あさくさ田原町内科クリニック
台東区/寿/田原町駅
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科
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阪口 真之 院長への独自インタビュー
呼吸器内科を中心に研鑽を積み、愛着のある地元に開業
私が医師になったのは、「親戚一同の熱い想い」によるところが大きかったでしょうか。「阪口の家に1人でも医者を」という話になったとき、私に白羽の矢が立ったわけなんです。私が生まれるとき、頭が大きいために母の産道に引っかかったと聞かされていましたから、大きな頭の中に脳みそが一杯つまってると思われたようです(笑)。周りから「真之は大きくなったらおじちゃんを治してや~」などと言われるうちにその気になって、幼稚園の卒園文集にも「お医者さんになる」と書いていたほどです。
幼少期の想いをそのままに成長していくわけですが、当時流行っていたトレンディドラマに憧れて、サラリーマンになろうと考えた時期もありました(笑)。それでも、私自身が喘息に苦しんだ経験があり、私を医学部に進学させようと独立までしてくれた父の想いに応えるためにも、医師になろうと思ったのです。東京慈恵会医科大学を卒業後、都内の専門病院や静岡県内の市民病院などで経験を重ね、開業前は同じ台東区にある永寿総合病院で7年半にわたって診療を続けてきました。そうした経験をふまえ、30年以上住み親しんだ愛着のある地域への恩返しの意味を込めて、『あさくさ田原町内科クリニック』を開設いたしました。
患者さん一人一人に「寄り添う医療」を
『あさくさ田原町内科クリニック』では、風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症、喘息や肺気腫といった呼吸器系の疾患を中心に内科全般を幅広く診療し、各種健康診断や予防接種などを通して、地域に暮らすみなさまの健康をサポートしていきたいと考えています。私の専門は呼吸器内科ということになりますが、何か不調を感じられたら「まずはご相談ください」という気持ちでいます。たとえば、足腰の痛み、手足のしびれなど私の専門外の症状をご相談いただいたときも、その方が最適な治療を受けられるように道筋をつけるよう努力いたします。患者さん一人一人に寄り添うような医療をおこなうこと、それはこのクリニックを開設した1つの理由でもありました。
医師として自分の専門分野を決めるとき、はじめは1人の先輩に憧れて、子どもの病気は全て診ないといけない総合力が必要とされる小児科に魅力を感じていました。その後、やはりテレビドラマに影響を受けて(笑)、外科や救急医療に携わりたいと考えた時期もあったんですね。そんな私の転機になったのは、研修医時代に末期のがん患者さんを担当したことでした。研修医だった私の主な役割は、上級医の指示を実行し患者さんとご家族に治療内容などをわかりやすくご説明することでした。1週間ちょっとでその患者さんは亡くなられたのですが、「最期は家族みんなで穏やかに過ごせました。ありがとうございます。」と、ご家族から感謝の言葉をいただくことができたんですね。それまでの私は、病気を「治す」ことに重きを置いていたのですが、患者さんに「寄り添う」「看取る」医療にも魅力を感じるようになりました。そしてこの時から、すべての患者さんが「その人らしく」過ごせるように、自分にしかできない医療を実践していこうと考えるようになったのです。❝病気を診ずして、病人を診よ❞という母校の教えにもあるように自分にとってはそこに病んでいる人がいれば科はどこでもよかったんですよね。でも今となっては呼吸器科が天職だったと思っています。
阪口真之先生は大学の先輩です。話しやすい雰囲気があって、いつも笑顔で、みんなに元気をくれる先生ですよ。