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森 吉臣 院長

YOSHIOMI MORI

世界各国の最新療法を紹介、実践する
日本初のアンチエイジングクリニック

日本大学医学部卒業後、同大学院医学研究科、追浜中央病院内科、皮膚科、米カリフォルニア大学付属病院腎研究室、獨協医科大学等の勤務を経て、2005年赤坂アンチエイジングクリニックを開院。2012年、医療法人社団健若会を設立。獨協大学名誉教授。2015年、マイクロウェーブを応用した臨床検査機器の開発、病理検査の迅速化と精度向上に貢献したことが評価され、東久邇宮褒賞を受賞。

森 吉臣 院長

森 吉臣 院長

東京予防医療クリニック

港区/赤坂/赤坂駅

  • ●内科
  • ●整形外科
  • ●美容皮膚科

病気を治すのではない、病気にならない体を作るのがアンチエイジング

森 吉臣 院長

アンチエイジング、日本語では抗加齢といいますが、簡単に言うと“老化を遅らせ、病気にならない体をつくる”という意味になります。当院はこのアンチエイジングを目指した日本で初めてのクリニックです。この言葉がアメリカで出てきた頃、私は大学教授を辞任して渡米し研究を重ね、帰国後の2005年に当院の前身である「赤坂アンチエイジングクリニック」を開院しました。
この言葉の根本にあるのは「病気になる前に防ぐ」=予防医学の考えです。でも当時も今も、なかなか世間からの理解は得にくいですね。アンチエイジング=美容医療、もしくはなんだかよくわからない、と思われている。当院でも美容医療は行いますが順番が違うのです。 なによりも先に来るのは、まず老化を最大限遅らせる体を作り、病気になることを防ぐということ。美容はその次です。
当院はアンチエイジング科、美容皮膚科などから成り、お役所的な事情からそれぞれ同じビル内の別のクリニックとして運営してきましたが、今年の1月にはすべてひとつのクリニックとして統合し、さらに整形外科が加わりました。再生医療の技術を使って軟骨を蘇らせ、膝の痛みを解消できるようになったからです。しかも保険がきく。これは画期的なことだと思い、専門医師を呼んで新しく科目を作ったのです。この再生医療なら根本から骨や細胞を修復することができます。ここが大事なところなんですよ。整形外科に限らず“根本から治すこと”、これこそ当院が最終的に目指していることだからです。

早期発見・早期治療よりも以前の、病気にならない体を作る

森 吉臣 院長

予防医学を意識するようになったきっかけは、がんです。先進国のなかで日本だけが年々がんにかかる人が増えていて、おかしいと思ったんですね。なぜか。突き詰めると、日本の医療に予防という概念がなかったからなのです。そもそも日本では、今も昔も予防に対しては保険は支払われないことになっている。これはどう考えても変ですよ。だって病気になったらようやく病院へ行く、つまり病気になるまで待っている、ということじゃないですか。このような体制ではがんどころかどんな患者も減りません。
誰でも平等に病院にかかることができる日本の保険制度は世界一だと言われます。それは確かにそうなのですが、問題も多く抱えています。予防に適用されないこともそのひとつ。そして保険制度が賞賛されすぎたせいで、保険診療以外はいんちき臭いという印象ができてしまったことも弊害ですね。日本で自由診療をすることはかなりリスキーです。ですが、それでもあえてこの固く保護された世界の外でやっていこうと決めました。保険のきかない、しかし外国では普及しているたくさんの有効な療法を紹介し、求める人には提供したいと思うからです。患者さんにはこのような療法があるんだと知る権利があります。知ったうえで、やるやらないを決めるべきだと思うのです。

