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尾崎 良太 院長

RYOTA OZAKI

エビデンスだけに頼らず、患者さんに合わせた治療を
早稲田地域の目のかかりつけ医

福島県立医科大学から東京大学大学院に進み、眼科を学ぶ。2003年から早稲田眼科診療所を開院(東西線「早稲田駅」から徒歩3分)。

尾崎 良太 院長

尾崎 良太 院長

早稲田眼科診療所

新宿区/馬場下町/早稲田駅

  • ●眼科

新旧世代が交錯する地域でその人に合った視え方を提案

尾崎 良太 院長

私の父は囲碁の棋士でした。いくつかの場所で囲碁を教えていたのですが、その中の一つに多摩地区の医師会がありました。医療関係を仕事にしている人が家族にいた訳ではないのですが、医師とのご縁はその頃からあったのかも知れません。不思議と当時、将来は医師になるのではという気がしていましたね。その後、開成高校から福島県立医科大学に進み、医師を目指しました。卒業後は東京大学大学院に進み、働く人や環境を扱う公衆衛生学を学んでいたのですが、オフィスのOA化と共に、目について興味を持つようになりました(東西線「早稲田駅」から徒歩3分)。お世話になっていた助教授に本郷三丁目のコンタクトレンズのシード社を紹介してもらったのもこの頃です。
当院のある地域は、江戸時代から続く古い住宅地です。昔からお住まいの方も多く、緑内障や白内障といった疾患でみえるご高齢の方もいらっしゃいますが、学生街ですので、やはり多いのは学生さんです。夏休みや冬休みなど、学校が休みになる時期以外は周辺の学生さんの割合が多いですね。近視やコンタクトのご相談などで受診されることが多いですが、アレルギーや花粉症や、頭が痛いとご相談にみえる方もいらっしゃいます。コンタクトの処方など、ゆっくりご相談されたいのであれば、学生さんが休みの期間や授業中がお勧めです(笑)。
最適な視力は大きく分けて、遠くを見る視力と近くを見る視力の2種類があります。日常で読書やパソコンをする場合は、近くが見えればいいのですが、車の運転では遠くが見える必要があります。目の状態によって目薬による治療のほか、メガネやコンタクトレンズでの矯正が必要なこともありますが、その方の生活に合ったアドバイスができればと考えています。周囲には東京女子医大や慶應義塾大学をはじめとして大病院が多いですし、診察の結果から眼科以外の疾患が疑われる場合は近隣の医療機関にご紹介します。安心してご相談いただけると思いますよ。

コンタクトレンズのソムリエとして最適の選択へと導く

尾崎 良太 院長

今日本では、およそ1500万人がコンタクトレンズを使用しています。患者さんを診察していて感じるのは、コンタクトレンズの度数が強すぎるなど、問題がある人が意外に多いことです。先ほどお話ししたように、日常必要な視力には近くと遠く2つの種類があります。車を運転しない方には、遠くがよく見える必要はあまりありませんよね。ですから闇雲に度数を上げるのではなく、その方の生活に合った視力に調節する必要があるわけです。
コンタクトレンズは昔と違い、機能や素材が多様化しています。遠近両用タイプや乱視用も非常に進歩し、さまざまなものがあるため、生活に合わせた物を選ぶには専門家からのアドバイスを受けるのが一番の近道なんです。今はネット通販やディスカウントストアなどでコンタクトレンズを気軽に購入できますが、基本的に入れたことのないレンズを購入するのはあまりおすすめできません。ネット通販で購入される方の中には、見えないとどんどん度数を上げてしまう方も多く、結果として過矯正といって度数が強くなりすぎます。乱視や老眼、ベースカーブと呼ばれるレンズの丸み、目に優しい酸素透過の多いタイプなど、考慮する項目があります。また、同じレンズでも、人により合う・合わないもあり、違和感や疲れを感じつつ使っている方も少なくありません。
当院にはコンタクトのご相談にいらっしゃる方も多く、どのレンズが必要なのかは目の状態を拝見すればだいたい分かります。いわばレンズのソムリエですね。仕事に使うものからおしゃれ用のカラーコンタクトまで用途に応じたご提案が可能ですので、コンタクトレンズのことで困ったらまずはご相談いただきたいですね。安全で使いやすい最適なものをご提案させていただきます。

