中西 基 院長
MOTOI NAKANISHI
"挑戦"― 気楽においで頂ける「寄り添う眼科」を作る!
北里大学医学部卒業。同大学医学部眼科学教室に入局。武蔵野赤十字病院眼科部長、とうめい厚木クリニック眼科科長を経て、2020年1月6日に『柳沢中西眼科』を開院(西武新宿線「西武柳沢駅」北口より徒歩4分)。
中西 基 院長
柳沢中西眼科
西東京市/保谷町/西武柳沢駅
- ●眼科
- ●小児眼科
自由を求めた先にあったもの
端的に申しますと、「白衣をかっこいい」と思ったからなのです(笑)。私は小中高とサッカーをしておりました。それが高一の春、靭帯を切る大怪我をして長期入院を余儀なくされたんですね。そこで出会ったのが、整形外科のドクターたちでした。当時私は、「大人になるとはどういうことなんだろう?」という思春期特有の悩みを抱えていたのですが、腕1つで颯爽としている彼らを見て、その答えがわかった気がしたのです。「大人になるとは、様々なルールから解き放たれて自由になることではないか」と。私が医師を目指すようになったのは、それからのことでした。
眼科を選んだのは、神経学的な診断・治療をしている科にシンパシーを感じたことが1つ。それから、眼科が外科系であることも1つの理由となりました。私の父は印刷系の職人をしていました。職人の指というのでしょうか。ろくに関節も曲がらないような、ひどく酷使されたその指先を、とても美しく尊いものに感じていました。整形外科の先生方との出会いもそうでしたが、職人である父の記憶が蘇り、外科系である眼科を志すことになったのです。
『柳沢中西眼科』は2020年1月に開院いたしました。実家は三鷹にあり、この土地の風土をとても好ましいものに感じていました。それに加え、この地で開業されていた眼科さんが閉院されたことを知り、これまで自身が培ってきた技術を活かすには、この場所が最もふさわしいと考えたのです。
「寄り添う眼科」への挑戦
当院は「寄り添う眼科」をテーマに診療をおこなってまいります。今の時代、技術云々については、大きな差はないでしょう。では、「来てよかった」と患者様に思っていただけるには何が必要か。思考の先にあったのは、患者様が何に困り、医療に何を求めているか、ということでした。それを突き詰めていくには、時間は多少かかろうとも、とことん患者様と話し合う以外にありません。私たちの世界では「病気の上流を探る」と言いますけれど、患者様の思いの丈をありったけ述べていただくことが、病気の根本の原因を発見することにつながり、またそれが患者様の求めに答えることになると考えたのです。
また「寄り添う眼科」というテーマは、スタッフと共有していくにもふさわしいとも考えました。例えば、患者様のお名前と病気の内容を覚えておいて、いらしたときに「どうでしたか?」と声をかけるような寄り添い方でもいい。やり方は、人それぞれでしょう。大切なのは、1人ひとりがその場のリーダーとなって行動すること。それが患者様のためになり、寄り添う医療を実現していくものになると確信しています。
目に優しい治療を実践
当院では網膜の虚血性疾患に対応する“痛くないレーザー”を導入しています。網膜の虚血性疾患とは、血の巡りが悪くなり、視機能が落ちてしまうというもの。網膜中心静脈閉塞症や糖尿病網膜症などがこれに該当します。これらの疾患には以前よりレーザーによって視機能の低下を防ぐ治療がおこなわれてきましたが、ネックとしてあったのが、治療に痛みが伴い、それがもとで通院が途絶えてしまうというものでした。そのハードルを少しでも下げるべく導入したのが、“痛くないレーザー”「パターンスキャニングレーザーパスカル」だったのです。
こちらでは白内障の手術に用いる超音波機器にも最新の"痛くない白内障手術装置”を取り入れました。超音波ハンドピースに灌流センサーを内蔵した「センチュリオンアクティブセントリー」です。痛みを最小限に抑えるためだけに多くのコストを割くのは、医院の経営にとっては不合理なことかもしれません。ですが、患者様に寄り添うことを第一に考えれば、最も目に優しい治療を選択するのは、私にとってごく自然なことだったのです。
科の枠にとどまらず、病気の予防にも役立っていきたい
病院勤務時代は、光干渉断層計(OCT)の開発やドライアイ症候群の診断・治療を主要な研究分野としてまいりました。ドライアイは様々な要因によって起こりますが、中には普段からお使いになっている目薬の防腐剤が要因となっているケースもございます。先ほどのお話の続きになりますが、こうしたことは上流の原因を探ろうとしない限り、なかなか判明しないことです。
そのドライアイしかり、最新の医学の知識を提供していくことは、非常に大切なことと考えています。当院では、毎月の第一土曜日、近隣にお住いの方を対象に病気に関する勉強会を開催しています。今後は内科や薬剤師の先生方、あるいは栄養士の先生方のご協力を仰ぎ、病気の一次予防に役立つ情報を発信していくことにも力を入れていきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
『柳沢中西眼科』は、気楽においでいただける「寄り添う眼科」を作っていくことに挑戦してまいります。ちょっといつもと違う、メンテナンスをしたい。はたまた、親切にしてくれるあのスタッフに会いたい。そのように気軽においでいただける眼科のクリニックでありたいと願っています。目のことで何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
※上記記事は2020年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
中西 基 院長 MEMO
眼科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:読書
- 好きな本:ビジネス書/『嫌われる勇気』
- 好きな映画:ギルバート・グレイプ
- 好きな言葉・座右の銘:「漂えど沈まず」(開高健)
- 好きな場所・観光地:西伊豆松崎
グラフで見る『中西 基 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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