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土方 利之 院長

TOSHIYUKI HIJIKATA

地域すべての人々が安心して暮らし、笑って暮らせる社会をつくっていきたい

東海大学医学部卒業。同大学医学部附属病院臨床研修を経て、板橋中央総合病院 麻酔・救急科に在籍。2022年に『日野みんなの診療所』を開院(JR中央線「豊田駅」より徒歩15分)。

土方 利之 院長

土方 利之 院長

日野みんなの診療所

日野市/東豊田/豊田駅

  • ●救急科
  • ●小児科
  • ●内科
  • ●外科
  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科
  • ●麻酔科
  • ●脳神経外科
  • ●泌尿器科
  • ●形成外科
  • ●皮膚科

「こんな診療所があれば」という想いを形に

土方 利之 院長

人体の不思議というものに非常に興味を持っていました。理科も好きでしたし、「からだ図鑑」ですとか、そういった本を好んで読んでいるような子どもだったんです。それとは別に、誰かに何かをしてあげて、その誰かが喜ぶことを自分の喜びと思えるタイプでした。その2つが重なったのが、医者という職業だったのです。そして、『パッチ・アダムス』。高校2年生か、3年生の時に出会った1本の映画が、私の道しるべとなりました。それからは医者を目指すというよりも、「彼のようになりたい」というのが、私の医師としての理想像となりました。
東海大学医学部を卒業後、付属病院での臨床研修を経て、板橋中央総合病院の麻酔・救急科に籍を置きました。麻酔科から救急科へ、という道筋でしたけども、救急の醍醐味は、ファーストコンタクトを担う科ということでしょう。例えば、お腹が痛いと訴えてきた女性がいたとしましょう。それが婦人科なのか、消化器内科なのか、それとも外科なのか。ファーストコンタクトを担当した医師によって、患者さんの道は変わっていきます。その重責を担う救急医の仕事は非常にやりがいがあると考えたのです。

『日野みんなの診療所』は2022年に開院いたしました。開院のきっかけは、祖母の怪我でした。祖母が転倒し、手首と肩の骨を怪我したのは、土曜日の午後のことでした。近くの病院を探したのですけども、見当たらず、当時私が勤務していた板橋まで来てもらうことになったのです。土曜の午後のことでしたから、道も混んでいて、結果、たどり着くまでに3時間を要しました。本人は相当辛かったと思いますが、ブロック注射をし、固定したことでみるみるうちに顔色が良くなり、痛みもなく帰ることができたのです。日野市の医療資源の状況をを調べたのはそれからすぐのことでした。結果、クリニックも病院もあるけれども、救急を受け入れていて、土日や夜間も診療している医療機関はまったく見当たらなかったのです。日野は、私が生まれ育った街です。今こそ恩返しをする時と考え、救急出身の開業医として地元に戻ることを決めたのです。

様々な医療機関、様々な職種の方々と連携し、地域の方々の安心を実現

土方 利之 院長

私は、自身に専門性がないことを専門性と考えています。つまり、救急医として、なんでも診るということです。小さな赤ちゃんからご高齢の方まで、老若男女、どなたでも診察します、ということで「みんなの診療所」と名付けました。実際、患者さんは幅広いですね。小さな子の風邪や胃腸炎に始まり、若い方の怪我、急性期の疾患。さらに高血圧や糖尿病といった慢性期の疾患。お年を召した方の膝や腰の痛みもそうですし、リハビリテーションで通われている方も多くいらっしゃいます。
ここは、様々な病院の救急部門を担っているイメージを持ってます。ファーストコンタクトを担うものとして、最初に診断をおこない、例えば心臓なら心臓の、外科ならば外科が得意な病院へと紹介していく。もちろん、当院で治療できる患者さんは責任を持って診させていただきますし、結果として、大きな病院にかかる負担も少なくなっていくでしょう。
地域のすべての人々が安心して、笑って暮らせる社会をつくる。それが私たちのミッションです。救急部門も担っている私たちのクリニックが機能していくことで、点が線となり、やがて面となって地域の安心できる生活につながっていけばと思っています。

外来診療と在宅診療がシームレスにつながっているメリット

土方 利之 院長

当院のもう1つの特徴が、外来診療をおこなうのと並行し、在宅診療も担っている点です。実際、外来から在宅診療へと移行する方もいらっしゃいますし、逆に、在宅の依頼があったけども、診察した結果、このクリニックであれば近くだから、まだまだ外来に通えますね、といったケースもありました。
ついこないだのことですが、足の水ぶくれとむくみで外来を受診された方がおられました。水疱の処置はしたのですが、現時点でおひとりでの生活には無理があるのではないかと感じ、訪問看護師さんを頼み、協議してもらったところ、当院が訪問診療を担当させていただくことになりました。救急だけをしていた昔の自分であれば、その判断はできなかったでしょう。外来診療も在宅診療もやっている、救急医が開いたクリニックだからこそ、できることは無限にあると思っています。

「+1」の理念を胸に

当院は「+1」の考え方を大事にしています。診察の結果、他の医療機関の受診が必要になった際などには、その間にスタッフが予約を取ってくれたり、電話で問い合わせをしたりといったことがよくあります。雨の日などはタオルを用意してくれていて、「ご自由にお使いください」と患者さんにお渡しするのもよく見かける光景です。そうしたことに対し、私からお願いしたことはないんです。また、当院にはコンシェルジュがいますが、受付に座って患者さんの相談をただ待っているだけではありません。患者さんがお待ちになっている間、自分から話しかけ、医師にはなかなか話しにくい「困った」を持ってきてくれ、患者さんとの架け橋になってくれています。プラスツーではお節介になってしまいますから、その塩梅が難しいのですが、スタッフは本当に率先してよくやってくれています。当院の最大の長所は、まさにスタッフによる「+1」だと思うのです。

現在、月に2回、ホスピタルクラウンが来てくれています。ホスピタルクラウンとは、ピエロです。一般には小児科病院などで活動されていますが、たまたま縁があり、この診療所にも来てくださるようになったのです。『パッチ・アダムス』に憧れたと申し上げましたが、これも1つのプラスワンであり、できる限り続けていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

困ったことがあれば、遠慮なくご相談ください。『日野みんなの診療所』に、診療科の垣根はありません。どこに行けばいいか、わからないといった時には相談してくださればと思いますし、普段掛かっているクリニックがたまたまおやすみでしたら、ここで急をしのぎ、また元のクリニックに戻っていただいても全く構いません。みんなが安心して暮らし、笑って最期を迎えらるよう。私たちがそのお役に少しでも立てることができれば幸いに思います。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

土方 利之 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:旅行
  • 好きな本:『ビジョナリー・カンパニー』 /サービス業について書かれた本
  • 好きな映画:『パッチ・アダムス』
  • 好きな音楽:洋楽全般
  • 好きな場所・観光地:ロードハウ島(オーストラリア)
  • 座右の銘:「二兎を追うものしか二兎は得られない」

グラフで見る『土方 利之 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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