クリニックばんびぃに
港区/白金台/白金台駅
- 小児科
- 内科
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時田 章史 院長への独自インタビュー
小児科医の父の背中を追って医師へ
父は昔ながらの実直な小児科医で、地域の患者さまに慕われ信頼も得ていました。そんな父の背中を見ていたもので、自然と小児科医の道へ導かれましたね。開業に際し白金台駅周辺を見渡してみると、ここは港区・目黒区・品川区・渋谷区の区境で小児科専門医が少なかったのでより多くのかたの力になれればと、この土地を選びました。クリニック全体を通して、ヨーロッパの子供部屋のような柔らかさとスタイリッシュさを兼ね備えた内装もお母さまたちからご好評を頂いております。実は内装は妻と、妻の友人で著名なインテリアコーディネーターのかたが手掛けてくれたんですよ。公私ともに良きパートナーである妻は、看護師かつクリニックの総合的なマネージメントを買って出てくれているんです。私と妻の共通認識として、クリニックにお越しになるお子さまに楽しんでもらいたいのはもちろんのこと、普段子育てで大変なお母さまが少しでも安らげて子育ての疲れを癒せるような空間にしたかったんです。
ささやかな悩みも気軽に解消できる『プレイスタイル乳児健診』
脱水症状や肺炎などでお越しいただても、なるべく外来で完結出来るように個室を3つ用意してあります。点滴室など仰々しい名前ではなく、その部屋のテーマに合わせて『小鳥の部屋』など、親しみやすい名称にしてあります。レントゲン室も通常は寒々しい印象になりがちなので、つとめて明るく温かい空間にしつらえました。またクリニックのひとつの特徴は、楽しい乳児健診をコンセプトとした『プレイスタイル乳児健診』。一般的な乳児健診はお母さまが重たいマザーズバッグを持ち、お子さまを抱っこしながら体重などを計測後、栄養士の元へそして診察室へ、と院内を東奔西走しないといけないんです。そんな負担を強いるのなら、いっそのことピクニックのような雰囲気で乳児健診もできないものかなと考えましたね。試行錯誤したのち、マットを敷いた多目的室にて同じ月齢のグループに分け、お母さまもお子さまもリラックスした空間で遊びながらの健診を実施することに。基本的にオープンな状態なので昨今のプライバシー保護の意識が高まるなか、どこまで受け入れられるのかと考えましたが蓋を開けてみたらかなりの反響がありました。このスタイルが逆にお母さま同士の交流や、子育てにおける生きた情報を交換する場としても機能していて、予想外の嬉しい展開ですね。いまでは評判を聞きつけて遠方からお越しいただくかたも。このスタイルは2013年に日本外来小児科学会で優秀演題賞を頂き、これからも日本国内のみならず、世界にも発信していけたらと思っています。