岩井FESSクリニック

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長の独自取材記事

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長

「FESS」に特化したクリニック。 患者さんに適した、最も低侵襲な治療を提供

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長コガ ヒサシ & タケバヤシ ケント

【古閑 比佐志 院長】
琉球大学医学部 卒業。琉球大学医学部附属病院にて医学実地研修。ヘリックス研究所第3研究部門主任研究員を経て、かずさDNA研究所・ゲノム医学研究室・室長。岩井整形外科病院(脊椎内視鏡医長/副院長)を経て、『岩井FESSクリニック』院長に就任(JR総武線「小岩駅」から徒歩5分)。医学博士(熊本大学)、日本脳神経外科学会専門医。

【竹林 研人 副院長】
浜松医科大学 卒業。東京女子医科大学脳神経外科 助教を経て、岩井整形外科病院 勤務。『岩井FESSクリニック』副院長に就任。日本脳神経外科学会専門医。

脊椎内視鏡手術との出会い

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長

【古閑 比佐志 院長】
我々の世代は、手に職を持つことが優先順位の上にきた時代でした。私もその1人で、当初は「患者さんを助けたい」といった高尚な理由からこの世界を目指したのではなく、手に職の中で最高の技術が医学だという認識から足を踏み入れたということになります。
大学で医学を学ぶ中で、次第に自分の進むべき道が見えてきました。特に脳腫瘍の患者さんと向き合う中で、「治療が難しい病気に挑みたい」という思いが強くなり、脳神経外科の道へ進みました。若い頃は、命に関わる病気で苦しむ方々を救いたいという強い気持ちが原動力だったように思います。
その後、臨床の現場だけでなく、より深く病気を理解するために基礎研究の道へ進みました。国内外で研究に取り組み、長い時間をかけて知識を積み重ねてきましたが、同時にそれは医師としての自分の在り方についても冷静に見つめる機会となりました。そうした経験を経て、再び臨床の現場へ戻る決断をしたのです。
岩井整形外科病院に入職したのは、そうした転機の中でした。臨床医としてブランクがある中での再スタートではありましたが、「自分にしかできない外科医になりたい」という思いから、当時まだ広く普及していなかった脊椎の内視鏡手術に着目しました。努力を重ねる中で症例数も増え、現在では多くの手術を手がけるまでになり、その流れの中で新たに『岩井FESSクリニック』を立ち上げることとなったのです。

【竹林 研人 副院長】
医師を志したきっかけは、がんを患った祖母の通院に付き添ったことでした。病院で多くの医療者が患者さんを支えている姿を見て、「人の役に立てる仕事がしたい」と思うようになりました。
医学生の頃は脳神経外科と整形外科のどちらに進むか迷っていましたが、初期研修で命に関わる疾患と向き合う脳神経外科医の姿に強い憧れを抱き、脳神経外科の道を選びました。
その後、脳卒中診療に携わる中で、全力を尽くしても救えない患者さんに直面し、医師として悩む時期もありました。そんな中で出会ったのが脊椎外科です。脊椎疾患は、適切な手術によって患者さんの症状を大きく改善できることがあり、術後に「楽になった」と喜んでいただけることも少なくありません。その経験から、この分野に強いやりがいを感じ、専門として取り組むことを決めました。

FESS専門クリニックの立ち上げ

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長

【古閑 比佐志 院長】
2019年にクリニックを開院した背景には、「FESS(Full-endoscopic spine surgery:完全内視鏡下脊椎手術)」に特化した医療を提供したいという明確な思いがありました。内視鏡手術と一口に言ってもさまざまな方法がありますが、その中でも最も細い内視鏡を用い、一か所の小さな入り口から行うFESSは、非常に特徴的な手術です。
これまで、FESSだけに特化した医療機関は全くありませんでした。だからこそ、「この手術を受けたい」と考えている患者さんにとって、わかりやすい選択肢を提示したいと考えたのです。クリニック名にもその理念を反映させ、専門性を明確に打ち出した形です。

【竹林 研人 副院長】
当院はJR小岩駅から徒歩5分ほどの場所にあり、比較的アクセスの良い土地です。遠方からの受診が難しい方には、オンライン診療をご利用いただくことも可能です。
FESSクリニックでは外来診療を中心に行っており、検査やブロック注射、入院、手術については隣接する岩井整形外科病院と連携して対応しています。特に脊椎疾患の診断に欠かせないMRI検査については、精度の高い検査体制を整えている点が特徴の一つです。
来院される患者さんは、ご自身の病気についてよく調べて来られる方が多く、治療について積極的に理解しようとされる勉強熱心な方が多いという印象があります。

低侵襲を追求したFESSへのこだわり

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長

【竹林 研人 副院長】
当院が特に力を入れているのは、「FESS」による低侵襲手術です。この手術は小さな傷で行うことができ、身体への負担が少ないのが特徴です。そのため入院期間が比較的短く、術後の回復も早いことから、ご高齢の方だけでなく仕事や家庭で忙しい働き世代の方にも適した治療法だと考えています。
特に腰椎椎間板ヘルニアや頚椎神経根症については、可能な限り、FESSクリニックでの治療を行うようにしています。ただし、すべての脊椎疾患が内視鏡手術でできるわけではありません。患者さんの状態によっては、より適した術式をご提案したり、必要に応じて他院をご紹介することもあります。

