東京予防医療クリニック
港区/赤坂/赤坂駅
- 内科
- 整形外科
- 美容皮膚科
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森 吉臣 院長への独自インタビュー
病気を治すのではない、病気にならない体を作るのがアンチエイジング
アンチエイジング、日本語では抗加齢といいますが、簡単に言うと“老化を遅らせ、病気にならない体をつくる”という意味になります。当院はこのアンチエイジングを目指した日本で初めてのクリニックです。この言葉がアメリカで出てきた頃、私は大学教授を辞任して渡米し研究を重ね、帰国後の2005年に当院の前身である「赤坂アンチエイジングクリニック」を開院しました。
この言葉の根本にあるのは「病気になる前に防ぐ」=予防医学の考えです。でも当時も今も、なかなか世間からの理解は得にくいですね。アンチエイジング=美容医療、もしくはなんだかよくわからない、と思われている。当院でも美容医療は行いますが順番が違うのです。 なによりも先に来るのは、まず老化を最大限遅らせる体を作り、病気になることを防ぐということ。美容はその次です。
当院はアンチエイジング科、美容皮膚科などから成り、お役所的な事情からそれぞれ同じビル内の別のクリニックとして運営してきましたが、今年の1月にはすべてひとつのクリニックとして統合し、さらに整形外科が加わりました。再生医療の技術を使って軟骨を蘇らせ、膝の痛みを解消できるようになったからです。しかも保険がきく。これは画期的なことだと思い、専門医師を呼んで新しく科目を作ったのです。この再生医療なら根本から骨や細胞を修復することができます。ここが大事なところなんですよ。整形外科に限らず“根本から治すこと”、これこそ当院が最終的に目指していることだからです。
早期発見・早期治療よりも以前の、病気にならない体を作る
予防医学を意識するようになったきっかけは、がんです。先進国のなかで日本だけが年々がんにかかる人が増えていて、おかしいと思ったんですね。なぜか。突き詰めると、日本の医療に予防という概念がなかったからなのです。そもそも日本では、今も昔も予防に対しては保険は支払われないことになっている。これはどう考えても変ですよ。だって病気になったらようやく病院へ行く、つまり病気になるまで待っている、ということじゃないですか。このような体制ではがんどころかどんな患者も減りません。
誰でも平等に病院にかかることができる日本の保険制度は世界一だと言われます。それは確かにそうなのですが、問題も多く抱えています。予防に適用されないこともそのひとつ。そして保険制度が賞賛されすぎたせいで、保険診療以外はいんちき臭いという印象ができてしまったことも弊害ですね。日本で自由診療をすることはかなりリスキーです。ですが、それでもあえてこの固く保護された世界の外でやっていこうと決めました。保険のきかない、しかし外国では普及しているたくさんの有効な療法を紹介し、求める人には提供したいと思うからです。患者さんにはこのような療法があるんだと知る権利があります。知ったうえで、やるやらないを決めるべきだと思うのです。