麹町リバース今井整形外科クリニック
千代田区/麹町/麹町駅
- 整形外科
- リハビリテーション科
- 漢方内科
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今井 大 院長への独自インタビュー
西洋医学と東洋医学のコラボレーション
医師を志したのは8歳の時でした。私の両親は鍼灸師で、もともとここは、1階から3階まですべて鍼灸治療院だったのです。当時は鍼灸師が30人いたくらいで、規模としては有数のものだったと思います。私は幼心に「ここを継ぎたい」と相談したところ、「あなたはお医者さんになりなさい」と両親から勧められました。職人の世界ですからね、年が若いと誰もついてこない。だったら同じ医療の道で、医師を目指しなさいということで、以来、まっすぐにこの道を歩んできたのです。
整形外科を選んだのは、鍼灸との関わりが最も濃いと思われたのが1つ。それから、この科の特性として、患者さんとの距離が近いことがありました。整形外科の患者さんは、身体のどこかに問題を抱えていても心が元気なものですから、対等の立場でお話が出来ますし、感謝の伝え方もストレートなんですね。もちろん、その逆もしかりですが、コミュニケーションをはかりながら一緒にゴールに向かっていける点を魅力と感じたのです。
『麹町リバース 今井整形外科クリニック』は2014年に開院いたしました。開業にあたっては1階と2階をクリニックのスペースとさせてもらい、3階を鍼灸治療院という造りにしました。鍼灸に訪れる方は何かしら整形外科的なお悩みを抱えていることが多く、必要な場合、クリニックでレントゲンを撮り、治療をおこなうケースもあり、その逆もまたあります。改装にあたって鍼灸治療院では珍しい、1つひとつを個室とし、現代的な造りとしたのも好評のようです。
オフィス街の整形外科ならではの特徴
この辺りはオフィス街なものですから、患者さんは30代から60歳くらいまでのお勤めの方が多く来医院されます。
若い方の訴えで多いのは、いわゆるストレートネックに由来する首痛や肩こりです。本来、首の骨は真っすぐではなく彎曲(わんきょく)しているものなのですが、ノートパソコンやスマホの使用で前に傾いた体勢が長期間続きますと、首の反りがなくなり、真っすぐに近い状態になることがあります。それによって首周辺の筋肉に張りが生じ、首痛や肩こり以外に、手足のしびれ、腰痛などの症状が起こるのです。これがもう少し年齢を経てくると、今度は頚椎症性神経根症(けいついせいしんけいこんしょう)という病気が疑われるようになります。この病気は症状はストレートネックと似ていますけども、加齢に伴う頸椎の変成によって症状が起こるものなのです。
また最近は、ジョギング等、スポーツに親しまれている方が多く、それが元で膝を傷める方が少なくありません。これは一般の整形外科でよく見られるような、ご高齢の方の膝痛とは要因が異なります。加齢で骨が変形しているわけではありませんから、治療をすることによって大半の方が改善に向かいます。ただし、治ったからといって油断はしないで、適度な運動を心掛けていただくのが肝要です。
今井大先生は大学の後輩になります。当時から責任感があって、バイタリティーにあふれていました。整形外科全般に深い知識をお持ちで、漢方にも目を向けた治療をおこなっておられます。