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家城 恵子 院長

KEIKO IEKI

循環器の専門クリニックとして。ゆっくり丁寧にしっかり患者さんの声に耳を傾けたい

筑波大学医学部卒業。都立広尾病院循環器科、東京大学医学部第3内科、朝日生命成人病研究所、都立駒込病院に勤務し、1998年5月に『西公園前クリニック』を開院(JR中央/総武線・東京メトロ東西線「阿佐ヶ谷駅」より徒歩5分)。

家城 恵子 院長

家城 恵子 院長

西公園前クリニック

杉並区/阿佐谷北/阿佐ケ谷駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●循環器内科

地元でやりがいのある仕事に就けていることを誇りにして

家城 恵子 院長

医師だった叔父と、近所でホームドクターをされていた先生への憧れから、小学校1、2年生の頃からこの職業を意識するようになっていました。当時は、お医者さんに掛かりたくても掛かれない方がたくさんいた時代です。近所の先生は、そんな患者さんがいると、医療費ももらうことなく出向いていっていました。叔父にもまた似たところがあって、いわゆる僻地医療にバイクで気軽に出掛けていたのです。2人に共通するお医者さんの有り様が、この職業を好ましいものと私に思わせてくれたのかもしれませんね。
私の専門である循環器は、救急で運ばれてきたような患者さんであっても、的確に治療をおこない、一山越えれば以前と同じよう元気を取り戻せるケースが多々あります。治療の効果が目に見えることにやりがいを感じ、この科を選んだということですね。
『西公園前クリニック』は1998年に開院いたしました。当初は自宅を少し改築しただけの、ほんとに細々とした診療所からのスタートでした。小さなクリニックではありましたが、とにかく地元の方を診ていこうという思いから始まったのです。

診々連携の充実が地域医療の助けに

家城 恵子 院長

開院当初は子供の頃に色々面倒を見ていただいてた同級生のお母さんくらいの世代が多かったのですが、あれから20年が経ち、同世代の患者さんがみえるようになって、それより若い方も徐々に増えてきたという感じでしょうか。
当クリニックは循環器を中心に診療しています。不整脈や心不全などの心臓病、それに加えて関連する高血圧や高脂血症などの生活習慣病を診る機会が多いですね。
恵まれたことにこの地域には、専門医の先生が多くいらっしゃいます。ですので、私の範疇を越えていると判断すれば、すみやかに専門の先生の元へご紹介しています。もちろん、安定してくれば私が引き続き診させていただくのですけども、地域の診々連携が密にとれているところは、この地域にお住まいの方々の安心につながっているのではないでしょうか。

丁寧にお話を聞いていくことをいつも心掛けて

家城 恵子 院長

動悸や息切れ、胸痛などの急性期的な症状があって来院された場合、まずは血圧や心電図をとり、緊急かどうかを判断します。検査の結果、緊急性がないと判明すれば、お話をじっくり聞き、必要ならばさらなる精密検査をお薦めすることになります。
心臓の病気は症状が一旦落ち着いてしまうと、心電図などに異常が見られないことが少なくないのです。ですから、ご自身で経過を観察していただくことが治療に必要になってきます。ここでは、痛い、苦しい、動悸がするといった細かな症状をすべて話してくださるようにお願いしています。あらかじめ、「こういう症状が起こるかもしれません…」とお話ししてしまうと暗示が掛かってしまい、それだけに目がいってしまいますからね。患者さんのお話を丁寧に聞く。それが私が第一に心掛けていることです。

治療を続けていただくための配慮が大切

狭心症や心不全については定期的に通院していただけば大丈夫ですので、むしろ、服薬がしっかり出来ているかどうかということに気を配っています。
人間のすることですから、お薬が飲めないことも、飲めなかったということもありますよね。それをとがめ立てするのは意味がないこと。飲めないのには理由があるわけですから、その理由を聞いた上で、お薬を変更したり減量したりといった工夫をこらしていきます。その前提として、何でも仰っていただけるような雰囲気作りが大切だと思っています。

こちらでは、院内処方と院外処方のどちらにも対応しています。他の医療機関を含めてさまざまな薬を飲まれている方は、1つの薬局でまとめてもらったほうが良いということもあるでしょうし、「薬局に行く時間がないから」と、こちらで受け取っていかれる方もおられます。
患者さんのご希望で、どちらでもいいのです。大事なことは、治療をしっかり続けていただくこと。そのために、出来るだけの配慮をしていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

丁寧にやろうとすればするほど時間が掛かり、待ち時間が増えてしまうのは申し訳ないのですけども、扱っている病気の性質上、しっかり話を聞いていくということを貫いていきたいと思っています。
心臓病やそれに付随する生活習慣病をコントロールしていくには、医師による定期的なチェックと、必要に応じての服薬や生活習慣の改善が欠かせません。脳卒中や心筋梗塞などの予防につなげるためにも、私たちと一緒に根気良く取り組んでいただけたらと思います。

※上記記事は2018年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

家城 恵子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ダイビング、音楽鑑賞
  • 好きな映画:SF
  • 座右の銘・好きな言葉:誠実
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:海

CLINIC INFORMATION