大坪眼科医院
府中市/白糸台/武蔵野台駅
- 眼科
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土方 利之 院長への独自インタビュー
「こんな診療所があれば」という想いを形に
人体の不思議というものに非常に興味を持っていました。理科も好きでしたし、「からだ図鑑」ですとか、そういった本を好んで読んでいるような子どもだったんです。それとは別に、誰かに何かをしてあげて、その誰かが喜ぶことを自分の喜びと思えるタイプでした。その2つが重なったのが、医者という職業だったのです。そして、『パッチ・アダムス』。高校2年生か、3年生の時に出会った1本の映画が、私の道しるべとなりました。それからは医者を目指すというよりも、「彼のようになりたい」というのが、私の医師としての理想像となりました。
東海大学医学部を卒業後、付属病院での臨床研修を経て、板橋中央総合病院の麻酔・救急科に籍を置きました。麻酔科から救急科へ、という道筋でしたけども、救急の醍醐味は、ファーストコンタクトを担う科ということでしょう。例えば、お腹が痛いと訴えてきた女性がいたとしましょう。それが婦人科なのか、消化器内科なのか、それとも外科なのか。ファーストコンタクトを担当した医師によって、患者さんの道は変わっていきます。その重責を担う救急医の仕事は非常にやりがいがあると考えたのです。
『日野みんなの診療所』は2022年に開院いたしました。開院のきっかけは、祖母の怪我でした。祖母が転倒し、手首と肩の骨を怪我したのは、土曜日の午後のことでした。近くの病院を探したのですけども、見当たらず、当時私が勤務していた板橋まで来てもらうことになったのです。土曜の午後のことでしたから、道も混んでいて、結果、たどり着くまでに3時間を要しました。本人は相当辛かったと思いますが、ブロック注射をし、固定したことでみるみるうちに顔色が良くなり、痛みもなく帰ることができたのです。日野市の医療資源の状況をを調べたのはそれからすぐのことでした。結果、クリニックも病院もあるけれども、救急を受け入れていて、土日や夜間も診療している医療機関はまったく見当たらなかったのです。日野は、私が生まれ育った街です。今こそ恩返しをする時と考え、救急出身の開業医として地元に戻ることを決めたのです。
様々な医療機関、様々な職種の方々と連携し、地域の方々の安心を実現
私は、自身に専門性がないことを専門性と考えています。つまり、救急医として、なんでも診るということです。小さな赤ちゃんからご高齢の方まで、老若男女、どなたでも診察します、ということで「みんなの診療所」と名付けました。実際、患者さんは幅広いですね。小さな子の風邪や胃腸炎に始まり、若い方の怪我、急性期の疾患。さらに高血圧や糖尿病といった慢性期の疾患。お年を召した方の膝や腰の痛みもそうですし、リハビリテーションで通われている方も多くいらっしゃいます。
ここは、様々な病院の救急部門を担っているイメージを持ってます。ファーストコンタクトを担うものとして、最初に診断をおこない、例えば心臓なら心臓の、外科ならば外科が得意な病院へと紹介していく。もちろん、当院で治療できる患者さんは責任を持って診させていただきますし、結果として、大きな病院にかかる負担も少なくなっていくでしょう。
地域のすべての人々が安心して、笑って暮らせる社会をつくる。それが私たちのミッションです。救急部門も担っている私たちのクリニックが機能していくことで、点が線となり、やがて面となって地域の安心できる生活につながっていけばと思っています。
宮崎先生が当院に研修に来ています。土方院長先生は救急医で、とても腕がいい先生です。