エビデンスだけに頼らない診療を大切にする

尾崎 良太 院長

最近の医療の流れは、EBM(Evidence Based Medicine )、根拠に基づく医療が主流を占めています。この症状はこの病気の可能性があるなど、これまでの論文や実例を元に診療をおこなっていく考え方です。更にAI(人工知能)などを利用して、過去の症例から診断するという取り組みなども進みつつあり、効率の面からは一つのメリットがある方法ではないかと思います。
しかし一方で、そうした確率だけでは分からない症例や、分類できないものも存在します。医療の現場ではデータにないから想定外、という状況や、確率だけでは分からないことも少なくないんです。例えば以前、目や頭が痛くて寝られないという方がお見えになりました。片頭痛も疑われましたが、どうにもおかしい。念のため外部の医療機関にご紹介をして調べてもらったところ、がんが見つかりました。これはもう直感というほかないのですが、こうした感覚はAIにはない、人の介在する医療でのみできることです。ですから当院では、対面して患者さんの状態やお体の様子を見る診察を大切にしています。最近は遠隔診療を導入しましたが、正直、期待外れでした。普通に診察でお話をしていて、何かおかしいなと感じたら詳細な検査をお勧めすることもありますよ。企業や地域でおこなう健康診断では眼科領域は検査項目が少ないのが現状です。目の病気も早期発見、早期治療が大切。年に一度は検査をしていただきたいと思います。ちなみに私も知り合いのドクターに毎年一度、お中元持参で診察してもらっていますよ(笑)。

小さいころからの近視対策にも力を入れる

先ほどコンタクトが進化しているというお話をしましたが、医療の世界は日進月歩。眼科の世界も例外ではありません。たとえばよく健康診断レベルで指摘されることが多いのが、視神経乳頭の陥凹拡大といった目の解剖学的な変化です。実は私もこの状態です。以前であれば、緑内障と判断された症状ですが、今の医学では必ずしもそうではありません。ですから昔、この状態と診断された方は不必要な目薬をずっと使い続けている可能性もあります。ちょっとした目の異常を発見することや、本当に必要な治療を見極めるためにも日頃から経過観察をしておくことが一番大切ですので、定期的に眼科での診察を受けてください。
また、当院では近視の早期発見と治療にも力を入れています。お子さんであれば、オルソケラトロジーというコンタクトを使用した視力矯正法がお勧めの一つです。これは夜寝る前に特殊なコンタクトをつけて寝ることで、目を矯正してくれる方法です。近視治療は子どもの頃からの予防が大切です。しかし、お子さんは、自分で眼が悪いと気付かないことも多く、症状を訴えないことも多いので、親御さんが気づいてあげることが大切です。例えば道を一緒に歩いていて、遠くの文字や看板について聞いてみて、見えているか確認すると良いでしょう。漢字のテストになります(笑)一方の目だけが悪いこともありますので、片目を隠しておこなうことがポイントです。また、最近の研究では1日80分、太陽の光を浴びると近視がすすみにくいことがわかってきました。進化の過程でいえば目はもともと光を感じるセンサーですからね。子どもは目の見え方がおかしくても何も言わないことがほとんどですので、普段からのケアを含め、親が気をつけてあげて欲しいですね。

これから受診される患者さんへ

読書や仕事など近い場所を見続ける場合、10分や15分の頻度でちょっと顔を上げて遠くを見ることで目が休まります。遠くといっても、窓の外を見る必要はなく、室内の離れた場所にあるもの、例えば壁の上に掛っている時計やカレンダーで日付を確認する程度で大丈夫です。
目は神経の一部ですから、一度痛むとなかなか治りません。また、眼科の病気は悪くなってしまうとなかなか治療効果が出づらいのが特徴です。病気が発見しにくいことも多く、お子さんだけでなく、大人の方でも悪い見え方に慣れてしまうものです。ですから、なるべく1年に1度は検査をしなくてはなりません。目の健康診断として、年に1度は専門の眼科医のもとで目のチェックをしてください。当院は東西線「早稲田駅」から徒歩3分、目の症状以外にもコンタクトレンズのご相談など、気になることがあれば気軽にお足をお運びください。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

尾崎 良太 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:美術鑑賞
  • 好きな本・作家:「チャップリン自伝」、「フロイト自伝」、ミルトン「失楽園」
  • 好きな映画:ショーンコネリーの「007」
  • 好きな言葉・座右の銘:Time will tell
  • 好きな音楽・アーティスト:JSバッハ、モーツァルト
  • 好きな場所・観光地:早稲田

グラフで見る『尾崎 良太 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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