東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

岩間 洋亮 院長

YOSUKE IWAMA

「必ず治す」。信念を持って必要とされる方により良い医療を提供していきたい

川崎医科大学卒業。日本医科大学付属病院研修医を経て東京大学医学部附属病院後期研修医(産科・女性診療科)を務める。戸田中央リハビリテーション病院へ入職。ひのわクリニック鶴見で院長職を務め、2020年8月に『心越クリニック』を開院(JR山手線「大崎駅」より徒歩8分)。

岩間 洋亮 院長

岩間 洋亮 院長

心越クリニック(訪問診療・訪問リハビリテーション)

品川区/東五反田/大崎駅

  • ●訪問診療

産婦人科医からリハビリテーション医へ

岩間 洋亮 院長

実家が産婦人科だったものですから、子供の頃から医療というものに気持ちが自然と向いていました。実際、最初は産婦人科に進んだのです。ところが、ちょうどその頃、地元の産婦人科医療が大学病院の撤退に伴い、見通しが立たなくなったことから、父に「自分の好きな科を選んでみたらどうだ?」と勧められたんですね。悩んだ挙句、出した答えがリハビリテーション科でした。
リハビリテーションの専門医は、他の科が3万人、4万人にのぼるのに比べ、全国でも2000人足らず。必要とされているにもかかわらず医師の数が少ないという現状を踏まえ、この分野に挑戦したいと思い、埼玉県にある戸田中央リハビリテーション病院の門を叩いたのです。
2000人余りの専門医は、そのほとんどが急性期・回復期の病院に在籍しています。そうした病院において一生懸命リハビリを頑張り、せっかく治ったにも関わらず、お家に戻るとずるずると悪くなってしまうというケースをこれまで何十例、何百例と見てきました。その現状をなんとかしたいと考え、リハビリテーションの専門医として在宅医療に乗り出すこととしたのです。

在宅診療でリハビリテーションができること

岩間 洋亮 院長

ご自宅から自力で通院できないすべての方が対象となります。血圧等の管理を含め、全身管理は無論おこなっていますが、当クリニックの特徴はそこにリハビリテーションが付属するという点です。
脳梗塞や神経難病、認知症もその適用範囲ということになるでしょう。80歳代の認知症のおばあさんのケースをご紹介します。その方は1人ではお家から出るのは難しく、息子さんが苦労して見ておられました。ただ、息子さんも仕事が忙しく、せっかく買ったシルバーカーもその使い方がわからないということで、そのままになっていたんですね。ご依頼があって診察に赴き、さっそくシルバーカーを使って歩行訓練をしたところ、ご家族が思う以上に歩けることがわかりました。何か1つでもできることが増えることで、生活の質が高まることになります。特に「歩く」ことは、外から様々な情報が入ってくることになりますから、それが刺激となり、認知機能の低下を防ぐことにもつながっていきます。
在宅医療の患者さんには、ご家族の見守りが必要です。そのサポートをしていくのが、私たちリハ医に課せられた責務なのです。

外来と在宅の差を感じさせない、あらゆる手段を尽くして

岩間 洋亮 院長

こちらではポータブルの嚥下内視鏡による検査もおこなっています。嚥下内視鏡は、食事の形態が安心して食べられるものかどうかを評価するもの。その評価に基づき、必要とあればクリニックに在籍する言語聴覚士とともに嚥下機能のリハビリテーションもおこなっていくことになります。
その内視鏡を含め、心電図や血液検査、液体窒素等、現在の在宅医療において考え得る医療設備はほぼ揃っています。その1つとして、ボトックス療法があります。ボトックスと言いますと、美容医療を連想される方が多いかもしれませんが、ボトックスによる筋肉弛緩作用は、リハビリテーションの分野において大いに役立つものです。「痙縮(けいしゅく)」と言い、足がまっすぐな状態なまま固まってしまう方がおられます。足の筋肉が収縮してしまっているためにこの現象が起きるのですが、ボトックスによって筋肉を緩めてあげれば足を曲げることができるようになり、杖をついて普通に歩くこともできるようになります。実は、この疾患は外来治療でおこなわれることが多いものです。しかし、本当に症状が深刻な方は、病院を訪ねられない人なんですね。家から出られない人を治療するとなると、これは往診しかなく、そうした方々のお役に立てていければと考えています。

新しい形のオンライン診療

当クリニックでおこなっているオンライン診療は、従来からあるものとは少し趣が異なります。例えば、在宅診療で赴いた方が皮膚の病気を患っていたとしましょう。より専門的な判断が必要と思われる疾患であれば、その場で専門医とオンラインで連携をとり、診断を助けてもらうことになります。私1人が足を運ぶことにより、各科の専門医の診療が受けられるというのが、当クリニックのオンライン診療です。80歳、90歳の方がスマートフォンを達者に使えるかといえば、それはなかなか難しいことでしょう。このやり方であれば、診療の幅が飛躍的に広がることになります。
リハビリテーション専門医を取得するには、内科・外科をはじめ、整形外科や神経内科等、13におよぶ領域すべてを経験する必要があります。ゆえに私も各科の経験と知識は相応に有しているつもりですが、それでも慎重を期すためには専門医との連携が必要なケースがあるのです。新しい形のオンライン診療をさらに進化させていくことで、より良い医療を皆さんに提供できると考えています。

これから受診される患者さんへ

私は身体障害者手帳の申請に必要な「身体障害者診断書・意見書」を作成する指定医の認定を受けています。身体障害者手帳の1級をお持ちの方は、家の外に出ることがままならないケースがほとんどです。在宅医療でその方達の申請をお手伝いすることで、患者さん、そしてご家族の助けに少しでもなれればと思っています。

患者さんご本人はもちろん、そのご家族、そして私たちケアに携わるものすべての心を1つとし、患者さんの利益を第一に考えて診療をおこなってまいります。目の前の症状に対して、諦めるなどということはありません。全力で、絶対に治すという気概を持って治療に臨んでまいります。お身体のことはもちろんのこと、何か不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2020年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

岩間 洋亮 院長 MEMO

リハビリテーション科専門医

  • 出身地:茨城県
  • 趣味・特技:料理、古武道、カラオケ、絵画/スノーボードJSBAインストラクター
  • 好きな本:「幅広いジャンルを」
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』
  • 座右の銘:「利他心」
  • 好きなアーティスト:ONE OK ROCK、米津玄師
  • 好きな場所:五反田・品川地域

グラフで見る『岩間 洋亮 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION