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谷 正人 院長

MASATO TANI

未来につづく、今を診る。
私たちは、人と社会の幸せをめざす、街の医療チームです

慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院医学研究科循環器内科学専攻。足利赤十字病院循環器内科副部長、慶應義塾大学医学部内科医長、みずほ銀行本店健康開発センター所長、慶應義塾大学内科学教室客員准教授、同大学総合診療科客員准教授を歴任。その後、市中病院等で非常勤医師として内科、循環器内科、糖尿病内科等を担当。2021年5月より『サルスクリニック武蔵境』院長に就任(JR中央線/西武多摩川線「武蔵境駅」北口より徒歩1分)。

谷 正人 院長

谷 正人 院長

サルスクリニック武蔵境

武蔵野市/境/武蔵境駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●腎臓内科
  • ●糖尿病内科

生活習慣病から大きな病気になってしまわないように

谷 正人 院長

母方の親戚に医師がおり、それがこの道に進む1つのきっかけになりました。親の期待もありましたし、時代もあったのでしょうね。大学卒業後は循環器内科に身を置きました。まだ学生の頃の私にとって循環器内科は「カッコよく」見えたのです。診断も治療方針も明確なところがこの科の魅力であり、面白さです。
その後、大学病院などでの勤務ののち、みずほ銀行の健康開発センターに移り、行員を主体とした健康管理に携わってきました。そこで多くの人の健康の行く末を見続けたことが、2021年5月に当クリニックに携わるようになった大きな理由です。生活習慣病から大きな病気に発展していくことを食い止めるという当法人の理念に大いに共感を抱きました。

「未来につづく、今を診る。」ということ

谷 正人 院長

銀行では、入行してからおおよそ10年から15年で、約4割の人は15キロほど体重が増えていきます。そして、少なくない数の人が現役の間に脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまうのです。そうした例を数え切れないほど見てきました。患者さんにすれば、症状が何もないものですから気楽に考えてらっしゃるのですが、喫煙等、複数のリスクを持っている方には何としても自覚していただく必要があります。そのような方々にご自身の健康状態を意識していただくように働きかけながら、医師として、患者さんの10年後、20年後の未来を見据えて、今を診るということを続けていきたいと考えています。

管理栄養士が常駐

谷 正人 院長

心筋梗塞や不整脈などの病気を発症してしまった方については、緊急事態を乗り切ったのち、私たちが責任を持って診させていただくことになります。また主にご高齢の方で、大きな病気になったことがない方も気をつけていただく必要があります。地域や勤務先の健康診断で異常を指摘され、再検査に来られる方の中には程度が軽く、再検査の必要のない方もいらっしゃる一方で、放置していると将来大変なことになってしまう病気が潜んでいる可能性もあります。そこで、来院された患者さんとしっかりお話をし、納得された上で治療につなげていくのが私たちの役割です。当クリニックには管理栄養士が常駐しています。私たち医師も患者さんに基本的なことはお話ししますが、細かい食事の内容や日々の疑問点に逐一答えていくには時間が足りないことも多く、管理栄養士と連携することで丁寧にケアをおこなう体制を整えています。日々、患者さんから管理栄養士を通して生活の報告をいただき、問題点を指摘できるので、非常に良い循環になっていると実感しています。それが続いていくことで患者さんご本人の理解が進めば、やがて治療を卒業されていくことになるでしょう。

お薬ありきではない

コレステロールにしても血圧にしても、制限しなければいけないものではありますが、ただ制限するだけでは患者さんの生活が成り立ちません。無理をした結果、負担となり「やはり出来ません」となってしまっては元も子もありません。ですので、日々出来ることはどこまでなのか、ということを一緒になって考え、その上で、数値が思うように下がらないのであれば、必要な治療を提案するようにしています。ここで大事なのは、お薬ありき、ではないということ。患者さんにしてみれば、お薬代もかかりますし、通院のコストもかかるわけです。まずは生活の中で改善できることをしていただき、そのフォローを私たちが責任を持って担当していきます。

これから受診される患者さんへ

まずは健康診断をお受けになってください。そして、その結果を放置しないことが大切です。結果を聞きに来てもその後は受診せずそのままにしてしまうというのは、おそらく前回と数値が変わらないから、という理由も大きいのだと思われます。ですが、中には見逃してはいけない病気の兆候もありますので、自己判断せず、医師にご相談ください。当クリニックでは可能な限り検査の内容を充実させています。飛び込みであっても出来る検査はありますので、怖がらずにいらしていただきたいですね。

※上記記事は2022年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

谷 正人 院長 MEMO

  • 出身地:石川県
  • 趣味:オーディオ
  • 好きな本:ミステリー
  • 好きな映画:オードリー・ヘップバーン主演作品
  • 診療の心得:「患者様に真摯に対応する」
  • 好きな音楽・アーティスト:クラシック、オペラ、ジャズ/ジュゼッペ・ヴェルディ、ジャコモ・プッチーニ、ビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーン
  • 好きな観光地:京都

谷 正人 院長から聞いた
『心房細動』

早期発見が何よりも大切

不整脈の一種である心房細動は、年齢に従って増えてくる疾患です。心房細動は具体的な症状に乏しく、実に5割の方は気がついていないと言われています。心房細動にも様々なタイプがあり、普段は正常な脈で時々症状の出るタイプ、何日間が続いて症状が消えてしまうタイプなど、いくつかに分かれます。症状が続いているようであれば心電図で見つかりますが、そうでない方の場合、自覚症状がなければ気が付かないことが多いのです。心房細動で危惧されるのは、心臓の中に血栓が生じ、血液の流れに乗り、脳血栓に代表される重大な疾患を引き起こしてしまうことです。かつては、心房細動がたまに起こる場合には危険性はさほどでもないと言われていた時代がありました。ですが、心房細動による脳血栓は、脳の大きな領域の血栓に繋がりやすいと言われており、甘く考えることは禁物です。
発症する要因は複合的なものがほとんどであり、動脈硬化を起こす高血圧や糖尿病等の疾患がベースになると考えられています。年齢とともに頻度が上がっていくことから見て、1番の原因は年齢と考えることができ、動脈硬化が進んでいくと考えることも出来ます。
治療としては、アブレーションが代表的です。アブレーションとは、カテーテルを用い、心臓の中に管を入れ、電気の力で原因となる箇所を焼灼(しょうしゃく)する治療のことで、若い方の場合、脳血栓を予防するためのお薬を長期的に服用することは避けたいですから、アブレーションが積極的に採用されます。逆に高齢者の場合、血管そのものがもろくなってしまっていることもあり、リスクが生じます。また、心房細動が起こってから時間が経過していると、治療そのものが難しくなり、再発が起こりやすくなる傾向があります。
いずれにしても、早期発見が何よりも大切であり、そのためには健康診断を定期的に受けることが重要になります。

グラフで見る『谷 正人 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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