波多野 篤 院長
ATSUSHI HATANO
自分の家族ならどうしてもらいたいか。耳・鼻・喉のお悩みのすべてを親身になって診療
1984年岡山大学医学部医学科卒業。同大学医学部附属病院耳鼻咽喉科に在籍。1995年より東京慈恵会医科大学附属病院、1999年より同大学附属第三病院・耳鼻咽喉科准教授を務め、2017年2月に『はたのクリニック』を開院。
波多野 篤 院長
はたのクリニック
世田谷区/八幡山/八幡山駅
- ●耳鼻咽喉科
- ●外科
- ●内科
父を見ていたらこそ、充実感のある仕事にたずさわることが出来た
父は、郷里の愛媛で耳鼻咽喉科の開業医をしておりました。私が医師を志したのはその父の影響によるところが大なのですが、逆に学生時代は「耳鼻科医はないかな」と思っていたのです。あまりに身近だったということもありますし、知らない分野への興味が先立っていたこともあったのでしょうね。ところが、「耳鼻科だけは…」という意識が強すぎたせいか、当初の思いとは裏腹にこの科を選んでしまったのです。
興味深さはどの科にもあると思うのですが、何が好きかということによって満足感は違ってくるのではないでしょうか。耳鼻咽喉科に求められる外科的手術の細かさは、私の性に合っていたのでしょう。また、内科的な要素もあれば外科的な要素もあるこの科の奥深さに魅入られたということもあったかと思います。
『はたのクリニック』は義父が診療していた『岡本外科』を継承する形で2017年に開院いたしました。それまで病院勤務が34年。その間にある程度のことは出来るようになったという満足感を得ていましたし、次のステージに向かう良きタイミングととらえ、開業を決意したのです。外科・内科診療に関してはひきつづき義父(岡本孝之)が診療を行っています
高い専門性を活かし、耳・鼻・喉の病気を広く診ていく
岡山大学および慈恵医大においては頭頸部の腫瘍と中耳疾患を専門にしておりました。クリニックで癌を診る機会はあまりないかもしれませんが、診察および手術にたずさわっていた専門性を活かし、深刻な病気を万に一つも見逃すことがないようにと思っています。
また、慈恵医科大学に移ってからは、内視鏡下鼻内副鼻腔手術を中心とした鼻副鼻腔疾患の診療も手掛けてきました。慈恵医大は鼻の疾患に強いという特徴があるものですから、それは私にとって幸運なことだったと思っておりますし、今後はこれまで培ってきた経験を元に、耳・鼻・のどの病気から悪性腫瘍にいたるまで、耳鼻咽喉科一般の幅広い疾患を診ていきたいと思っています。
診療の見える化をはかり、納得して受けていただける治療を目指す
診察で心掛けいるのは、口頭で説明するのはもちろんのこととして、出来る限り“見せる”ことです。言葉による説明だけではなかなか病気を理解することは難しいかと思います。「百聞は一見にしかず」といいますが内視鏡検査で撮影した動画や画像は、その説明を補ってくるものです。正常な状態と不具合のある状態を見比べていただくことで、患者さんの理解が進んでいくと思っています。
動画や画像には思わぬ副産物がありました。ご存知のように耳鼻咽喉科はご高齢の方やお子さんが多いのですが、お子さんに関しては、一旦泣いてしまうともう診察どころではありませんので、いつも苦慮するところでありました。ところが、カメラで自分がモニターに映ったりしますと、子供は食いつくものなんですよね。デジタル機器というものは子供の興味を引くものなのでしょうけども、それで診療がスムーズにいくとは、当初は思ってもみないことでした(笑)。
勤務医時代の治験を活かした治療を提供
好酸球性副鼻腔炎という疾患があります。副鼻腔炎とは、俗に言う蓄膿症のことですが、今は別の要素、たとえば、喘息から合併して起こる蓄膿症のような難治性の副鼻腔炎が多く見られるようになっています。副鼻腔炎はお子さんに多い病気ですので、今後はこうした病気にも目を配っていきたいと考えています。
また、高齢化社会がますます本格化するにつれ、嚥下障害にまつわるトラブルが多くなることが予想されます。嚥下とは“飲み込み”のことですが、この機能に障害があって起こる誤嚥性肺炎は現時点でも深刻な問題になっています。私は大学時代、誤嚥を防止するための手術を含めた治療も手掛けていました。状態により対処はさまざまということになりますが、その診察に関わってきた経験を今後活かせていけたらと思っています。
耳・鼻・喉の病気については、可能な限りこちらで対応していきたいと考えていますが、やはりすべてをここで完結出来るわけではありません。ですから、今後の方向性として、近隣の総合病院や地域の先生方と密に連携し、治療の方向性をしっかりお示し出来るようにしていきたいですね。
これから受診される患者さんへ
何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。耳鼻咽喉科は、縁のない方にとっては足を踏み入れる機会の少ない場所かと思いますが、使い方次第でずいぶん役に立つこともあると思っています。たとえば、風邪であれば内科があり、小児科もありますが、耳鼻科も選択肢になるでしょう。風邪でも、お腹や胸に症状がある場合は、これは内科や小児科に行かれるのが賢明だと思いますが、俗に言う鼻風邪、のど風邪といったものに関しては、これは耳鼻咽喉科が得意とする領域になります。また、お薬に加え、処置というものがあるのも耳鼻咽喉科の特色で、吸入などの局所処置をすることで鼻づまりがスッキリ治りやすいというケースもあります。判断に迷われたら、まずはご相談ください。患者さんを自分の家族と思い、より良い治療を受けていただけるよう対応させていただきます。
※上記記事は2018年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
波多野 篤 院長 MEMO
耳鼻咽喉科専門医
- 出身地:愛媛県
- 趣味:スポーツ(サッカー)、音楽鑑賞
- 好きな本・作家:ミステリー/ジャック・ヒギンズ
- 好きな映画:ローマの休日
- 普段心がけていること:「自分がしてもらいたくないことを人にしない 、自分がしてもらいたいことを人にも」
- 好きな音楽:ジャズ
グラフで見る『波多野 篤 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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