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平良 成輝 院長

NARUKI TAIRA

GINZA SIX隣の心療内科クリニック。「TMS療法」などさまざまなアプローチで働く人の元気をサポート

東京大学医学部卒業後、研修を経て心療内科の道へ。首都圏各地の医療機関で経験を積み、2019年に『銀座心療内科クリニック』を開設。

平良 成輝 院長

平良 成輝 院長

銀座心療内科クリニック

中央区/銀座/銀座駅

  • ●心療内科
  • ●精神科

人の心を健康にできる医師を目指して

平良 成輝 院長

私たち医師は患者さんの病気を治して、元気になっていただくことが仕事です。私は小さな頃からそんな素晴らしい仕事に携わりたいと考えていて、自分の進路を考える段階になったとき、医師になることが明確な目標になりました。
こうした背景がありましたから、医師になった当初は「体の病気を治す内科医」になろうと考えていました。しかし実際に医療の現場に出てみると、心の不調が原因で体調を崩してしまった方や、何度もリストカットを繰り返して救急車で運ばれて来る方もおられました。そうした現状を目の当たりにして、体の病気を治すよりも、心を健康にできる医師になりたいと思い始めたのです。適切な診断・治療が受けられていないために苦しんでいる患者さんの力になれたら……、そんな思いで心療内科医としてのキャリアをスタートさせました。

複数路線でアクセス可能。GINZA SIX隣の心療内科クリニック

平良 成輝 院長

「働く人を元気にしたい」とのコンセプトのもとに『銀座心療内科クリニック』を開設したのは2019年です。心療内科を受診する患者さんは働き世代が多いため、さまざまなエリアからアクセスしていただけるよう、複数の路線が乗り入れる銀座の町にクリニックを開きました。患者さんは近隣のオフィスで働く方々のほか、当院で行っているTMS療法やセカンドオピニオンを求めて、大阪や北海道をはじめとした全国各地から足を運んでくださっている方もいます。
心の病気はきちんと診断をつけて適切な治療を行うことが非常に大切で、治療方針を変更することで症状の改善がみられることも少なくありません。実際に、これまで10年間治療を続けてよくならなかった患者さんが、当院での診療によって心の健康を取り戻されたケースもあります。患者さんの悩みに寄り添いながら根本的な問題を突き止め、正しい診断のもとで複数の治療選択肢をご提案できることが当院の強みと言えるでしょう。

さまざまなアプローチによって働く人を元気にしたい

平良 成輝 院長

内科のクリニックを受診する患者さんの平均年齢が70歳代なのに対して、心療内科の患者さんの平均年齢は非常に若く、20歳代がボリュームゾーンとされています。この理由としては、若い世代が人生初のイベントに直面し、さまざまな悩みを抱え込んでしまうからだと考えられます。就職や転職によって大きく変わった環境に適応できず、うつ病になったり、ひきこもりになったりするケースは決して珍しくありません。未来ある若者たちが仕事を続けられなくなることは、ご本人だけでなく社会にとっても大きな損失です。当院では、患者さんと二人三脚で治療に取り組むことによって、早期の社会復帰をサポートしたいと考えています。
うつ病患者さんのうち、全体の約8割は何らかの「悩み」に起因して病気を発症するとされており、病気の原因となった「悩みや問題点」を特定せずに治療を行っても大きな成果は期待できません。悩みに悩んでうつ病になったら、病気のせいで「できないこと」が増えてしまい、自分が「できないこと」に悩んでさらに病気を悪化させてしまう……という負のスパイラルに陥ってしまうからです。このため当院では、悩みの正体を特定し、一緒に考えていくことに力を入れています。医師による診察や臨床心理士によるカウンセリングなどを通して、悩みの原因が会社にあるのか、人間関係なのか、経済的なものなのかといったことを突き止めたうえで、問題を解決に導くお手伝いをいたします。

難治性のうつ病に対する「TMS療法」を実践

うつ病の治療では、心理療法や薬物療法(ドパミン系治療薬)などいくつかの選択肢がありますが、中にはこれらの治療を行っても思うような効果が得られないケースもあります。そうした難治性のうつ病に対する第三の選択肢として、当院ではTMS療法(経頭蓋磁気刺激療法)をご提案することが可能です。当院の患者さんに限ったデータではありますが、難治性のうつ病患者さんにTMS療法を行ったところ、これまでに約8割の症例で改善がみられています。
うつ病患者さんに対する治療では、かねてよりECT(電気けいれん療法)が行われてきました。しかしECTを実施するには入院が必要になることが多く、必ずしも気軽に受けられる治療とは言えませんでした。これに対してTMS療法は日帰りで行うことができ、ECTと同等の効果がありながら副作用がないことが特徴です。また、うつ病だけでなく発達障害に対する効果も期待できますから、「いろいろな治療にトライしたものの、なかなかよくならない」という場合は、ぜひ一度ご相談いただきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

心理療法や薬物療法に加えて、患者さんが心身の健康を取り戻せるような環境を整えることも私たちの役割です。診療の際には話しやすい雰囲気づくりを心がけ、患者さんの心の中にあるものを何でもお話いただけるように努めています。ご本人も気付いていない「悩み」を拾い上げ、その悩みが解消するように精一杯サポートさせていただきますので、どのようなことでも遠慮なくご相談ください。

※上記記事は2025年1月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

平良 成輝 院長 MEMO

  • 出身地:沖縄県
  • 出身大学:東京大学
  • 趣味・特技:ハイキング、ピアノ
  • 好きなアーティスト:ダン・ギブソン、角野隼斗
  • 好きな観光地:西表島
  • 座右の銘:「叩けよ、さらば開かれん」

平良 成輝 院長から聞いた
『双極性障害[躁うつ病]』

若い世代での発症が多い「双極性障害」とは……?

双極性障害は躁うつ病とも呼ばれ、気分が高揚する躁状態と気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気です。10代を中心にした若年での発症が多くみられ、発症には遺伝的な要素が大きく関わっているとされています。気分の落ち込みや重度の倦怠感などによって仕事を続けられなくなるケースも少なくありません。

双極性障害の診断は非常に難しいため、正しい診断がつくまでに平均で8年を要するとの報告があります。うつ病など間違った診断のもとに治療を続けている患者さんでは、なかなか改善がみられないことも多いようです。
双極性障害との診断がついた場合は、ドパミン系の治療薬が第一選択となります。このほか、好きなことや興味のあることを見つけて、心が動かされるような体験をすることも治療の一助になると考えられています。

グラフで見る『平良 成輝 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION