羽田 麻以 院長
MAI HANEDA
女性医師としての特徴を活かし、「話しやすい」「相談しやすい」親しみの持てる眼科を目指して。
東京医科大学卒業。同大学眼科学教室に入局。2017年に『世田谷通り おおさわ眼科』を開院(小田急線「千歳船橋駅」より徒歩15分)。現在も東京医科大学病院で緑内障外来を担当。
羽田 麻以 院長
世田谷通り おおさわ眼科
世田谷区/桜丘/千歳船橋駅
- ●眼科
女性として、一生学び、働き続けられる仕事を目指して
大学進学を前にし、女性が一生働いていけるものが良いと考え、この結論にいたりました。私は小さい頃に入院したことがありました。麻疹だったのですが、脱水症状を起こし、気がつけば重症になっていました。その時に担当してくださったのが女性の先生で、子供ながらに的確に治療してくださることがわかり、本当に頼れる感じだったんですね。一生続けられる仕事と考えた時、まず頭に浮かんだのが、その先生の存在でした。
大学を卒業後は、東京医科大学の眼科学教室に入局しました。眼科は、内科と外科、両方の側面を持つ科です。初診から治療までの過程をすべて患者さんと向き合っていけることに魅力を感じ、この科を選択したということになります。
2017年に『世田谷通り おおさわ眼科』を開院いたしました。それまで20年に渡り勤務医を続け、さまざまな経験を積ませていただきました。これからの20年、そして次の20年と考えた時、このタイミングでの開業がベストと考えてのことでした。
お医者さんを選んだ本当の理由には、内科の開業医をしていた祖父の存在があるかもしれません。祖父は医学に関してだけではなく、さまざまな分野を学ぶ姿勢を終生変わることなく持っていた人でした。祖父に倣い、私も学ぶことを忘れず精進していきたいと思っています。
大学では緑内障外来を担当
現在も外来を担当させていただいていますが、私は大学で緑内障を専門にしてまいりました。緑内障は自覚症状のない病気で、数十年前であれば、緑内障と診断されることなく失明に至った方が少なくない数いらっしゃったと思われます。検査機器の進歩、それにともなう診断能力の向上とともに、世田谷区でも検診で眼底検査がおこなわれていますが、眼底の写真を読むということが一般に周知され、その結果として緑内障の発見にいたる方が増えていると思われます。
緑内障は自覚症状が出た時点で、すでに病気のステージが進んでしまっています。残念ながら完治することは出来ない病気ですので、早期に発見し、進行を遅らせることが大切になってきます。緑内障の進行率は個々で差があり、1回限りのデータではそれを推し量ることはできません。ですので、定期的に受診していただき、データを蓄積することが重要です。眼の病気に関わらず、慢性疾患といわれるものは、経過を見ていくことが大切です。長い間のお付き合いになりますが、こまめに経過を見させていただき、その都度有用な情報を提供していければと思っています。
お話を通じ、病気のヒントを見つけていく
とにかく患者さんのお話に耳を傾けることを心掛けています。受付で問診票にご記入いただくのですが、問診票に書かれていないことが会話を通してわかることがあります。たとえば、緑内障のお薬を10年以上使っていますですとか、そうした情報が問診票に記入されてないことがあるんですね。患者さんの立場からすると、今最も気になることだけに目が向くでしょうし、無理もないことだと思います。だからなおのこと、しっかり患者さんの話をうかがう必要があるのです。
何気ないお話の中にも治療のヒントになることがあります。たとえば、日中はお仕事で目薬を注そうにも注せないという方もいらっしゃいますよね。その場合、お薬を変更したり、日中つけなくとも良い処方を工夫していくことになります。
考えてみますと、このスタイルは開業以前からのものでした。直接診療に関わることでなくても構いません。気になることは何でもお話いただければと思います。
お子さんが泣いてしまわないように、スタッフみんなで気を配って
開業の時期が学校検診の時期と重なったこともあり、指摘を受けて受診されるお子さんが多く来院されました。この地域の特色でもあると思うのですが、想像していた以上に多くの子供の患者さんが受診されています。
小さなお子さんは眼科を受診されて泣いてしまうこともあるのですが、実は、泣いてしまうと診察が難しくなる面があります。スタッフを含め、子ども達が泣かないように気を配っているところですし、もしそれでも泣いてしまいそうな時は、白衣を脱いで待合室で診るようにしています。
開業して感じたのは、お子さんを含め様々な年代にドライアイの方が多いということ。年齢の低い方にまでドライアイが見られるのは、ITが広まっていることに加え、アレルギーなども関係しているのかもしれません。ドライアイは症状によって対応するお薬が変わってきます。また、状況によっては涙点プラグという治療が適用になることもあります。その人その人によって有効な治療法は変わってきますから、症状がある場合は、眼科を受診していただきたいですね。
これから受診される患者さんへ
単なる充血に見えても、稀に大きな病気が隠れていることもあります。そもそも視力の低下もご自身では判断しづらい面もありますから、少しでも気になることあれば、お気軽に眼科でご相談ください。眼科は、痛い検査をすることはまずないところです。緑内障等を考えれば、40歳を過ぎれば1度はチェックにいらしていただきたいですし、何かおかしいと思ったら、早めに受診していただきたいと思います。
※上記記事は2017年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
羽田 麻以 院長 MEMO
眼科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:テニス
- 好きな本:北森鴻
- 好きな映画:プロヴァンスの贈り物、ラブコメ
- 好きな音楽:ADELE
- 好きな場所:京都
グラフで見る『羽田 麻以 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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