堺 弘治 院長
KOJI SAKAI
糖尿病の専門家による、患者さんの将来を考えたトータルケアを。
熊本大学医学部卒業後、同大学医学部医学研究科を修了。新東京病院、明理会中央総合病院で糖尿病内科部長を務め、2017年に『東十条さかい糖尿病・内科クリニック』を開設(JR京浜東北線「東十条駅」より徒歩4分)。
堺 弘治 院長
東十条さかい糖尿病・内科クリニック
北区/東十条/東十条駅
- ●内科
- ●糖尿病内科
- ●代謝内科
- ●内分泌内科
- ●老年内科
患者さんを一生涯、トータルでサポートしていく
私は6歳の時に父を亡くしました。それを機に、身近な人を診てあげられる存在になりたいと願い、医師を志したということになります。父の死因は脳出血でした。ですから、私は大学5年生の時までずっと脳外科医になろうと思っていました。しかし、勉強を積んでいくうちに、脳出血を起こした人を医師が介入して元の状態に戻すのは、困難だと知ることになりました。では、どうするべきなのか。当時から、血圧や脂質、糖尿病をコントロールすることが出来れば、脳出血のリスクを減らすことが可能ということが言われていました。であれば、その分野を究めることが、私の目指すところだと考えたのです。
予診室を設けたことで、診療の流れも結果もプラスに
予診室では、私が診察をおこなう前に、看護師さんが患者さんから生活環境等についておたずねしていきます。血圧や脂質はお薬によって改善します。糖尿病もお薬で血糖値は改善するのですが、それだけでは脳梗塞や心筋梗塞を予防出来ないのです。
それを可能にするために最も大事なのが、生活習慣を改善になります。当クリニックでは、生活環境を詳しくお聞きし、良い点、悪い点を聞き出し、見直すべき箇所を指導するための場所をとっています。開院からまださほど日は経ってないのですが、病院時代から診ていた患者さんが、お薬も何も変えていないのに状況が改善したといううれしい結果が出ています。予診室は当初、設計を担当してくださった方から「いらないのでは?」と言われたものですが、作って良かったと思いますね。
また、糖尿病でインスリン注射をおこなう方は、注射部位の皮膚が固くなってしまう現象が起こることがあります(インスリンボール)。それをチェックするためとは言え、私から特に女性の患者さんに「お腹を見せてください」とはなかなか言いづらいものなのですが、看護師さんが予診室でチェックをおこなってくれ、医師としては恥ずかしいのですが、複数の方のインスリンボールを発見に至ったということもあります。生活習慣の変化をお聞きするにしても、私より看護師さんのほうが話しやすいようで、その点は多少寂しい思いもしています(苦笑)。
継続して治療を受けていただくために、「痛くない」」「待たせない」を心掛けて
HbA1cや血糖値を測るため、糖尿病では採血が必須です。しかし、従来のやり方は痛みがあることから、開業医では毎回どころか、半年に1回の採血がやっと、という状況が一般的なようです。クリニックではこれを改善すべく、指先より未粒大の採血でHbA1cをはかれる機械を導入しました。これにより痛みは少なくなり、全体の待ち時間も大幅に減少しています。
糖尿病は継続して治療をおこなっていただかなくてはなりません。しかし、あるデータによれば、30代から40代で糖尿病と指摘された方の半数以上が治療をまったく受けていない、あるいは、中断しているという結果が出ています。中断された方の中には、採血時の痛みや待ち時間の長さに辟易された方も少なくないものと思われます。そうした方々の心のハードルが低くなるよう、私たちに出来ることをしていきたいと思っています。
最新の医療を導入出来るよう、日々の研鑽は欠かせない
血糖値を継続的に自動で測ってくれる機械が、間もなく日本でも保険適応となる予定です。私も試しに使ってみたのですが、痛みがまったくない上に使い方も簡単で、腕などに貼り付けたセンサーに、リーダーと呼ばれる読み取り器機を近づけるだけで血糖値がはかれる優れものです。
そもそも糖尿病とは、血液中の糖分の上昇を抑えてくれるインスリンというホルモンが減少して起こるもの。それを補うために外からインスリンを注入してやる必要があるのですが、その調整をおこなうために血糖値をはかる必要があるのです。その血糖値がほぼ自動で測れるのは、患者さんにとって大きなメリットになります。日々勉強を重ね、先進の技術を安全に患者さんに提供出来るようにしていきたいですね。
これから受診される患者さんへ
糖尿病は症状のない病気です。血糖値が高いまま10年、15年と放置していますと、視力や腎機能が著しく低下する合併症が起こることになります。ですから、まずは健康診断を受けていただき、指摘があれば必ず医療機関を受診してください。糖尿病と診断が下っても、そこからしっかりと治療を受けてさえいれば、目に見える困った症状は予防することが可能になります。
昔は、「無病息災」と言われたものですが、今は「一病息災」の時代なのかもしれません。1つ持病があることで、生活習慣に気をつけた結果、他の病気に罹らないとういことです。持病があるのは気苦労なことだと思いますが、前向きにとらえ、生活習慣の改善に取り組んでいただければと思います。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
堺 弘治 院長 MEMO
内分泌代謝科専門医
- 出身地:宮崎県
- 趣味:スキューバダイビング、スキー、スノーボード、ランニング
- 座右の銘:「自分がしてもらいたいことを人にも」
- 好きなアーティスト:スティング、エリック・クラプトン
- 好きな場所・好きな観光地:海・慶良間諸島・石垣島
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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