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三輪 正人 院長

MASATO MIWA

患者さん1人ひとりに合わせた「上流の医療」「上質の診療」の提供を目指して

藤田医科大学卒業(現:藤田保健衛生大学)。同大学耳鼻咽喉科に入局。米国東海岸留学を経て、獨協医科大学、順天堂大学、日本医科大学で診療・教育・研究に携わり、2019年2月26日に『はりまざかクリニック』を開設(東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩2分)。アレルギー指導医。

三輪 正人 院長

三輪 正人 院長

はりまざかクリニック

文京区/大塚/茗荷谷駅

  • ●耳鼻咽喉科
  • ●アレルギー科
  • ●小児耳鼻咽喉科
  • ●小児耳鼻咽喉科

父と同じ道を辿り、その父を超えた医師を目指して

三輪 正人 院長

両親も祖父も医師をしていました。子供心に、地域で愛されるお医者さんと映っていたものですから、やりがいのある仕事と思い、同じ道を志したということなのです。
父も耳鼻科医だったのですけれど、当初はそれだけにはなるまい、と考えていました(苦笑)。なんといいましょうか、親と同じ仕事はやりたくない、と当時は思い込んでいたのでしょうね。その思いが変わったのは、恩師である教授から「親と違う、親を超えた耳鼻科医になりなさい」と声を掛けられてからでした。単純なようですが、今思えば、上手いことを言ってくれたものですね(笑)。
その後、アメリカ東海岸に留学し、獨協医科大学をはじめとして各私立大学で診療・教育・研究に携わり、2019年2月に『はりまざかクリニック』を当地に開設するに至りました。2006年のことになりますが、この小石川の高台で耳鼻咽喉科クリニックの開業に関わったことがあります。自身の開業を控え、当時のプロジェクトに関わっていた縁もありましたので、同じ“はりまざか”という名前をクリニックに名付けたということなのです。

患者さんの悩みを共に解決していくために

三輪 正人 院長

日本アレルギー学会指導医、日本耳鼻咽喉科学会・日本気管食道科学会の専門医として、耳鼻咽喉科一般のお悩みを広くオールラウンドに診ていきたいと考えています。私には資格としてもう1つ、医療メディエーターというものがあります。昨今、患者さんと医療者との間で意見の食い違いが生じ、訴訟等に至るケースがありますよね。医療メディエーターとは、両者の間に入り、公平に意見を聞き、問題解決に導く役割を担う専門職ということになります。私がこの資格を取得することにしたのは、交渉における専門的なスキルとテクニックを学ぶ意味があると考えたからでした。患者さんとの関係を築く上で、対話は非常に重要です。患者さんの抱える思いを引き出し、一緒に悩みを解決していくには、対話におけるスキルが不可欠だと考えたのです。実際、大学病院でもこのスキルは非常に役立ってきましたし、こちらのクリニックにおいても、大いに役立てていきたいと思っています。

上質の医療に目を向けることで、病気が起こらない身体を

三輪 正人 院長

当クリニックは、「上級の診療」に基づく「上流の医療」をコンセプトに掲げています。病院に救急で運ばれてくるような、わらをも掴もうとする人に対し、手を差し伸べ、命を救うことは非常に重要な仕事です。しかし、見方を変えてみますと、そこに至るまでの経緯の中で、病気の上流というものがあるのではないかと考えたのです。鼻を例にしましょう。副鼻腔炎を起こした際、鼻茸(ポリープ)が出来てしまうことがありますが、ポリープは、言ってみれば病気の成れの果て、ということになります。様々な段階があって初めてポリープが出来るわけであり、その上流のところに目を向け、適切な治療をすることがより重要だとも言えるのです。
その上流の医療を実現する手段として、上質の診療があります。言葉にすると大層に聞こえるかもしれませんが、要するに、患者さんのお話をよく伺い、主訴の奥に隠れているものを引き出す、ということが肝になってきます。訴えられる症状だけを見るのではなく、根本的な治癒を目指すために、手作りの診療をおこなうということなんですね。

「ドライノーズ」から「タフノーズ」へ

私は、ドライノーズからタフノーズへの転換を提唱しています。ドライノーズとは、先ほど挙げた病気の上流の1つです。
アトピー性皮膚炎を例に挙げましょう。アトピー性皮膚炎の状態と、健康な肌の状態の間には、ドライスキンというものがあることが概念として確立されています。つまり、肌が乾くために皮膚粘膜が弱くなり、やがて疾患が生じてしまうということですね。鼻も同様です。ドライノーズになってしまうのは、分泌(鼻水)があっても、どんどんと蒸発していくから起こっていくと考えられます。ドライノーズはすべての始まりですから、その状態を脱することにより、その後に続く下流の病態を防ぐことが可能になります。潤いをもたらすには、軟膏等を塗るだけでも効果が期待できますが、その人その人によって状態は異なるわけですので、様々な方法を使い分けていくことでタフノーズへと持っていけるのです。
アレルギー性鼻炎も副鼻腔炎も、また喘息のような疾患も、下流に行ってしまうと、そこから改善するのは容易なことではありません。しかし、元来、人には治す力が備わっていますから、それを助け、上手にコントロールすることが我々には求められるということになります。

これから受診される患者さんへ

上流の医療では、流されて、今にも溺れようとしている人を助けるのみならず、川上に目を向けることが大切です。当クリニックではパターン化された診療ではなく、患者さんそれぞれに合った手作りの診療を目指しています。辛い症状を一緒に協力してコントロールしていくとともに、未病のうちに病気の兆候を見つけ、より健康な人生を送っていただけるよう努めてまいります。

※上記記事は2019年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

三輪 正人 院長 MEMO

気管食道科専門医 /耳鼻咽喉科専門医 /アレルギー専門医

  • 出身地:京都
  • 趣味:スポーツ観戦、映画鑑賞
  • 好きな本・作家:トルストイ
  • 好きな映画:ゴッドファーザー
  • 好きな言葉・座右の銘:ピンチはチャンス、チャンスはピンチ
  • 好きな音楽・アーティスト:チェロ、フルート
  • 好きな場所・観光地:カンクン

グラフで見る『三輪 正人 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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