【古閑 比佐志 院長】
FESSにこだわるのは、シンプルに言えば「自分自身が受けたいと思える手術だから」です。FESSは傷が小さいだけでなく、体の内部へのダメージも極めて少ないのが特徴です。細い内視鏡を用いることで、筋肉や靭帯などの組織をほとんど傷つけることなく目的の部位へ到達することができますし、また、関節を温存できる点や、組織の酸化等を抑えられる点も大きな利点です。これにより、術後の回復が早く、将来的に再手術が必要になった場合でも対応しやすいという特徴があります。
従来の外科手術では出血や組織への負担が大きく、術後に安静期間が長くなることも少なくありませんでした。しかしFESSではそうした負担を大きく軽減できるため、患者さんの生活への影響も最小限に抑えることができます。
まだ十分に普及しているとは言えない分野ではありますが、だからこそその価値を広めていきたいと考えています。

必要最小限の治療で最大の効果を

【竹林 研人 副院長】
私が診療で最も大切にしているのは、患者さんがいま一番困っている症状に対して、できるだけ身体への負担が少ない方法で応えることです。画像検査で複数の異常が見つかる場合でも、実際の原因が一箇所であれば、その部分のみに治療を行うなど、「必要最小限の治療で最大の効果を得る」ことを常に意識しています。

そうした考え方は、日々の診療の中で培ってきたものでもありますが、同時に古閑院長から学んだ影響も非常に大きいと感じています。古閑先生は低侵襲医療を徹底して追求し、「本当に悪いところだけを治す」という姿勢を貫いてこられた医師であり、私にとっては手術の手技だけでなく医療人としての在り方を示してくださった師と呼べる方です。これまで先生のもとで多くを学び、ここまで育てていただいたという思いがありますが、今後はその教えを土台にしながら、自分なりの工夫や視点も加え、より良い医療へと発展させていきたいと考えています。

【古閑 比佐志 院長】
竹林先生は、もともと脳神経外科で培った高い技術を持ち、当院に来てからも非常に吸収が早く、着実に成長してきた医師です。最初の段階では私が集中的に指導しましたが、素直に学び取ろうとする姿勢があり、それが現在の優れた手術技術につながっていると感じています。脳外科としての知識と技術を基盤にしながら、チームの中でも柔軟に力を発揮してくれる存在であり、また、患者さんへの対応も丁寧で、周囲の医師が困ったときにも自然に手を差し伸べてくれるなど、協調性のある医師だと思います。異なる専門性を持つ医師同士が連携する中で、竹林先生はその一端をしっかり担ってくれています。

これから受診される患者さんへ

【古閑 比佐志 院長】
これまで高齢であることを理由に手術を控えるケースも少なくありませんでしたが、FESSのような低侵襲手術の普及によって、その選択肢は大きく変わってきています。体への負担が少なく、術後も早期に歩行が可能になるため、年齢に関わらず治療を検討できる時代になってきました。
長く生きていく時代だからこそ、いつまでも元気に歩けることが大切です。もし痛みやしびれで日常生活に支障が出ているのであれば、「年齢だから仕方ない」とあきらめず、一度ご相談していただきたいと思います。適切な方法を選ぶことで、より良い生活を取り戻すお手伝いができればと考えています。

【竹林 研人 副院長】
脊椎疾患の治療法は、病院や医師によって考え方が異なることもありますし、患者さんの年齢や生活環境によっても最適な方法は変わります。そのため、「これが唯一の正解」という治療法があるわけではありません。
医師は治療の選択肢を提示しますが、最終的にどの治療を選ぶかを決めるのか患者さんご本人です。
他院で切開手術や固定術を提案された場合でも、内視鏡手術で対応できるケースもあります。脊椎の治療についてお悩みの方は、セカンドオピニオンも含め、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

※上記記事は2026年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

古閑 比佐志 院長 & 竹林 研人 副院長MEMO

出身地:
[古閑 院長]千葉県 [竹林 副院長]神奈川県
出身大学:
[古閑 院長]琉球大学 [竹林 副院長]浜松医科大学
趣味・特技:
[竹林 副院長]ピアノ
好きなこと:
[古閑 院長]動物と過ごすこと(犬3匹と猫5匹を飼っています)
好きな場所・観光地:
[古閑 院長]修善寺 [竹林 副院長]鎌倉
好きな言葉・座右の銘:
[古閑 院長]「ネバー・ギブアップ」 [竹林 副院長]「努力をしたものが成功するとは限らないが、成功したものは必ず努力している」

近隣の病院・クリニック

■同じ駅で同じ診療科目のクリニックを探す

■同じエリアで同じ診療科目のクリニックを探す

お気に入り登録数が上限に達しました。
お気に入りリストに空きを作ってください。