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楠 裕司 院長

YUJI KUSUNOKI

医師、スタッフ共に睡眠診療のスペシャリストが揃う。オンライン診療も対応し、患者が継続しやすい治療で仕事と生活のクオリティ向上をサポート

山梨大学卒業後、日本医科大学ほか都内の医療センター、病院にて研鑽を積み2022年『渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック』開院。

楠 裕司 院長

楠 裕司 院長

渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック

渋谷区/宇田川町/渋谷駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科

患者と向き合う父の背中を見て、外来の多い呼吸器内科へ

楠 裕司 院長

私が医師を目指したのは、開業医の父の影響が大きかったです。父は内科の開業医をしており、小さい頃から患者さんと向き合う父の背中をずっと見てきました。高校生になり進路を考えた時に、父と同じ医学の道を目指したのは自然な事でした。これもやはり父の影響ですが、学生時代から手術の執刀をするよりたくさんの患者さんと接して診療をしたいと思っていました。実習で外来に行った際に、その気持ちはますます強く固まりました。そのため、外来診療が多い呼吸器内科を選びました。父が多くの患者さんと接し、患者さんが幸せな顔して帰っていくところを間近で見て、本当に尊敬し憧れていたんです。大学卒業後は同じく医師をしている兄の勧めで、呼吸器内科に定評がある日本医科大学に入局しました。その後大学病院や都内の医療センター、病院に勤務し様々な症例を診てきました。その際に、働き盛りの年代に多い睡眠時無呼吸症の方の多くが、忙しさの影響で検査や治療を放置している現実に「もったいない」と感じました。無呼吸は10人に1人が持っている病気で、無呼吸があると判断力が飲酒時と同じ位落ち、成人病のリスクが3~5倍、脳梗塞や心筋梗塞にもつながります。治療をする事で健康寿命を延ばすだけではなく、生活の質や生涯年収といったライフプランの向上、夫婦仲の改善にもつながります。治療を始めてから「初めて眼鏡をかけた時の様に世界が綺麗に見えるようになった」とおっしゃる患者さんもいます。忙しい方にも質の高い診療を便利に無理なく受けて欲しいと考え、その思いを形にするため開業いたしました。

専門医が質の高い高度医療を提供。スタッフも睡眠診療の精鋭が揃う

楠 裕司 院長

『渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック』は無呼吸症を始め、日中眠くなる病気に対して高い質と至便な医療に特化しています。私自身は日本睡眠学会の専門医であり10年以上無呼吸症治療の第一線で治療を行ってきました。当院は私以外のスタッフも睡眠学会認定技師をはじめ、みな睡眠に関する診療の現場で研鑽を積んできた者ばかりです。無呼吸症が軽症の方はマウスピースの治療をお勧めしており、歯科に紹介しております。重症の方は当院でCPAP治療を行っております。CPAPは寝ている時に機械で空気圧をかけ、気道が塞がらない様に支える治療です。圧倒的に効果があり、副作用がほとんどない治療なので、世界的に第一選択で行われている治療です。CPAP治療の私の印象としては自転車やコンタクトレンズと同じと感じており、出来る様になるまでに若干ハードルがありますが、出来る様になると便利でやめたくなくなる治療です。慣れるまでは通院していただき、診療で患者さんの困っていることをしっかりとお伺いしてサポートしていきます。患者さんが自己管理できるようになれば、オンライン診療に切り替え、治療状況の確認をし、困った事が出ていないかお話を聞かせて頂きます。もちろん御本人が対面でお話を聞きたい場合は対面診察も可能です。
また無呼吸症の診断検査も近年とても機械がよくなったため、入院せずに自宅で検査できる様になりました。装着方法などは院内で説明させていただきますし、結果解析も当院で行っておりますので、安心して受けて頂く事が出来ます。入院費用もかからず、普段と変わらない環境・時間帯で検査が出来ますのでぜひ受けて頂ければと思います。

