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地場 奈実 院長

NAMI CHIBA

患者さんへのホスピタリティを大切に。緑内障からドライアイ、眼病予防まで目の困りごとに幅広く対応

産業医科大学卒業後、山梨大学眼科に入局。山梨大学附属病院、長野県岡谷市立病院、千葉県みつわ台総合病院で研鑽を積む。山梨大学大学院、米国カリフォルニア大学で緑内障を専門に学び、国立病院機構甲府病院で医長を勤める。東京都立広尾病院、牧田総合病院、さがみ生協病院での勤務を経て、2018年に『アイリス眼科』を開院(小田急線「成城学園前駅」西口より徒歩1分)。

地場 奈実 院長

地場 奈実 院長

アイリス眼科

世田谷区/成城/成城学園前駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

祖母の慈愛に満ちた診療が眼科医を目指すきっかけに

地場 奈実 院長

実家の近くで眼科医をしていた祖母は、患者さんの目線で慈愛に満ちた診療をする人でした。診療の終わり際、患者さんが祖母に手を合わせて「ありがとうございました」と感謝する姿を目にして、「ああ、私も眼科医になりたいな」と思うようになっていたのです。
大学卒業後は産業医を取得し、山梨大学眼科に入局。関係する各地の病院で臨床経験を積むとともに、山梨大学大学院や米国カリフォルニア大学などで緑内障について専門に学ぶ機会を得ました。大まかに分けますと、医師としての前半の10年を緑内障、後半の10年を網膜について研鑽を深めたことになり、その経験を活かすべく、2018年に縁あって当地に『アイリス眼科』を開院するに到りました(小田急線「成城学園前駅」西口より徒歩1分)。
私はかつて恩師に、「診察は自分の家族を診るような気持ちでやりなさい」と伝えられたことがあります。患者さんの目線に立ち、慈愛の心を持って相手に接すること。待ち時間もあって、思うようにいかないことも出てくるとは思いますが、祖母がそうだったように、慈愛の心を持って患者さんと向きあっていきたいと考えています。

「不安」が「安心」に変わっていくよう、のホスピタリティを大切に

地場 奈実 院長

大学病院では、緑内障や黄斑変性症など難治性の病気を抱えた方を数多く拝見してきました。その中には手を尽くしたものの、残念ながら失明に到る方が少なからずいらっしゃったのです。その治療に携わるうちに、「もっと早い段階で病気を見つけ、適切な処置をおこなうことで深刻な事態に陥ることを防げるのではないか」という思いを抱くようになっていました。予防医学という観点から、病気の早期発見・早期治療に努めていくこと。それが、私がクリニックを開業するに到った大きな理由の1つです。
開院を迎えるにあたり、意識したのは、患者さんにリラックスしていただける空間を用意することでした。眼科は検査機器も多く、どうしても研究機関のような雰囲気になりがちです。もちろん、治療が目的で来院されるわけですけれど、内に抱える不安な気持ちが少しでも和らぐようにと各所に工夫を施しました。
大きな病院では、なかなか患者さん1人ひとりに気を配るということができない面があります。みなさんに「ここに来て良かった」と思っていただけるよう、患者さんの気持ちに寄り添うことをモットーに診察を続けていきたいと考えています。

緑内障、黄班変性など視力に影響がある疾患への治療に力を

地場 奈実 院長

緑内障や糖尿病、高血圧症に起因する合併症、加齢黄斑変性など、悪化すると視力を失ってしまう病気は数多くあります。以前であれば手術による治療法も大きな選択肢の1つでしたが、現在では通院しておこなえる治療方法も増えてきました。当院では点眼薬のほか、レーザーによる光凝固治療や、網膜系の疾患に有効な抗VEGF硝子体注射を取り入れています。 抗VEGF硝子体注射は、近年になって普及が進み、大学病院等で取り扱われることが多いものですが、当院では今までの専門的な経験を生かし治療の1つとして取り入れています。
日本人の失明原因の第1位は緑内障であり、40歳以上の方の20人に1人が発症すると言われています。緑内障は自覚症状がないことが大きな特徴で、気づかないうちに少しずつ視野が欠けていくものです。最近は、視野に異常が出る前の早期緑内障 (前視野緑内障)が注目されていますが、検査方法の進化により、比較的早い段階で発見・治療することができるようになっています。失明を招かないためにも、1年に1度は専門の眼科医で定期的な検査を心がけていただければと思っています。

眼病予防への積極的な取り組み

『アイリス眼科』では、目の検診と生活習慣指導、目のエイジングケアによる眼病予防に力を注いでいます。例えば、エイジングケアに用いるメディカルインディバという機器は、高周波による温熱治療で体の深部温度を上昇させることができます。カイロや温泉が体の表面を温めるのに対し、自身の体内で熱を発生させて深部温度を高めることで、血流が上がり、体の新陳代謝が活性化します。メディカルインディバは、他にも様々な機能的な変化が医学的に報告されており、欧米では目だけでなく全身の様々な場所やがん治療などに用いられています。
そして、眼病の発見予防には目の定期検査がかかせません。今は各企業にも産業医がいて、社員の健康チェックをおこなうことが増えていますが、 目については、なかなか詳しい検診ができていないのが現状です。当院は世田谷区と杉並区が実施する検診事業にも対応しており、ご高齢の方や主婦の方も目の検診を受けることができます。
人間は情報の80%を目から得ています。その目の健康を守るためにも、検診による病気の早期発見、生活習慣へのアドバイスで眼病を予防することに注力していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

私は山梨大学附属病院、東京都立広尾病院でも非常勤医として診療を担当しており、最新・最善の治療を提供できるよう、さらに研鑽を積めるよう努力を積んでいます。当院は難病指定医、身体障害者認定医として各種手帳などの検査・申請も扱っており、今後は航空身体検査医としてパイロットを目指す方のための検査も実施していく予定です。
目がしょぼしょぼする、開けるのが辛い、見え方が悪い、といった目の症状のある方は、どんなささいなことでもかまいませんのでお気軽にご相談ください。早期発見・早期治療を心がけ、みなさんの目の健康を守るお手伝いをしたいと思っています。

※上記記事は2018年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

地場 奈実 院長 MEMO

  • 出身地:長野県
  • 趣味:アロマセラピー、旅行、スポーツ
  • 好きな映画:『ニュー・シネマ・パラダイス』
  • 座右の銘・好きな言葉:「医は仁術なり」
  • 好きな音楽:クラシック、周波数528Hzミュージック
  • 好きな場所:成城、ベネチア

グラフで見る『地場 奈実 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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