生まれたことは奇跡中の奇跡。ならば生きれる限り生きたい、生かしたい。

森 吉臣 院長

アンチエイジングの目指す指標はオプティマヘルス=その年齢で最大限の健康を得ること。生理的な老化は受け入れましょう、でも病的な老化は防ぎましょうということです。生理的な老化だけなら、人間は120歳まで生きられるんですよ。日本女性の平均寿命は86歳ですが、これで長寿だと浮かれている場合じゃないです、だって本来よりも40年近くも縮めて生きているんですから。本当はまだまだ生きられるんです。もったいないじゃないですか。生まれたことは奇跡中の奇跡です。なら、とことん味わい尽くしたいですよね。
もちろん、長く生きればいいのか、という言い分もあるでしょう。全ての人が必ず120歳まで生きるべきとは言いません。でももし、まだやりたいことがある、生きていることを楽しんでいるという人がいたら、応援したいです。できることはやって快適に健康に長生き…これを当院では“若生き”と呼んでいます…しましょうよ、と言いたい。江戸や明治時代なら120歳なんて夢のまた夢の話でした。でも今なら、実現可能なんですから。
この考えをもとに様々な療法を行なっていますが、当院の患者さんは五年後のがん再発率が劇的に低いんですよ。体内に蓄積された毒素を出し、不足している栄養素を補い、寝ている細胞を活性化させてがんを再発させない体を作ります。
通常、がんになって一度寛解すると、あとは年に一度の検査をするのが普通ですよね。で、再発していたら治療を再開する…。でもそれって先程も言ったように、病気になるのを待っている状態なんですよ。そうではなく、なる前に、ならないように手を打つ。根本からがんにならない体をつくる。これが大事なんです。
ほかの病気でも同じです。検査でホルモン分泌量が低下していることがわかったら、将来の骨粗鬆症が予測される、だから正常に戻しておけばならずにすむ。よく言われる早期発見・早期治療という言葉ですが、これも病気になってからのお話で、なる前ではない。だから当院とはまるきり意識の持ち方が違うんですね。

元気な体の鍵はミトコンドリアと腸を活性化すること

病的な老化をしてしまう主な原因はストレス、栄養の偏り、体内にたまった毒素、です。毒素とは汚れた空気や水銀など食品に微量に含まれているものが蓄積されたもの。ストレスと栄養の偏りは現代なら誰でも避けられません。がん再発防止療法と同様、まずは検査で体の状態をチェックし、不要なものをのぞき必要なものをサプリメント等で補充する。そしてオゾン療法や水素療法などで血液や細胞を活性化させます。
誰にとっても大事なのは体内のエネルギー工場であるミトコンドリアと、腸内を元気にすることですね。腸は全てのベースです。腸の状態が悪いとアレルギー、がん、動脈硬化、糖尿病とあらゆる病気を引き起こします。精神面でにも影響しますので、うつも誘発する。そもそもどんなに良いものを取り入れても腸がおかしければ消化も吸収もできないわけですし、悪いものを排出することもできない。当院では2兆個の腸内細菌を直接腸に移植する療法も行っています。善玉菌が完全にいなくなっている腸の人は何を食べても増やせないので、移植するんですよ。
ミトコンドリアを活性化するには、血液オゾンバイタル療法が最も人気があり、効果的です。なにかひとつ、といったらこれでしょう。医療用オゾンガスを使って血液を活性化するものです。簡単に言うと、寝ている細胞を起こしてあげる。自分がもともともっている力、自然治癒力が活きるよう手助けする療法なんです。免疫力とミトコンドリアによるエネルギー生産が増し、同時に抗酸化酵素も増えますので、体内酸化も防ぎます。施術後はものすごく元気になりますよ。

これから受診される患者さんへ

健康が気になるすべての人に来て頂きたいですね。当院にいらっしゃるのは、例えば企業家の方で、“もう年なんだけど、でもまだまだ仕事を辞めるわけにはいかない”という、貪欲に生きていらっしゃる方などが多いです。でも反対に、“元気が出なくて困っている”という人も少なくない。“とにかく調子が悪くて、でもどこの病院でも原因不明と言われて”とドクターショッピングをしてきた方がここにたどりついて…などです。当院は一般の医院とは考え方の基本が違いますから、今まではだめだったけどここでなら解決するということも大いにあります。メンタルケアも最新脳科学を利用して行っていますし、全身のあらゆる悩みについてご相談ください。赤坂駅からすぐで、交通も便利です。
保険制度の外で新しい治療を試みているので、いろいろと大変なのは事実です。患者さんの訴えをお聞きし、さらにアンチエイジングという言葉からクリニックの方針までを説明しているのでいつも初診には1時間くらいかかります。でもこのような地道な方法しか、当院のやり方を理解していただく方法はないんですよね。そして満足してくださった患者さんが知りあいに口コミで伝えてくださり、それを聞いた方が来てくださる…時間はかかりますが、確実に信用を得ていくには結局これしかありません。“アンチエイジング”という言葉が医療用語として使えなくなったり等、制度の無理解とも戦わなければならないし(笑)、まだまだやりたいこと、やるべきことはありますので、私も120歳まで生きるつもりですよ。

※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

森 吉臣 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味&特技:ダイビング
  • 好きな音楽:JAZZ
  • 好きな場所:沖縄
  • 好きな言葉 座右の銘:塞翁が馬

グラフで見る『森 吉臣 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

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