睡眠の質は生活に関わる。じっくり聞いて患者の不安を軽減

楠 裕司 院長

診察の際、患者さんが何に困っているのかをしっかりと聞き出すことを心がけています。今はネットでなんでも調べられますが、逆に情報過多なところもあり、患者さんがかえって不安になってしまうこともあります。不安があると睡眠は余計に悪くなってしまうので、どんな要素が関係しているのかをわかりやすく説明することで、まずは納得して安心していただけるよう努めます。『渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック』が特に大切に考えていることですが、睡眠は生活や仕事にも大きく影響します。当院では夜間にきちんと睡眠を取っているのにも関わらず、昼間に眠気を感じる方の診療に力を入れています。睡眠時無呼吸症は睡眠中に息が止まる状態を繰り返し、そのため睡眠の質が悪くなって日中眠くなってしまいます。他にもナルコレプシーや過眠症といった、日中にひどい眠気を感じて眠り込んでしまう病気もあります。こういった症状は、診断がつかないと周囲に理解されないことも多く、居眠りしてさぼっていると誤解されてしまうんです。無呼吸症があると仕事の効率と判断力が飲酒運転の状態と同じくらいまで低下すると言われています。睡眠の質を向上させる事で、毎日の不安もなくなり、生活の質も仕事の質も向上します。

利便性の良い立地、オンライン診療で治療継続を

無呼吸症は継続して治療する事、患者さんの自己管理が大切です。患者さんが通いやすく、治療を継続しやすくするため『渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック』は渋谷のセンター街という利便性の良い立地で開院しました。ターミナル駅であり、駅からすぐの場所です。勤務医時代から多くの患者さんを診てきて、通いきれなくて治療をやめてしまうという方をたくさん見てきました。就業時間などから、平日の外来の時間にはどうしても病院に来られないといったお話もよく聞きます。専門的な医療を利便性の良い環境で提供することはひとつの目標でした。コロナ情勢になる前の2018年頃からオンライン診療を始めていたのも、患者さんが治療を継続しやすくするためです。コロナ情勢下以降、電話診察が可能になってからは、患者さんにもその利便性を実感してもらえるようになっています。

これから受診される患者さんへ

『渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック』は交通至便なJR渋谷駅ハチ公口より徒歩1分、センター街の中にあるビルの4階にあり、火曜から土曜の19時まで診療しています。日本全国でおよそ1千万人が睡眠時無呼吸症と言われていますが、治療を受けている方はまだ少数です。自覚できていない方の多くが、昼間の仕事中にぼーっとしてしまったり、居眠りしてしまうことで、仕事の質や周囲からの評判も下げてしまっている可能性があります。眠っているのに日中かなり眠い、夜中起きてしまう、いびきがひどいと周囲から言われたという方は、ぜひご来院ください。当院はスタッフ全員が睡眠診療に専門的に関わってきた者ばかりですので、安心してご相談いただければと思います。

※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

楠 裕司 院長 MEMO

  • 出身地:千葉県
  • 趣味・特技:中学までは野球、大学からバスケ、スノーボード、旅行
  • 好きな作家:司馬遼太郎、村山由佳
  • 好きな音楽やアーティスト:YOASOBI、Mr.チルドレン
  • 好きな場所・観光地:カフェというよりは喫茶店的なお店。国ではイタリアが好きです
  • 好きな言葉・座右の銘:少しでも縁のあった人には幸せになってほしい。
  • 出身大学:山梨大学(旧山梨医科大学)

楠 裕司 院長から聞いた
『睡眠時無呼吸症候群』

睡眠の質が低下し、仕事や生活での効率と判断力にも影響する

睡眠時無呼吸症は、就寝時に呼吸が止まることを繰り返す病気です。多くの方が、閉塞型無呼吸といって、空気の通り道が塞がる状態になります。骨格的な要素が大きく、両親がいびきをかく場合は、子供にも無呼吸がある事が多いです。肥満は大きなの危険因子で、脂肪で舌が厚くなる事、首回りが太くなる事から喉が狭くなり、無呼吸を悪化させます。無呼吸症の方の2/3に肥満があると言われていますが、一方で1/3の方は太っておらず、骨格と加齢の影響で無呼吸が出ています。睡眠時無呼吸症は自覚するのも難しく、パートナーから、もしくは旅行先で同室だった方からいびきが大きいことを指摘され、発覚するケースも多いです。男性の患者が多いですが、女性も更年期を過ぎるとホルモンの関係で無呼吸になる方も多く、70歳くらいで男女比率はほぼ同等になります。
治療法は主にふたつあり、軽症の方はマウスピースで下顎を出し、喉の奥を開かせ呼吸を改善します。重症の方はCPAPというマスク機器を装着し、呼吸の通り道がふさがらないようにします。このCPAPは副作用もなく、重症の方には最も効果的です。いびきがひどい、日中に眠気が強いという方は、受診と検査をお勧めします。睡眠の質が低下すると、生活や仕事での効率と判断力が低下します。ぜひ企業内でも検査と治療の勧奨をしてほしいところです。

グラフで見る『楠 裕司 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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