』を開院(都営大江戸線「勝どき駅」A5出口より徒歩1分)。

矢野 宏行 院長

矢野 宏行 院長

やのメディカルクリニック勝どき

中央区/勝どき/勝どき駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科
  • ●内分泌内科
  • ●健診・検診

糖尿病治療を探求してきた道

矢野 宏行 院長

父が医師で、母方の祖父もそうでした。医師の家系に育ち、2人を見てきたことで、自然と自分も医師になりたいと考えるようになっていったのです。日本医科大学卒業後は、当時の老年内科に籍を置きました。老年内科とは、主にご高齢の方を中心に内科全般を幅広く診ていく診療科です。その頃、循環器や消化器など臓器別に分かれる科に進むのが主流だった中で、私としては身体全部を診れるような内科医になりたいと考えての選択でした。また日本医科大学の老年内科は糖尿病の研究が盛んに行われていたことも選択の大きな動機となりました。臨床医として専門医まで取得した後、私は国立国際医療研究センター研究所の糖尿病研究センター研究員となりました。当時の私は糖尿病の治療に非常にのめり込んでいたんですね。しかし、治療はうまくいくばかりではありません。より深いところ、病気の核となるようなベーシックなものを学びたいと考え、研究職に携わることになったのです。その後、仕事を論文としてまとめ上げ、研究がひと段落ついたところで、臨床の世界に戻ってきました。研究所で得た学びの日々が、今の私の診療の糧となっています。

2023年に『やのメディカルクリニック勝どき』を開院いたしました。ご存知のように、勝どきは新しいマンションが次々と建っていき、人口の増加が著しい地域です。活気ある“これからの街”で、地域に根を下ろし、確かな医療を届けていきたいと考えています。

地域のかかりつけ医としての役割を全うする

矢野 宏行 院長

私は糖尿病の専門医ではありますが、そのほかの一般の患者さんも多く来院されています。糖尿病が主訴の患者さんは、全体の比率で言うと1割から2割というところでしょうか。風邪や発熱の患者さんも少なくありませんし、健康診断の結果を受けて来院される方もいらっしゃいます。また高血圧や脂質異常症など、糖尿病に関連する疾患を抱えた方や、これも糖尿病に大きく関与する睡眠時無呼吸症候群の検査・治療で訪れる方も増加傾向にあります。私としては地域密着であらゆる患者さんを拝見していきたいと考えておりますし、その中で専門性を役立てていければと考えています。

糖尿病専門医による専門的治療を提供

矢野 宏行 院長

糖尿病の代表的指標である血糖値やHbA1cの数値が15分ほどでわかる検査体制を整えており、外来においてインスリン注射の導入も可能です。インスリン注射は糖尿病が専門ではない先生方にとってはおそらくハードルの高いものだと思いますので、そこは安心してお任せいただければと思います。当院では比較的軽度の患者さんはもちろんのこと、近隣の先生方からご紹介を受け、より専門的な糖尿病の治療を提供する体制を整えています。また、フリースタイルリブレと言い、ペタッと貼り付けるだけで血糖値が測れるようなシステムも世に出てくる時代となりました。専門医として、こうした最新の治療も積極的に導入していきたいと考えています。

もう1つの専門である内分泌疾患(甲状腺疾患)は、最近、患者さんが非常に増えてきている印象です。この分野の疾患を抱えている、あるいは疑いを持って来院される患者さんの診察や治療ももちろん対応させていただいており、より詳細な検査が必要なケースでは、提携している甲状腺の専門病院で検査を受けていただけるような体制も整えています。

患者さんのお気持ちに寄り添うことを第一に

できる限り患者さんのご希望に添えるような診療を心がけています。あらゆる疾患においてガイドラインというものがあり、医師としてそれに即した診療を提供するのは重要なことですが、そこに囚われ過ぎると、患者さんとの関係がドライなものになってしまう懸念があります。人生には様々なライフイベントがありますし、思い通りに生活を改善できなかったということもあることでしょう。たとえ結果が悪くてもその結果を責めるのではなく、温かく受け入れてあげたいと思うのです。「厳しくコントロールしなければならない」という言動が患者さんの重荷となってしまい、結果、治療が中途で終わってしまうようなことは最も憂慮すべきことですし、それを避けるためにも、患者さんのお気持ちに寄り添うことを第一に考えて向き合っていきたいと考えています。

私はこれまで、主に糖尿病に関する本の執筆や雑誌記事等の執筆の機会をいただいてきました。それをご覧になった方が、近隣はもとより遠方からもいらしていただけることもあります。そうした方々をはじめ、皆さんがより受診のハードルを低く感じていただけるよう、今後はオンライン診療の体制を整えていきたいとも思っています。

これから受診される患者さんへ

お身体が優れない時は、どうぞ早めにご相談ください。ちょっとした不調と思えることの中には、重大な疾患が隠れていることがあります。予約いただいた患者さんが優先とはなりますが、いわゆる飛び込みで来院された患者さんにもしっかりと対応させていただいております。遠慮されることはありません。どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

※上記記事は2025年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

矢野 宏行 院長 MEMO

老年病専門医 /糖尿病専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:日本医科大学
  • 趣味・特技:ゴルフ、映画鑑賞
  • 好きな映画:『小さな命が呼ぶとき』(2010年・米)
  • 好きなアーティスト:サザンオールスターズ
  • 好きな場所・観光地:海/沖縄
  • 座右の銘:「継続は力なり」

矢野 宏行 院長から聞いた
『糖尿病』

「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へ

糖尿病はほぼ無症状で進行する病気
糖尿病は多くの場合、初期段階ではほとんど症状が現れません。巷でよく耳にする「口渇(のどの渇き)」や「多尿」といった症状は、実は病気がある程度進行した段階で見られるサインです。このため、知らないうちに病状が進行してしまい、発見が遅れるケースも少なくありません。そのため、定期的な健康診断で血糖値をチェックし、早期発見と対策を行うことが重要です。

治療の進化と血糖コントロールの向上
近年では、糖尿病治療薬の種類が格段に増え、より効果的に血糖値をコントロールできるようになっています。インスリン注射や経口薬に加え、GLP-1受容体作動薬などの新しい薬剤も登場し、個々の患者に適したアプローチが可能です。また、血糖値が上がりやすい原因についての研究も進み、食事や生活習慣の改善によって薬に頼らず血糖値を安定させる方も増えてきています。

生活習慣改善による血糖コントロール
糖尿病は食生活や運動習慣、ストレス管理などの生活習慣が密接に関係しています。例えば、食後高血糖を防ぐために低GI食品を選んだり、食物繊維を多く含む食事を心がけたりすることが効果的です。また、定期的な運動はインスリンの感受性を高め、血糖コントロールに役立ちます。こうした生活パターンをひとつずつ見直していくことで、必要最小限の薬で管理できるケースも少なくありません。

「寛解」という新しい概念
かつては「一度発症したら一生治らない病気」というイメージが強かった糖尿病ですが、最近では特に海外を中心に「寛解(かんかい)」という考え方が注目されています。糖尿病の寛解とは、薬を使わずに血糖値やHbA1cなどの指標が安定し、糖尿病の診断基準を満たさない状態が一定期間続くことを指します。糖尿病は「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へと認識が変わりつつあります。

グラフで見る『矢野 宏行 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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